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デイトレード

ローソク足のみを使ったデイトレードの方法

2019年8月5日

2020年4月12日追記:
ゆったり為替が実戦で使用しているデイトレード手法につき、下の記事でご案内しています。

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現在のゆったり為替は、長期派になっています。しかし、デイトレードやスイングトレードに没頭していた時期もあります。短期でも、インジケータを使いません。

もう使わないデータになっていますので、デイトレード用に提供したいと思います。

デイトレードもインジケータなしで可能

ゆったり為替のインジケータ嫌いは筋金入りの模様で、デイトレードでさえインジケータを使いませんでした(正確には、うまく使いこなせないだけなのですが…)。

実際のところ、インジケータなしでもデイトレードができます。

この記事でご案内する手法は、バイナリーオプションで多大な効果を発揮しました(制度変更前の話です。現在では難しいでしょう)。

ユーロ/米ドル

ご案内するのは、ユーロ/米ドルです。ゆったり為替は、日足四本値を分析するのが大好きで、暇さえあれば分析していました。バックテストのマニアでした。

そこで見つけた特徴です。

この記事を書くために、2002年~2018年の17年間で分析をやり直しました。昔とほとんど変わっていないという結果が出ました。

どうやら、信頼度は高いようです(未来においても信頼できるかどうかは、不明です)。4つご案内します。

手法1:

先週終値が、先々週終値×1.006以上で、かつ、金曜日の日足が陽線の場合、翌週月曜日の日足が陰線になる確率は66%

デイトレード

デイトレードなのに週足データを使ってしまうという、おそらく珍しいパターンだと思います。週末から月曜日の早朝までに、このデータをチェックします。

先週終値と先々週終値を比較します。先週の為替レートの方が高いことを確認します。すなわち、1週間かけて為替レートが上昇したということです。

さらに、上昇した大きさも重要で、先々週終値×1.006以上であることを確認します(おそらく、1.005や1.007でも構わないと思います)。

もう一つ、チェックします。それは、先週金曜日の日足が陽線になっていることです。

以上の条件を満たすとき、週明け月曜日の日足が陰線になる確率は、66%でした。すなわち、3回に2回は陰線になるということです。

この手法を知っていれば、ノールックで月曜日に売るという方法も可能です。ただし、毎年の損益合計が必ずプラスの成績になるというわけではありません。

何かインジケータ等を組み合わせると、より良い可能性があります。

ゆったり為替は、インジケータを使う能力がダメでした。インジケータが好きな皆様でしたら、素晴らしいものを作れるはず。

(見つけたら、ツイッターで「イェーい!」と公開しないで、黙って取引するのが吉と思います。)

手法2:

先々週終値が先週終値よりも高く、かつ、先週金曜日の日足が陰線の場合、翌週月曜日の日足が陽線になる確率は62%

デイトレード

手法2は、手法1の反対に近いです。

「先々週終値が、先週終値よりも高い」なので、先週の週足は陰線でしょう。そして、先週金曜日の日足も陰線です。この場合、翌週月曜日に陽線になる確率は、62%です。

手法1のような、1.006を掛けるといった加工はしません。

なお、62%といっても、それは過去の話であって、今後も絶対そうだと言うわけではありません。しかし、調査期間が大変長いので、ある程度の信頼度があると思います。

これも、条件が満たされたらノールックで買う案を検討できます。デイトレードですから、営業日をまたぐ前に決済します。

何かインジケータと組み合わせると、確率が高まるかもしれません。

手法3:

月曜日の始値が、前週金曜日の終値よりも0.1%以上高く始まる場合、月曜日の日足が陰線になる確率は60%

デイトレード

手法3は、いわゆる「窓」です。しばしば、「窓は埋まる」と言われます。日足ベースで見ても、それは概ね当てはまると言えそうです。

なお、窓の大きさですが、先週終値と今週始値の差が0.1pipでも異なると窓だといってしまうと、毎週のように窓が出てしまうでしょう。

また、0.1pipsの利幅を取りに行くのは、現実的でありません。

そこで、「先週の終値×0.001(0.1%)」以上の差がある場合について、検証しています。

この場合、下落確率は60%です。すなわち、上方向に5回窓ができたら、3回くらいは陰線になることを示しています。

手法4:

月曜日の始値が、前週金曜日の終値よりも0.1%以上低く始まる場合、月曜日の日足が陽線になる確率は59%

デイトレード

手法4も、窓です。窓ができる向きが異なっても、窓は埋まるという話は概ね当てはまると言えそうです。

ここでも、「先週の終値×0.001(0.1%)」以上の差がある場合について、検証しています。0.001でなくて0.002という感じで数字を変えていくと、確率も少しずつ変化します。

上の手法が矛盾する場合

ここで、実際にデイトレードをしてみると、ある困った状況に遭遇することがあります。例えば、以下の状況です。

「手法1により、本日は下落方向でデイトレードだ!と思ったら、下方向に窓ができてしまい、それによると、本日は上昇だ。どうしよう…。」

この場合は、取引を見送ります。

と言いますのは、上の2つのうち、どちらかは正解でどちらかは不正解になります。合計すると、1勝1敗で勝率50%になります。

上の分析は、いずれも正答率60%前後の数字を出しています。そこで、確率が50%と低くなるトレードは見送ります。確率が低くなる場面を見送った結果、取引成績は向上すると期待できます。

逆に、2つの手法が同時に当てはまり、それが両方とも上昇(または下落)を示している!という場合は、意気揚々として取引していました。

ただ、気持ちが大きくなって大きな数量で取引すると、痛い目に遭うかもしれません。よって、我慢して取引数量を通常の大きさに抑えていました。

どうしても大きな数量で取引したい場合は、通常の数量プラス10%~20%くらいという感じにしていました。

他の通貨ペアでも同様か

なお、ユーロ/米ドルに限定する必要はなく、米ドル円などでも同じような傾向が出れば、それを使って取引できます。

色々なパターンをテストしてきましたが、ユーロ/米ドルで特徴が出やすいという印象です。

デイトレードをする時間帯

デイトレードをする時間帯も、一定の考慮が必要です。

手法3と4、すなわち窓を狙う場合は、早朝に取引を開始します。月曜日午前7時ちょうどはスプレッドが広いので、少し待ってから取引開始です。

(以前は、月曜日午前7時でも米ドル円のスプレッドが0.3銭!というFX業者がありました。今はないように見えます。)

そして、翌日早朝までに決済します。営業日をまたぐと、デイトレードでなくなってしまいます。

デイトレードでなくても構わないのですが、今回の記事は営業日をまたいだ考察をしていません。よって、未知の世界に自分の大切な資金を晒すことになります。

できることなら、そのような危険は避けたいです。

手法1と2を使う場合は、比較的自由度が高いです。他のインジケータ等を使って確率を高めると、心強い味方になってくれるでしょう。

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