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トレーダーの日常生活

FXで1万円チャレンジ

2019年8月6日

ツイッターを検索していたところ、「FX 1万円チャレンジ」というハッシュタグを見つけました。

ルールが良く分からないな…というわけで、ゆったり為替が稀に遊ぶ1万円チャレンジをご案内します。

1万円チャレンジのルール

ゆったり為替のFX1万円チャレンジのルールは、下のような感じです。

初回の取引で、損失許容額は1万円までにします。利食いできたら、利食い額も損失許容額に含めます。

2回目のトレードは、「1万円+利食いで得た額」まで損失OKです。その分だけ、利幅も大きくできます。3回目のトレードは、「1万円+2回の利食いで得た額」まで損失OKです。

こんな感じで10回利食いできたら、資金は雪だるま式に大きく膨らんでいるよね?です。

ただし、途中で損切りしたらアウト。最初からやり直し。10回損切りしたら、終了です。

下は、イメージ図です。利食いを繰り返すと累積利幅が大きくなり、1回の損切りでマイナスに転落します。そして、再チャレンジです。

1万円チャレンジのイメージ

まとめると、以下の通りです。

  • 損失OK予算:10万円
  • 初回取引の損失許容額:1万円まで
  • 利食いしたら、損失許容額に追加して再トレード
  • 10連勝したら終了
  • 10回損切りしたら終了

ただし、10回とも途中で損切りしてしまうと、トータルの成績はマイナス10万円になってしまいます。そこで、連勝している途中で、資金を少し脇に置きます(トレードに使いません)。

こうして、最終的に10回とも成功しなかったとしても、資金は1円も減っていない(むしろ増えている)という方法です。

1万円チャレンジに勝算はあるか

では、このチャレンジの勝算を計算してみましょう。

このトレードはお互いに独立として、勝率も一定だとします(「独立」などは確率の条件の話なので、スルーしてください…)。

勝率が50%の場合

勝率が50%の場合、第1回のトレードで利食いする確率は50%です。そして、次のトレードでも利食いできる確率は、25%となります。

すなわち、生き残る確率はどんどん減っていきます。

最終的に10連勝できる確率は、0.1%となります。

確率が0.1%ということは、1,000回挑戦して1回成功するというイメージです。挑戦するだけ無駄でしょうという判断ができます。

勝率70%の場合

しかし、FXは、適当にジャンケンをするわけではありません。上か下かを考えて行動します。よって、勝率は70%を期待できるとしましょう。

この場合、初回のトレードで利食いできる確率は70%です。2回連続で利食いできる確率は、49%です。

最終的に10連勝できる確率は、2.8%です。

勝率70%って、結構な高率だと思います。それでも達成率は2.8%…。要するに、10連勝は途方もなく大変だと分かります。

中長期トレードなら可能

ただし、ゆったり為替が主戦場にしている中長期トレードだと、10連勝が可能という、オイシイ話です。

例えば、どう見てもダメでしょ!という場面で買ったとしましょう。

下のチャートの赤矢印部分は、ゆったり為替が自称個人投資家だった2006年~2007年頃、米ドル円をガッツリと買って、大損したときのレートです。ここで買ったら、その後のリーマンショック等でアウトのはず。

米ドル円

しかし、長期トレードなら、利食いで終われます。なぜなら、2015年に125円になっているからです。

10年近くの時を経て、ようやく利食いです。

上の例は極端ですが、「損切りしなければ、いつの日か利食いになるでしょう?」という、長期トレードにしかできない荒業です。

実際のトレードでは、この荒業は使っていません。これを使うと、人生100年でも足りないかも…。というわけで、適宜ロスカットします。

損切り注文を入れるとしても、中長期ならば10連勝は可能かもしれない…と分かります。

しかし、現実は厳しい

ところが、現実は厳しいです。「損切りしなければ利食いでしょ?」を採用しても、大変です。それは、金額です。

下は、利食いするたびに2倍になるという例の資金推移グラフで、10連勝しています。実際には、2倍よりも小さくなったり、大きくなったりします。相場次第です。

1万円チャレンジのグラフ
最初の方はいいんです。ふふ~ん…と余裕です。

ところが、トレード回数が増えると、今までと同様にトレードするのが難しくなってきます。今までせっかく増やしてきたのに、1回のロスカットでゼロ付近に落ち込むのは痛いです。

通常のトレードは、資金額の〇%の含み損で損切りしようという感じで、一部の損失にとどまります。

しかし、この方法は、0か100かというスタイルです。しかも、連勝後に損切りすると、「今までの苦労ガガガ…」という感じで、凹みます。

かといって、利食いした額の半分をトレードから除外!などとやってしまうと、チャレンジでリスクを負う割には資金がなかなか増えず、面白くありません。

よって、「損しない程度に利食い額を脇に置いて、後は全額投入!」…これが、1万円チャレンジの醍醐味です。

ただ今、1万円チャレンジ実行中

という状況ですが、実はただ今1万円チャレンジ実行中です。1回目の利食いに成功。ただ今、第2戦目です。

損切りはまだありません。

公開トレードにしたいところですが、裁量の度合いが大きいトレードですので、やめておきます。

非公開の取引でも、ワクワクと言いますか、プレッシャーと言いますか、勝ち進むと平然と取引するのは難しいです。公開しようものなら、大変なことに。

ただ、豪ドル/NZドルや、米ドル/香港ドルはどうだろう?リピート系注文の考え方を採り入れて、淡々と利食い&複利運用で収益を大きくできそう。裁量の出番が少ないです。

こちらについては、公開トレードにできるかな…。ただし、損切り1万円だとトレードが窮屈そうなので、やるなら金額を少し上げます。

なお、初心者でも利食いを繰り返せるだろう、という手法をまとめています。

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また、下は、「1万円から100万円を目指せるか」という、大胆なトレードについて考察しています。

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1万円チャレンジの途中経過や各週のトレード方針について、ツイッターやカテゴリー「相場見通し&実戦」でご案内していきます。

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