月曜日に窓ができると、為替レートの動きは比較的読みやすいです。すなわち、窓は埋まりやすいです。
そして、窓を狙った取引をしようとするとき、問題になりうるのが取引開始時間です。FX業者によって異なる場合があります。
月曜日の取引開始時間は、7時が多い
FX相場の一週間は、月曜日早朝に始まり、土曜日早朝に終わります。
FX業者は、自由に開始時間を決められます。しかし、同じような時間に集中しています。具体的には、午前7時です。
下の表は、午前7時に取引を開始する業者の例です。
- DMMFX
- FXプライムbyGMO
- LIGHT FX
- SBIFX
- YJFX!
- インヴァスト証券
- セントラル短資FX
- ヒロセ通商(米国夏時間:午前6時)
- マネーパートナーズ
- みんなのFX
その他にも、いくつもFX業者がありますが、すべてを書くと表が大きくなりすぎるので、割愛します。
午前7時よりも遅く取引が始まるFX業者も、散見されます。
午前6時(または午前5時)に始まるFX業者
ところが、午前6時または午前5時に取引が始まるFX業者もあります。IG証券です。下の通り、他社よりも1時間~2時間早いです。
- 午前6時(英国標準時間)
- 午前5時(英国夏時間)
イギリスの夏時間は、3月最終日曜日から10月最終日曜日までです。この期間は、午前5時に取引が始まります。
(ちなみに、FX業界では、米国時間を基準にする場合が多いです。米国時間の夏時間は、3月第2日曜日から11月第1日曜日までです。)
窓のトレード
では、上の情報を使って、窓のトレードを効果的にしてみましょう。窓が埋まることを狙うトレード手法は、概ね以下の通りです。
- 月曜日始値を見て、窓ができていることを確認
- 窓が埋まる方向にトレード
基本は、これだけです。いつトレードすべきかという時刻が、あらかじめ明確になっています。また、インジケーターを全く使いません。珍しい手法と言えます。
具体的な内容は、下のリンク先記事でご確認ください。
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午前7時は忙しい
そこで、午前7時になったら為替レートを確かめて…とやっていると、意外にミスします。
と言いますのは、以下の内容を一気に短時間でこなす必要があるからです。
- 窓ができているかどうか
- 窓の方向は、上か下か
- 窓の大きさはどれくらいか
- スプレッドの広さはどうか
- 取引すべきか、見送るべきか
- 上のチェックを経て、取引
上の内容を、瞬時に実行する必要はありません。しかし、のんびりできません。1秒でも早く確認して、トレードするかどうか決定したいです。
すると、ミスします。
いつも間違えるわけではありませんが、一定の確率で間違えるのは止むを得ません。
間違える可能性があるのに、窓のトレードができる機会は、1週間に1回しかありません。また、毎週取引できるわけではありません。
ゆったり為替の手法の場合、トレードできる確率は概ね40%台です。
そんな貴重な機会でうっかりミスをすると、残念です。月曜日一発目からミスでは、その週を通して気持ちよくトレードしづらいです。
さらに、通貨ペアは米ドル円に限定する必要はありません。ユーロ米ドルでも構わないです。
こう考えると、複数の通貨ペアで窓のトレードを考えるのは、実は難易度が高いことが分かります。
忙しさを緩和し、ミスを減らす方法
では、どうすれば、忙しさを緩和してミスを減らせるでしょうか。それは、「午前7時よりも前に、為替レートの状況を把握しておく」です。
例えば、午前7時よりも前に、米ドル円で円安方向に窓ができていると分かったとします。
すると、午前7時になったときにやるべきことは、とても少なくなります。
- 午前7時時点でも、窓はできているか
- 窓の大きさは十分か
- スプレッドは広すぎないか
- 上のチェックを経て、取引
取引すべき通貨ペアは、事前に決定しています。
よって、取引できるかどうか分からないままで、午前7時にいくつもの通貨ペアを確認する必要はありません。
事前に為替レートを知っておく方法
では、どうやって事前に為替レートを把握しましょうか。少なくとも、2つの方法があるでしょう。
- ニュース
- IG証券
FX業者によっては、相場状況を数多く配信してくれるサービスを実施しています。そこで、月曜日の午前6時30分過ぎに、ニュースで相場状況を確認します。
この方法のデメリットは、自分が知りたい通貨ペアについて、いつも状況を確認できるわけではないことです。
米ドル円は、ほぼ必ず確認できるでしょう。では、ユーロ米ドルはどうでしょうか。その他の通貨ペアはどうでしょうか。
米ドル円の情報だけ欲しいという場合、ニュースはとても有効でしょう。
IG証券
複数の通貨ペアで情報が欲しい場合、2番目の選択肢の出番です。IG証券です。
既に確認しました通り、IG証券の取引開始時間は、午前6時(または午前5時)です。すなわち、他社よりも1時間早く取引を開始できます。
そこで、午前6時台にIG証券にログインして、相場状況を確認します。こうすれば、今日は窓のトレードのチャンスがあるかどうか、事前に分かります。
今日はチャンスがないと分かれば、午前7時まで待つ必要はありません。取引できるかも?という場合だけ、午前7時になったら取引口座のチャートをチェックします。
すなわち、時間の節約にもなります。
朝の時間帯は、何かと忙しいものです。時間を節約できるのは、大きなメリットです。
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