トライオートFX【リアルトレード】
ゆったり為替のリアルトレード成績をご案内します。取引設定をざっくりと書くなら、「トラリピを巨大な範囲に設定する」です(トライオートFXを使っていますが)。
2016年7月から、公開で自動売買してきましたが、2020年4月でいったん終了です。収益を伸ばすためです(公開にすると、どうしてもストレスになります)。詳細は下の記事で。
-
トライオートFXの公開トレードを中止。収益増を目指す
2016年7月から続けてきた公開トレードですが、ここでいったん終了することにしました。目指すは、トライオートFXでの収益大幅アップです。 トライオートFX公開トレードの成績 下は、2020年4月末まで ...
続きを見る
リアルトレード【自動売買】の成績
リアルトレードの成績グラフは、以下の通りです。毎月更新します。
累積実現損益 | +692,778円 |
評価損益 | △561,028円 |
合計 | +131,750円 |
赤色の線(利食いとスワップポイントの合計)は、順調に右肩上がりになっています。
それに比べると、青線(評価損益を加えたもの)の直近は、大きく下落したり上昇したりと、激しい動きです。
これは、取引開始以来の為替レートの動きが原因です。下の週足ラインチャートをご覧ください(赤く塗りつぶされている部分は、現時点の保有ポジションを買った位置です)。
全体的に、円高傾向です。そして、この公開トレードは買いの取引です。
円高トレンドのときに買えば、大損になるはずです。しかし、損益グラフの通り、直近でプラスになっています。これが、超長期のトライオートFXのメリットです。
円高でも健闘しているのに、将来、円安傾向に戻ったらどうでしょう?素晴らしい成果を期待できます。しかも、放置可能な自動売買です。
では、さらに円高になったらどうなる?ですが、含み損が大きくなります。しかし、余裕で推移を見ています。
なぜなら、過去最低値の55円になっても強制ロスカットにならず、余裕で耐えられるからです。現時点で、40円台前半になっても大丈夫です。
為替レートは、長期的に見て上下動します。今は円高でも、年単位で見れば再び円安になるでしょう?という姿勢です。
超円高になったら、長期保有のポジションを持ちます。将来、円安に戻るときに、しっかりと利食いします。
取引設定
このリアルトレードは、「可能なら永遠のトレード継続」を目標にしています。値動きが許すなら、20年でも30年でも、自動売買を継続したいです。
そして、機会を見て複利運用もします。すなわち、老後資金の一部をカバーするというイメージです。
取引設定は、以下の通りです。
- 通貨ペア:豪ドル円
- 売買方向:買い
- 取引範囲:55.00円~84.80円
- 注文数量:1,000通貨
- 発注頻度:20銭ごと
- その他:超円高になったら、長期保有で買う。複利運用アリ。
直近の設定変更
2020年2月時点で、以下の通り設定を変更しています。
十分利食いしましたし、安全度をさらに高くする取引設定に変更しました。
豪ドル円=50円台になるのが希望です。含み損が大きくなりますが、長期保有の買いを実行できます。
その後の円安復帰に期待です。
通貨ペア
通貨ペアは、豪ドル/円です。
キーワード「永遠」を実現するには、先進国通貨ペアです。新興国は安定性で不安があります。また、スワップポイントは常にプラスで、超長期でレンジになっている必要があります。
下のチャートは、豪ドル/円です。1995年からの値動きは、レンジになっています。
スワップポイント
スワップポイントがプラスになったりマイナスになったりすると、気持ちが落ち着きません。放置して勝手に利食いしてもらうには、スワップポイントはプラスが望ましいです。
下は、オーストラリアと日本の政策金利を比較したものです。
今後の政策金利の推移は不明です。しかし、過去から現在までの推移が継続するなら、今後もオーストラリアの政策金利は、日本よりも高いでしょう。
上のグラフの右端では、豪州は+0.25%、日本は△0.1%です。差はわずかです。しかし、プラスとマイナスの間の壁は、とても高いと予想できます。
すなわち、豪ドル/円を買えば、スワップポイントはプラスになると期待できます。
買い注文の設定頻度
今回のトレードでは、20銭円高になるたびに買うという設定を採用しました。
取引回数を多くするには、10銭ごとにした方が良いです。しかし、注文本数が多くなりすぎて、管理が面倒くさいです。
逆に、管理の簡単さを求めるなら、50銭ごとに買うのが良いでしょう。しかし、利食い頻度が少なくて、あまり面白くありません。
そこで、20銭ごとに買う設定にしました。この考え方ならば、25銭ごとでも良いのでは?という話になりますが、この辺りは個人の好みでOKです。
損切り位置
キーワードが「永遠」なら、損切り回避が必要です。そこで、過去の円高記録(55円)になっても大丈夫な資金管理をします。
スワップポイントと利食いで、証拠金が増えていきます。よって、強制ロスカットになる為替レートは、毎日少しずつ円高方向に移動します。
すなわち、取引を継続すればするほど、円高への抵抗力が強くなります。
利食い幅
現在の設定では、利食い幅を主に60銭にしています。
しかし、豪ドル/円の値動きが大きくなれば、80銭くらいにするのが有利です。値動きによっては、80銭を中心にします。
複利運用
獲得した資金は、そのまま口座に残してもOKです。そうすれば、円高への抵抗力が強くなります。
しかし、このリアルトレードでは、獲得資金の50%を上限として複利運用をします。すなわち、獲得した資金を使って、少しずつ取引数量を増やします。
残りの50%は、円高に備えて、口座内で貯蓄します。
取引範囲
買い注文を設定する範囲は、55.00円から84.80円までにします。
円安になってから円高になると、含み損が大きくなってしまいます。そこで、円安の部分では取引をお休みします。安全重視のリアルトレードです。
円高時に買って長期保有
今回のように取引範囲を限定的にすると、歴史的円安圏でトレードできません。
そこで、大きく円高になったら、豪ドル/円を買って長期保有します。この長期保有ポジションが円安になったら、ゆっくりと利食いします。
こうして、利食いを繰り返せない円安局面でも、スワップポイントと利食いを狙います。
なお、円高のときに長期保有すると、円安になったら含み益になります。一方、リピート系注文は含み損の発生を前提とします。
長期保有の含み益と、リピート系注文の含み損が打ち消しあいます。その結果、リピート系注文のデメリットである含み損を緩和したり、含み益にしたりできます。
円安時の売り取引
なお、円安になるとき、売りでリピート系注文を仕掛ける可能性があります。この場合、長期の買い保有量が多いことが前提になります。
売り注文のスワップポイント損と、買い保有のスワップポイント益を合計するとき、プラスになるという条件を付けています。
利食いできるとしても、スワップポイントがマイナスだと面白くないからです。
含み損に注意
リピート系注文(トラリピなどの取引)は、含み損の発生を前提とします。実現利益がどれだけ大きくても、含み益が巨大になって負けてしまうことがあります。
ゆったり為替は、長期間に渡り、個人のリアルトレードブログを見てきました。
ほとんどが、実現益だけ公開していました。そして、為替レートの急落があると、記事更新がピタッと止まる例を多数見てきました。
含み損が巨大になり、実現益を大きく上回ってしまったと予想できます。そして、ロスカットです。
(今は、FXサイトやブログ等を全く見ていません。よって、どうなのか不明です。)
ゆったり為替は、リピート系注文の「リアルな姿」を確認していただきたいと考えています。そこで、実現益に含み損益を加えた「真の損益」も公開します。
上の損益グラフでは、真の損益は青線です。
トライオートFXを使う理由
最後に、ゆったり為替がトライオートFXを使っている理由を確認しましょう。今回の取引設定で必要な機能は、以下の通りです。
- 複利運用で、注文を1つずつ自由に変更できる
- 放置できる(勝手に延々と利食いしてくれる)
- スワップポイントが大きい
- 売買レートを自分で指定できる
上の4つの機能を同時に満たすのが、トライオートFXだからです。
正確には、MT4もこれらの機能を満たします。しかし、管理コストが大きいため、ゆったり為替はMT4をやめてトライオートFXに引っ越しました。
トライオートFXの場合、維持管理はすべてインヴァスト証券がやってくれます。完全放置できます。このメリットがあまりに大きいので、トライオートFXを使っています。