ノックアウトオプション

ノックアウトオプションのスプレッドと、おすすめ通貨ペア【FOREX.com】

2020年5月1日

FOREX.comでは、ノックアウトオプション取引が可能です。そこで、スプレッドの広さや、おすすめ通貨ペアを確認しましょう。

ノックアウトオプションとは

ノックアウトオプションは、まだ一般的に認知されていると言えないでしょう。そこで、簡潔に概要を確認します。

ノックアウトオプションは、その名の通りオプション取引ですが、FXと似た操作性で売買可能です。そして、下の特徴を持っています。

  • FXと比べて、必要な資金が大幅に少ない
  • 絶対にスリッページしないで損切りできる

例えば、米ドル円=110.00円で1万通貨買って、109.50円で損切りしようと思う場合、必要な資金は概ね下の通りです。

  • FX:49,000円
  • ノックアウトオプション:5,000円くらい

桁違いに違います。上の例で、FXと同じ資金でノックアウトオプションを取引したら、取引可能数量は10倍くらいになります。

よって、小さな資金で大きく取引したいデイトレーダー等に向いています。

また、FXの場合、強制ロスカットで借金を背負う例があります。しかし、ノックアウトオプションでは、借金になりません。そういうルールだからです。

スプレッドの広さ

ノックアウトオプションのルールだけで判断すると、顧客に断然有利です。しかし、絶対借金にならないといったルールを維持するには、一定のコスト(オプション料)が必要です。

そこで、そのコストがスプレッドに反映されています。何事も、バランスが必要です。

下は、FOREX.comのスプレッドです。主な通貨ペアについて概観しましょう。

通貨ペアスプレッド
米ドル円0.9
ポンド円2.5
ユーロ円1.4
豪ドル円1.6
NZドル円2.3
カナダドル円2.3
ユーロ米ドル0.9
ポンド米ドル1.7
豪ドル米ドル1.2

この表をみて、どう感じるでしょうか。他のFX業者を比較すると、明らかに広いです。

例えば、米ドル円を例にしましょう。現在のFXでは、0.2銭が多いでしょう。FOREX.comの場合、0.9銭です。

ゆったり為替は、ただ今デイトレードを実行中です。その印象で考えますと、0.2銭でも0.9銭でも問題なくトレード可能です。しかし、0.2銭の方が良いです。これは正直な感想でしょう。

メリットとデメリットを比較

FOREX.comの運営は、自社のスプレッドが他社よりも広いことを、認識しているでしょう。しかし、この数字を提示しています。

そして、提示を続けられるということは、この数字で多くの顧客の支持を得ているということです。

では、なぜ、顧客はFOREX.comを選ぶのでしょうか。それは、今まで見てきたメリットとの比較になるでしょう。

メリット

  • FXと比べて、圧倒的に資金効率が良い
  • 絶対にスリッページしないでロスカットできる
  • 絶対に借金にならない

デメリット

  • スプレッドが広い

皆様の場合、メリットとデメリットのどちらを優先したいでしょうか。

下は、金融庁で公開されたグラフです。FXにおける、レバレッジ別の顧客数や取引金額の割合です。横軸は、レバレッジです。

24倍台で、飛びぬけて取引金額が大きくなっていることが分かります。

レバレッジ別ユーザー分布

レバレッジが20倍台では、低すぎて面白くない!(しかし、FXのレバレッジ規制で仕方なく24倍台)という顧客が、少なくないことを示しています。

彼らにとっては、ノックアウトオプションの方が有利でしょう。と言いますのは、FXのさらに10倍に相当するレバレッジでも取引可能だからです。

わずかなスプレッド差よりも、レバレッジのメリットの方が断然大きいでしょう。

しかも、相場の急変があっても絶対に借金になりません。月曜日に大きな窓になっても、決められた為替レートで確実に損切りできます。

逆に、レバレッジは1倍台で取引しています、というユーザーにとっては、スプレッドの方が重要だと言えそうです。この場合、FXを中心に取引することになります。

自分のトレードスタイルに沿って、サービスを選ぶことができます。

おすすめの通貨ペア

では、FOREX.comのおすすめ通貨ペアを確認しましょう。

以上の通り、ノックアウトオプションではスプレッドが広めであると確認できました。それにも関わらず「おすすめ」とはどういうことでしょうか。

それは、通貨ペアの紹介をご覧いただくと分かります。

ユーロ/カナダドル(EUR/CAD)

ユーロ/カナダドルは、先進国同士の通貨ペアなのに、日本では関心が高くないです。不思議な通貨ペアです。

比較表は、以下の通りです。何と、FOREX.comが最狭となっています。

FX業者等スプレッド
FOREX.com3.0
ヒロセ通商4.0~17.0
ライブスター証券4.2
FXブロードネット4.9
外為オンライン7.0

ノックアウトオプションをするためには、オプション料が必要です。それを含んだスプレッドなのに、FOREX.comが最狭という結果です。

FOREX.comは、世界中にオフィスを持っています。よって、世界中に顧客が大勢います。ユーロ/カナダドルは、海外で顧客の取引量が多いのかもしれません。

(取引量が多ければ、その分スプレッドを狭くできます。)

ノルウェークローネ/円(NOK/JPY)

ノルウェークローネ/円も、FOREX.comが最狭水準を実現しています。

FX業者等スプレッド
FOREX.com1.6
みんなのFX1.9
外為どっとコム2.1
ヒロセ通商3.0~13.9
楽天FX3.9

おすすめとしてご案内している中では、円を含む唯一の通貨ペアです。

為替レート水準が小さいので、少額から取引できるのがメリットです(この記事を書いている時点で、NOK/JPY=10円台)。

豪ドル/NZドル(AUD/NZD)

豪ドル/NZドルについて、他社のFXと比較してみましょう。

FX業者等スプレッド
ヒロセ通商1.9
みんなのFX2.9
FOREX.com3.0
トライオートFX5.8
セントラル短資FX6.0
FXブロードネット7.1
外為オンライン10.0

FOREX.comは、他のFX業者に劣っていません。劣っていないどころか、上位に顔を出しています。

すなわち、スプレッドが広いというデメリットが存在しません。他のFX業者と比べて、メリットの方が断然大きいと評価できます。

ゆったり為替は、豪ドル/NZドルについて、しばしばブログで言及してきました。最重要な為替レートは、豪ドル/NZドル=1.00です。50年近くに渡って機能してきたサポートラインです。

もし、この為替レートが明確に破られる場合、一気に急降下する可能性を否定できません。大きな窓ができる可能性もゼロではありません。

このリスクが怖いので、為替レートが1.0に近づいても、大きく買うのが難しいです。

しかし、ノックアウトオプションなら、絶対にスリッページしないでロスカットできます。巨大なスリッページを気にせず、希望の数量で取引できます。

裁量トレードで豪ドル/NZドルを取引する場合、FOREX.comが有力な候補です。

豪ドル/カナダドル(AUD/CAD)

豪ドル/カナダドル(AUD/CAD)は、そもそも取引可能なFX業者がほとんどありません。

オーストラリアもカナダも、先進国です。両国と日本の関係も深いのですが、豪ドル/カナダドルについては、関心が高まっていないようです。不思議な通貨ペアです。

FX業者等スプレッド
外為どっとコム3.0
FOREX.com4.2
ヒロセ通商3.7~11.0

取引可能な3社について、上の表の通りです。ヒロセ通商のスプレッドは範囲が広いので、FOREX.comが実質的には2位だと言えそうです。

FOREX.comは、他のFX業者といい勝負をしています。この状況で、ノックアウトオプションのメリットも受けることができます。

まとめ

以上、スプレッドとおすすめ通貨ペアを概観しました。単純にスプレッドだけを見ると、全体としてはFOREX.comに競争力がなさそうという評価になります。

しかし、ノックアウトオプションのルールを踏まえたうえで比較すると、様相が変わってきます。

さらに、特定の通貨ペアについては、FOREX.comが有利という結果になります。これらを踏まえてFX業者を選択すると、より良いトレードができるでしょう。

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