FXで成功するコツは何か…。この究極とも言える疑問に対して、回答を出します。
技術的な問題から精神的な問題まで、いろいろあります。
FXのコツとは
ここで考えるFXのコツとは、「FXで継続的にプラスの成績を出すための技術」とします。
月単位で見ればマイナスがあっても、確定申告では必ずプラス。そうなることを目指します。
単発で一気に大成功したい場合
なお、継続的に勝てなくてもいいから、一気に大きく勝てるコツを探したい場合もあるでしょう。この場合、下の2つの記事にヒントがあるように思います。
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ある主婦の成功と失敗(結局、破産したかも?)
ゆったり為替は、日中あちこちをブラブラすることがあります。これは、普段出入りしている店で聞いたお話です。 主婦が、良く分からないまま大儲け そこのご主人によると・・・ その店のお客さんである主婦が、何 ...
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この記事でご案内している主婦は、どうやら大損したような感じです。しかし、最初に大勝しています。これを再現すればOKです。
ゆったり為替には不可能な技ですが、一気に成功できるコツだと言えます。
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宝くじとFXを比較
宝くじとFXでは、どちらが有利でしょうか。 この二つは分野が異なりますが、「自分のお金を投じて、当たれば増える、外せば減る(ゼロになる)」という点で共通しています。そこで、この二つを比較しましょう。 ...
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また、こちらのリンクでは、宝くじとFXのコストについて比較しています。宝くじは、事実上の税金と諸経費の合計が、購入代金の50%を超えます。
FXと比べると、桁違いに不利です。そこで、宝くじを買うようなイメージで、FXをします。
まさに宝くじ的トレードですが、手数料率は宝くじよりも圧倒的に安いです。予想が当たれば、一獲千金です。
単発で一気に稼ぐ場合の注意点
この方法の注意点は、繰り返しの成功を期待しないことです。
為替レートは上に動くか下に動くか、2つに1つです。すると、何度か挑戦すると大成功する可能性があります。
成功すると、「次もイケる!」と考えて全額投入したくなるかもしれません。これをやると、今までの利益を全部吹き飛ばす可能性があります。
1回大成功したら、FXをやめて利益を確実に確保する、それくらいが良さそうです。
では、一獲千金でなく、継続的にFXでプラスにするコツを考えましょう。
大負けしない
大負けしないことは、FXで継続的にプラスにするために重要な点です。
下の記事では、大負けすると復活するのがあまりに大変だということを、数字で説明しています。
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損失からの復活に必要な利益率
FXで大きな損失を出すと、精神的に痛いです。しかし、時間が経過すれば、次第に痛みが和らいできます。 「よし、もう一度頑張ろう」となるのですが、ひとたび大きな損失を出してしまうと、回復は大変な道のりにな ...
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例えば、自己資金が100万円だとしましょう。20万円損して、80万円になりました。この時、80万円スタートでもとの100万円にするには、25%の利益率(20万円)が必要です。
80万円×25%=20万円
損する時は20%だったのに、回復するには25%必要です。
同様にして、50万円損したとしましょう。元本は50万円になりました。50万円を使って100万円に復活させるには、100%の利益(50万円)が必要です。
50万円×100%=50万円
損する時は50%だったのに、回復するには100%が必要です。
すなわち、損すればするほど、回復するために高い利益率が必要になります。よって、いかに損失額を小さく抑えるか?が重要な論点になります。
損すること自体は、FXなので仕方ありません。適切な損切りは、長生きするために必要です。回避すべきは、大きな損失です。
そこで、取引額に対して、1回の損失額を小さく抑えます。
勝てる方法で取引する
今は、FXで勝てる人が様々な方法でトレード手法を公開しています。youtubeだったり、ブログだったり。
短期トレードでyoutubeの公開トレードをしている場合は、信頼性が高いです。今まさに、目の前でトレードしているわけですから。
ゆったり為替の場合、中長期です。youtubeに全然向かないですが、ブログでご案内できます。
豪ドル円のリピート系注文が、典型的な超長期トレードです。
スワップポイントが大幅マイナスに転じてしまったり、豪ドル円=40円などになってしまったりしない限り、成功できるはずです。
(ちなみに、過去の円高記録は55円です。)
いずれにしましても、実際にトレードで勝っている様子を公開してくれているのですから、それをマネすればOKということになります。
この場合、自分なりのアレンジを加えることがあるでしょう。このアレンジですが、要注意です。
可能なら、アレンジしない方が良い
トレードする人と、それをマネしようとしている人は、違う人です。すなわち、FXに対する姿勢は全く異なります。
- 資金力
- 損失に対する耐性
- どれくらい稼ぎたいか
- 何連敗まで精神的に耐えられるか
- FXにどれだけ時間を使えるか
- どこまで本気で勉強できるか など
ということは、自分の性格に合わせたトレードをする必要があります。
成功している人の手法をマネすると言っても、自分の性格に全く合わない方法だったら、苦痛ばかりで一向に成績が伸びないかもしれません。
そこで、自分なりにアレンジを加えます。しかし、これが問題です。
- トレードの成功者:FXで利益を上げられる
- マネする人:FXでこれから頑張る
要するに、「FXで勝てない人が、FXで勝っている人の手法を変えようとしている」という状態です。直観的に考えても、負けの確率が高くなると分かります。
よって、多少のアレンジはやむを得ないながら、アレンジはしない方がよいでしょう。
自分の性格を知る
上のアレンジに関連して確認したいのは、自分の性格です。
例えば、自分の性格は長期トレード向きであり、短期トレードに全く向かないとしましょう。この場合、短期トレードで成功しようと思うと、大変なことになります。
そもそも性格が合わないので、勝てる手法であっても対応が難しくなります。
では、自分用にアレンジすれば良いか?といっても、そもそも性格が合わないものをどのようにアレンジしても、結局は成功できないでしょう。
アレンジすることにより、さらに状況がひどくなるかもしれません。
そこで、自分の性格を確認しましょう。ゆったり為替の場合、以下の通りです。どう見ても、短期向きにみえません。長期向きです。
- チャートをじっと見て1日を過ごすのは、避けたい。
- 1日10分くらいのトレードにしたい
- FXをしていないときは、FXをきれいさっぱり忘れたい
- 可能なら、完全放置で勝手に稼いでほしい
自分のトレード性格を知る方法
では、どうやれば、トレードに関する自分の性格が分かるでしょうか。
「とにかく、いろいろトレードしてみる」しかない、と考えられます。自分のトレード性格は、他人には分かりません。かといって、自分なら知っているかと言えば、知りません。
ならば、手当たり次第にトレードをしてみるしかありません。そうする中で、自分はどの分野に素養があるのか、徐々に把握します。
また、自分の生活リズムを元にして考える、という方法もアリでしょう。
例えば、「毎朝7時に家を出て働き、夜7時に帰宅する」という生活リズムの場合、日中のデイトレードはできません。選択肢は、以下の通りでしょう。
- 夜のスキャルピング
- 夜のデイトレード
- 朝のスイングトレード
- 週足~月足を使ったトレード
- 放置できる自動売買
自分の性格は、どれが最も適しているでしょうか。眺めていてもわかりません。全部やってみる、これしかありません。
数多くの手法や考え方でトレードをやり込んで、自分の性格を把握します。
なお、この過程で、大損になってはいけません。デモトレードなら1円も損しないのでOKですが、緊張感が出ません。そこで、小さな金額で取引できるFX口座を使う案があります。
1トレードで100円の損益という感じなら、FXをやり込んでも大した損になりません。
(逆に、大した利益にもなりませんが、自分の性格はどこにあるのか?というのを探している段階です。そもそも、勝ちを期待するのは難しいでしょう。)
少額で取引できて、自動売買もできて、口座を作るだけでキャッシュバック1,000円を自動的にもらえるFX口座として、マネーパートナーズ【FXnano口座】を挙げることができます。
勝てる場面だけ取引する
いざ、トレードを始めると、あることに気付きます。意外に待ち時間が長くて、なかなかトレードできないということです。
どの手法を見ても、チャートが特定の形になるときにトレードします。すなわち、その形ができるまで、延々と待ち続けなければなりません。
しかし、トレードするためにチャートを見ているのであって、時間つぶしでチャートを見ているわけではありません。
つまらないです。
すると、トレードしたいという気持ちを抑えられなくなります。
「今勉強しているパターンとは違うけれど、ここは買いでしょ!」
という感じで、思わずトレードしてしまいます。
為替レートは、上昇するか下落するか、2つしかありません。よって、そんな感じでトレードしても、利食いできる場合は少なくありません。
しかし、長期間それを続けると、結局は負けで終わってしまいます。
すると、自分のやり方が良くないにもかかわらず、「この手法は勝てない!」などと手法のせいにしてしまい、別の手法を探しにかかります
これでは、いつまでたっても成功できそうにありません。
やり込む
そして、これだ!という方法を見つけたら、それをひたすら実行して極めます。
同じ事を繰り返すという意味ではなく、自分のトレードで良かった点は維持し、良くなかった点は修正しながら、繰り返します。
適切に行動しても、損切りになる場合があるでしょう。そのとき、たまたま損切りになってしまったのか、自分の行動が良くなかったのか、判断しなければなりません。
これが、少々難しい可能性があります。
学校の勉強と比較
私たちは、小中高(大学)で勉強して、社会人になります。社会人になってからも、毎日が勉強です。
学校には先生がいて、教科書もあって、学友もいます。
一方、FXの場合、口座開設さえすれば、誰でも取引できます。そして、取引して、勝てません。それは当然です。
学校の勉強と比較するまでもなく、ちゃんと勉強していないからです。
初心者からプロまでが無差別級で入り乱れて戦う相場において、初心者が勝ち続けられるほど簡単な世界ではありません(単発で勝つのはできます)。
一般的には、学校のように準備された教科書や先生はありません。自分で勉強します。
(何かの本を教科書にする場合でも、どれを教科書にするか、自分で選ばなければなりません。)
この段階をクリアすると、継続的にプラスの成績になれることでしょう。
負けたのは、全部自分の責任
トレードでうまくいかないと、自分以外の誰かのせいにしたくなります。
- トレード手法が悪い
- 相場が良くなかった
- あの要人が変な発言をしたのが悪い
- あの人の予想は当たらない など
しかし、特定の手法で取引することや、いつ取引するかなど、だれも強制していません。
すべて、自分で考えて取引しています。
相場予想が外れまくりの、どうしようもない専門家の意見であっても、それを採用したのは自分です。誰も、その専門家の意見を採用するように強制していません。
自分が勝てない理由を、自分以外の何かのせいにしていると、成長できません。なぜなら、悪いのは他人であって自分でないからです。
他人に責任があるとなれば、自分の行動を修正できません。
しかし、どんな結果になっても、トレードした本人に責任があります。
なぜそのトレードをしたのかを考え、次につなげます。最初はミスばかりでもおかしくありません。徐々に改善できればOKです。
まとめ
以上、数多くのコツを考えてきました。継続的にプラスにするためのコツは、地味な内容が多いです。
アッと驚くような奇抜なマジックはないことが分かります。地道に、一つ一つ達成していきましょう。
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