連日、波乱相場が続いています。
昨日は2円も円高だなと思いきや、今日は1円以上の円安という具合です(トータルで円高になっていますが…)。
こういう相場で一気に成功したい場合、FXでは不都合です。その理由を確認しつつ、その不都合を解消するツール(ノックアウトオプション)をご案内します。
FXだとスリッページと借金が怖い
波乱相場だと、どうしてもスリッページが出てしまいます。しかも、結構な大きさです。すると、借金になる可能性があります。FXは、これが厳しいです。
例えば、米ドル円をレバレッジ上限近くで買っていて、100.00円で損切り注文を出していたとしましょう。
100.00円で損切りできれば良いのですが、波乱相場だと、FX業者が努力してもスリッページが出てしまいます。これは、FXの仕組みなので仕方ありません。
すると、100.00円で損切りするはずが99円台での約定になってしまい、口座残高よりも大きな損を出す例があります。
すなわち、借金です。
FXで借金になる例
当ブログでは、FXで借金になる例について、いくつも記事を投稿しています。
FXで高レバレッジ取引をするのは、あまりに危険だと伝える目的もあります。
FXの業界団体である金融先物取引業協会の公開情報から、大勢が借金を出してしまった例を再度ご案内しましょう。
借金になった人数:1,137名
借金の金額:19億4,800万円
借金になった人数:6,389名
借金の金額:8億800万円
残念ながら、新型コロナウイルス問題を契機とする急落でも、大勢が借金になったのではないか?と思います。データの公開を待つことにします。
FXと借金の関係ついての詳細は、下のリンク先記事にあります。よろしければ、ご一読ください。
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なぜ「FXの強制ロスカットで借金」になるのか。その原因と回避方法
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それでもFXを楽しみたい
しかし、それでもFXを楽しみたい、大きなチャンスで成功したいというのが、人情です。正直なところ、この相場を上手に乗りこなせれば、わずかな期間で大成功も可能でしょう。
何事も、挑戦が必要です。挑戦の中から、自分にとって適したトレードを見つけていきます。
米ドル円の日足チャート
例えば、下の日足チャートをご覧ください。FOREX.comからの引用です。
2月後半に、112円台を付けています。ところが、この記事を投稿した3月12日時点では、103円台で推移しています。
チャートを見ますと、安値は101円台です。
1か月足らずで、10円(1,000銭)以上も円高になりました。すなわち、売っていれば良かったね!ということになります。
この相場でのFX取引例を、考えてみましょう。FXだと不適になる場合が、いくつかあります。
高レバレッジ取引
このような相場だと、FXの高レバレッジ取引は難しいです。この記事の冒頭でもご案内しましたが、スリッページがどうしても出てしまうためです。
下落を予想して売って、最終的には予想通り下落したとしましょう。
ところが、途中の急反発でスプレッドが広がり、かつ大きなスリッページが出たとしましょう。すると、損切りになる可能性があります。
高レバレッジ取引なので、借金になる可能性もあります。借金とは、以下の状態です。
- 口座残高の資金を全て失う
- さらに、借金を背負う
リスクが大きすぎるでしょう。
投入金額を抑える場合
今回のような大相場は、何年に1回という頻度でしか出現しません。
よって、この相場で大成功を収めたいと思うなら、相応の資金が必要になります。しかし、FXだと難しいです。必要証拠金が邪魔です。
例えば、リスクも考えて、今回は10万円で取引したいと考えたとします。
105円で、米ドル円を売るとしましょう。この場合、2万通貨くらいの売りが限界です。
波乱相場だから、相場を読むのはいつも以上に難しいです。しかし、10万円では2万通貨くらいしか取引できず、うまく取引しても大成功には程遠い結果になります。
この場合も、期待できる成功とリスクが見合っていないように思います。
波乱相場でも取引したいなら、ノックアウトオプション
波乱相場の時は、大人しく傍観するのがベストだと言われることがあります。ゆったり為替も、そうだろうと思います。
しかし、大チャンスが目の前で展開されているというのも、事実です。
ところが、FXでは、リスクと期待できる成果のバランスが良くありません。こんな時は、ノックアウトオプションです。
なぜなら、以下の2つの性質があるからです。
2つの性質
- ノックアウトレベルで、絶対にスリッページしないで損切りできる
- FXの必要証拠金が不要
ノックアウトオプションは、FXと異なる金融商品です。しかし、使用感はFXと同様です。為替レートを見て、利食い位置と損切り位置を決めて、取引開始です。
ノックアウトレベルというのが、特徴的なルールです。この為替レートが実現すると、絶対スリッページしないで損切りできます。
すなわち、波乱相場でのFXと比べて、安全度が高いです。FXで稀に発生する「損切りで借金」があり得ません。
必要な資金量
取引に必要な資金量という点で見ると、ノックアウトオプションの圧勝です。
10万円の資金を使って、米ドル円=105円で売って、105.50円で損切りするとしましょう。この場合、取引可能な数量は、概ね以下の通りです。
- FX:2万通貨くらい
- ノックアウトオプション:20万通貨くらい
スプレッドなどの相場状況によりますので、〇通貨と断定的に書けないのですが、これくらいの差があります。
FXは、スリッページで借金に陥る可能性があるうえに、資金を絞ると取引数量がとても少ないです。
ノックアウトオプションは、ノックアウトレベルで絶対に損切りできるので、スリッページしません。さらに、FXと比べて桁違いの数量の売買が可能です。
上の例ですと、10万円で20万通貨の取引(105円で売り)です。投入資金の200倍超の数量を売買できる、という計算になります。
波乱相場時の取引ツール
相場の波乱時は、取引が難しいです。しかし、大成功の香りがするのも事実です。しかし、FXでは、その大成功の香りを手にすることが難しいです。
仕組みが、波乱相場に向いていないからです。
その点、ノックアウトオプションは、FXに比べて波乱相場で取引しやすいです。リスクを嫌って投入金額を小さくしても、FXに比べて大きな取引が可能なのも魅力です。
取引可能なFX業者
最後に、ノックアウトオプションを取引可能なFX業者を確認しましょう。2つです。
両社の違いが分かるように、簡潔にご案内します。
FOREX.com
IG証券と比較する場合のメリットは、1,000通貨から取引可能という点です。既に確認しました通り、ノックアウトオプションは小さな額で大きな取引が可能です。
よって、1万通貨単位で十分だともいえますが、きめ細かな取引をしたい場合は、1,000通貨の方が有利です。
これは、FX取引で実感されている方も多いだろうと思います。1,000通貨を重視される皆様は、FOREX.comが有力な選択肢です。
もう一つのFX業者は、IG証券です。
IG証券
IG証券独特のメリットは、株式等でも取引できる点です。
新型コロナウイルス問題で下落しているのは、為替相場だけではありません。日経平均やNYダウも強烈な下げを記録しています。
株価指数を売りたいな…という時は、IG証券です。
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