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メキシコペソ円の人気とその理由

「みんなのリピート注文」で取引しているユーザー数を見ますと、メキシコペソ円が1位になっていることが分かります。

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そこで、日本全体でみた場合、メキシコペソ円はどれほど人気があるのかを確認しましょう。

チャートも併せて考えますと、以下の予想ができます。メキシコペソ円で取引するユーザーは、他の通貨ペアに比べて…

  • 損した割合が小さく、損しても少額で収まっている
  • 証拠金を増やした割合が、比較的多めである

他の通貨ペアの場合と比較してという話であって、大損した人もいるでしょうし、逆に、大成功を収めた人もいることでしょう。

とはいえ、このような予想ができる理由を含めて、データを分析しましょう。

メキシコペソ円の人気及び取引数量

日本には、FXの業界団体「金融先物取引業協会」があります。この協会は、毎月の取引状況を公開しています。

そこで、公開情報を使ってグラフを制作しました。下の通りです。2011年以降のグラフですので、人気の変遷が分かりやすいです。

メキシコペソ円の人気

日本で取引可能な通貨ペアは、100くらいあります。取引金額でメキシコペソ円の順位はどれくらいかを示したのが、青の折れ線グラフです(縦軸は右側)。

そして、オレンジは毎月の取引額です。縦軸は左側です。

2016年までは、純には40位~50位台で推移しています。そして、グラフでは取引高は0円に見えてしまいますが、実際には数億円~10億円くらいで推移してきました。

ところが、2017年に入ると、徐々に取引金額が大きくなってきました。それに伴い、順位も上がっている様子が分かります。

取引金額が一気に伸びたのは、2019年に入ってからだと分かります。

2018年には20位前後で推移していましたが、2019年に入ると、順位は15位前後になりました。この調子で推移すると、トップ10入りするかもしれません。

メキシコペソ円の取引金額

では、他の通貨ペアと比べてどうなのか?を確認しましょう。下は、2019年11月の取引金額一覧です。

順位通貨ペア取引金額(億円)
1米ドル円1,473,134
2ポンド円409,818
3豪ドル円116,336
4ユーロ米ドル111,911
5ユーロ円106,412
6ポンド米ドル76,013
7NZドル円25,250
8ポンド豪ドル17,742
9豪ドル米ドル7,300
10ユーロポンド6,094
11ユーロ豪ドル6,046
12南アランド円5,421
13トルコリラ円3,999
14メキシコペソ円3,686

1位は、いつも米ドル円です。他の通貨ペアと比べて、桁違いの取引金額を誇っています。

そして2位は、ポンド円です。3位と比べて取引金額が大きいです。イギリスのEU離脱問題に絡んで値動きが大きく、個人投資家の人気を集めた可能性があります。

そして、順に見ていきますと、メキシコペソ円は14位に入っています。トップ10入りも可能なのでは?と思わせる位置にいます。

月足チャート

では、上のグラフとあわせて、2011年以降の月足チャートを確認しましょう。セントラル短資FXからの引用です。

メキシコペソ円のチャート

2015年にかけて、大きく円安になりました。しかし、2016年にかけて、上昇分を全て打ち消す円高になりました。

その後、レンジになっている様子が分かります。

週足チャート

レンジ部分について、もう少し詳細に見てみましょう。週足チャートです。2018年2月以降の表示です。

メキシコペソ円のチャート

大きく上昇しても、その後に下落しています。しかし、ほどなくして復活します。そして再度の下落…という値動きを繰り返しています。

そして、2019年8月を底にして、2020年1月まで、上昇トレンドになっています。

この間、高値は6.1円くらいです。そして、安値は5.2円くらいです。その差は0.9円くらいしかありません。

とても値動きが小さいように見えますが、為替レートは5円台です。

すなわち、1年間の値動きは、為替レートの20%くらいだということですから、比較的大きな値動きと言えそうです。

(しかし、値動きの幅自体は0.9円しかありません。よって、心理的には、小さな値動きだと言えるかもしれません)。

売買比率【買いと売りの比率】

次に、売買比率を確認しましょう。すなわち、個人投資家は、メキシコペソ円を買っているのか、それとも売っているのか?です。

メキシコペソ円は、高金利通貨です。よって、買いの比率が高いと予想できます。

2020年1月21日にマネーパートナーズの売買比率を確認したところ、以下の通りです。

  • 買い:81.54%
  • 売り:18.46%

すなわち、全体の8割以上が買いポジションだということになります。

多くの個人投資家は、為替差益とともに、大きなスワップポイントに魅力を感じていることが分かります。

4つのデータを組み合わせて分析

以上、4つのデータをご案内しました。

  • 取引金額
  • 通貨ペアの順位
  • 中長期チャート
  • 売買比率

この4つを組み合わせて、分析してみましょう。

期待通り利食いできた割合は、比較的高い可能性

メキシコペソ円の取引金額が本格的に増加したのは、2017年以降です。月足チャートを見ますと、大きな円高は2016年に終了し、2017年以降はレンジに移行しました。

このため、買ってみたけれど一方的に円高になって撃沈、という人の割合は、他の通貨ペアに比べて少ないのでは?と予想できます。

そして、大きなスワップポイントを目指して、多くの人が買いました。

毎日、口座にチャリンチャリンとスワップポイントが追加されていきます。

レンジということは、為替レートが上昇したり下落したりします。買った後に為替レートが上昇したという場合、気持ちよく利食いできます。

この場合、トレードは成功です。

利食いに成功した人の割合は、同期間の他の通貨ペアに比べて高いと予想できます。

損切りした人の割合は少ないかも?

では、買った後に下落してしまった場合は、どうでしょうか。大半の人が大損で終了しているでしょうか。

ゆったり為替の予想ですが、「他の通貨ペアに比べて、大損になった割合は小さいのでは?」と思います。と言いますのは、レンジだからです。

大きなスワップポイントを目的に、メキシコペソ円を買ったとします。そして、円高で含み損になったとします。

短期の裁量トレードなら、ここで損切りでしょう。しかし、スワップポイント狙いなので、簡単には損切りしません。

すると、レンジですから、ほどなくして為替レートが復活します。含み益になる場合も少なくないでしょう。

結果として、利食いもできたし大きなスワップポイントももらえた、というトレードになります。

メキシコペソ円の人気の理由

最近数年で、メキシコペソ円の取引量が大幅に増えました。この理由は、取引可能なFX業者が増えたからでしょう。

もう一つは、(上の考察が正しいとするなら)大損した人が少なめで、利食いできた人が多めだからでしょう。

成功体験をした人は、再び取引します。それに加えて、新規参入者も取引します。こうして、加速度的に取引数量が増えた可能性があります。

いつ買うか

では、次はいつ買えば良いでしょうか。もう一度、週足チャートを見てみましょう。

メキシコペソ円のチャート

レンジがもうしばらく続くと想定するなら、少し待つのが選択肢になります。下がったところで買いです。

スワップポイント狙いが主目的なら、安値になるまで我慢する必要はないかもしれません。

今少し買って、上昇したら利食いします。下落する場合は、少し追加で買います。こうして、スワップポイントを狙いつつ購入単価を引き下げて利食いも狙う、という案です。

なお、レンジは永続しません。どこかで終わります。円安方向なら問題ないですが、円高方向に進むと、具合が悪いです。

そこで、取引数量を抑え気味にして、安全度を高くしたいです。]

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