IG証券

IG証券「ノックアウトオプション」のメリットを生かす

投稿日:2018年11月15日 更新日:

先日の記事「大損を緩和しつつ、積極的にFXをする方法」では、ノックアウトオプションで大損を回避しつつ、資金効率の高いトレードができることをご案内しました。

大損を緩和しつつ、積極的にFXをする方法

このブログで時折ご案内していますが、ゆったり為替は、数多くの負けパターンを繰り返してきました。その期間、なんと10年間以上です。 その間には、忘れたくても忘れられない、「やっちゃった…」という、手痛い ...

続きを見る

その記事では、リスク回避を重視したご案内でした。今回は、積極的に取引できる側に注目して考察しましょう。

ノックアウトオプションの特徴

最初に、ノックアウトオプションの特徴を復習します。FXと同じ感覚で取引できますが、少し違います。

特徴1:特定の為替レートで、必ず損切りできる

例えば、100.00円で損切りしたい場合、何が何でも100.00円で損切りしてくれます。他社では巨大なスリッページが出て大混乱という状況でも、スリッページなしで損切りします。

これは、前回ご案内しました。本日のメインは、次の特徴です。

特徴2:必要な資金が限定的

これが、FXと違う特徴です。具体的な数字で確認するために、まず、取引画面から確認します。下の画像は、ノックアウトオプションの発注画面です(IG証券からの引用)。

ノックアウト・オプション

これは、米ドル/円の取引です。一番上に、現在のレートが表示されています。このレートはオプションのレートであり、為替レートと同一ではありません(よって、数字も11390.4と大きな数字になっています)。

しかし、為替レートの値動きと全く同じ動きをしますので、米ドル/円=113.904円とみなして、FXと同様に取引できます。

その下に、「ノックアウトレベル」とあります。要するに、損切りレートです。ここでは、例として11330(113.30円)に指定しました。

そして、真ん中あたりに、61.3と61.9という見慣れない数字があります。この数字の意味ですが、「取引レート、損切りまでの距離、オプションプレミアム(手数料のようなもの)」を反映した数字です。

普段FXをしている私たちにとって、この数字は使い勝手が良いとは言えません。

そこで、一番上の為替レートと、その下のノックアウトレベル(損切りレート)を中心に考えることになるでしょう。

そして、取引数量(ロット数)と、希望する利幅を入力して、取引を開始します。

取引に必要な金額が小さい

さて、上の取引では、1万通貨の売買を開始するところです。

この時の「最大損失額/維持証拠金額」欄をご覧ください。画像一番下の「注文確定」の上に書いてある数字です。「¥6,190」となっています。すなわち、この取引をするために必要な金額は6,190円であり、最大損失額も6,190円だということです。

必要な証拠金額と、最大の損失額が全く同じになっています。これが、FXと大きく異なります。必要な証拠金額が、圧倒的に少額です。

FXとの違いが良く分かるように、FXの場合を確認しましょう。

FXの取引で必要な金額

同じ取引を、FXの場合で考えましょう。取引画面が上の方になってしまったので、下に再掲します。

ノックアウト・オプション

11390.4、すなわち米ドル/円=113.904円で買うときに必要な証拠金(維持証拠金)を計算しましょう。

113.904円×10,000通貨×0.04(4%)=45,562円

この取引をするには、45,562円を準備しなければなりません。ノックアウトオプションは、6,190円でした。FXの方が一桁多いです。

FXの場合

そして、この条件でFX取引を開始したとしましょう。その後、ジワジワと円高になったとします。

IG証券の場合、ギリギリの証拠金だけを準備して取引を開始したとしても、含み損が出たら即強制ロスカットというわけではありません(即強制ロスカットというFX業者もあります)。

IG証券の場合、口座の評価額が一時的に不足しても、維持証拠金の75%よりも大きな評価額を維持すれば、追加で証拠金を入金する必要がありません。

それでも、証拠金不足を永続することはできません。翌日の12時までに、不足分を入金する必要があります。でないと、強制ロスカットされてしまいます。

ロスカットは嫌なので、追加入金して耐えよう、あるいは、入金したうえで損切り位置をもっと円高方向にずらして耐えよう、という誘惑が出てきます。それに打ち勝つ精神力も必要になります。

その結果、入金してしまって大損する例も、少なくないでしょう。

ノックアウト・オプションの場合

一方、ノックアウト・オプションの場合は、ギリギリの証拠金だけ準備して、その後含み損になっても、追加で証拠金を入れる必要はありません。放置可能です。

証拠金不足で強制ロスカットというのは、そもそも仕組みとしてあり得ません。

ノックアウトオプションとFXの比較まとめ

以上の内容を、分かりやすく比較してみましょう。ノックアウトオプションとFXで同様の効果を狙った取引ですが、大きな違いがあると分かります。

取引に必要な資金

  • ノックアウトオプション: 6,190円
  • FX: 45,562円

含み損になったら

  • ノックアウトオプション: 何もしなくて良い
  • FX: 状況によっては、追加入金を要する

損切りを遠くする(ダメなトレード)

  • ノックアウトオプション: できない
  • FX: 簡単に実行できてしまう

スリッページ

  • ノックアウトオプション: ありえない
  • FX: あり

どちらが有利だろうか、という話です。この比較だけみると、ノックアウトオプションの方が有利だという判定になるでしょう。取引に必要な資金量が圧倒的に違うからです。しかし、ノックアウトオプションがどの面から見ても有利と表現するのは、無理があります。

と言いますのは、上の有利な取引条件を実現するには、オプションプレミアム(手数料のようなもの)を支払う必要があるからです。

上の取引例ですと、1.5銭相当になります。

スイングトレードやポジショントレードでしたら、1.5銭を負担してでも実行を検討する価値があるでしょう。それくらい、メリットが大きいです。

ノックアウトオプションには、取引期限がある

なお、ノックアウトオプションはオプションですので、取引期限があります。取引期限の確認方法を見てみましょう。

下の画像をご覧ください。ノックアウトオプションの銘柄一覧です。

ノックアウト・オプション

左から2番目の列に「AUG-19」とあります。これが期限です。正確には、2019年8月1日です(営業日基準)。

ノックアウトオプションの取引期限は、最長で1年間あります。よって、スイングトレードやポジショントレードをする場合でも、期限を気にすることなく取引可能です。上の表で銘柄を選択する時点で、期限が分かります。チラ見するくらいでOKでしょう。

取引期限と、その後の清算については、株式等のオプションと似た手続きを経ます。すなわち、取引期限までポジションを保有する場合、清算値と呼ばれる為替レートで決済します。

(取引期限内に利食い・損切りレートが実現する場合は、その時点で決済します。)

取引期限が2019年8月1日のノックアウトオプションを例にしますと、以下の通りです。

・最終取引日時:2019年8月2日午前1時30分
・清算価格:最終取引日時の為替レート
(全銘柄で同じ条件だと断定できないので、詳細は銘柄ごとに確認してください)

今は2018年11月ですので、取引期限は先の話です。

【公式ホームページ】IG証券




-IG証券

Copyright© FXゆったりトレード派 , 2018 All Rights Reserved.