2018年10月、ゆったり為替はスキャルピングのスーパーマンから手法を聞きました。そして、4か月が経過しました。
11月:改めて覚えて、ちょい負け。
12月:40pips相当のプラス。
01月:20pips弱のプラス。
まだ、これからです。
毎日のようにスキャルピングに取り組むうちに、スキャルピングのコツと言いますか、極意が見えてきました。今回は、1分足スキャルピングのコツについて考察します。
ゆったり為替が取り組んでいるのは、1分足スキャルピングです。よって、タイトルも1分足と書いていますが、他のスキャルピングでも当てはまると思います。
【関連記事】スキャルピングのトレード手法スキャルピングのコツ
ほぼ確信をもって書けますが、スキャルピングを極めるコツはメンタルです。メンタルについての記事は、下のリンクにあります。
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メンタルとは
FXで継続的に勝つために必要な要素として、3つがあります。 メンタル 資金管理 トレード手法 今回、メンタルとは何かについて考察します。 Contents メンタルの重要性ゆったり為替が考える、メンタ ...
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今回の記事では、もう少し違う表現で考えてみます。「メンタル」では、脳の奥底まで響きません。良く分からない単語です。
スキャルピングのコツは、「待つこと」です。
待つことが全てだと感じます。スイングトレードやポジショントレード(週足~月足のトレード)でも、トレードチャンスを待って取引します。
しかし、スキャルピングの場合は、異質だと感じます。「待つ」の性質が違います。
スキャルピングの現実
「待つ」の意味を考えるために、実際のスキャルピングを確認します。
一般のイメージは、「チャートの前に座って、10分足らずで取引開始。数分で決済して、利食いバッチリ」だと思います。実際は、大幅に異なります。
「1時間~2時間待って、取引チャンスが1回あればOK」です。
「待つ」ことの負担感
週足の場合、数十の通貨ペアでチャンスを探して、1か月に1回~数回取引チャンスがあればOKです。
しかし、1か月待って数回チャンスがあればOKという場合の待ち時間と、スキャルピングで1時間~2時間待って取引チャンスが1回あればOKというのは、精神的負担が大きく異なります。
スキャルピングの方が、負担感が大きいです。
週足の場合、週末にチャートをチェックします。何もなければ、それで終了です。1週間のんびりと過ごせます。スイングトレードの場合も似たようなもので、毎朝チェックして、その日は終了です。
しかし、スキャルピングは、そうはいきません。
精神的疲れ(その1)
トレードチャンスを待ちます。1時間…2時間…と待って、何もなしという場合、徒労感が漂います。
ゆったり為替の場合、時間を自由に使えます。「よしっ。今日は5時間以上やるかな!」という感じでPCに向かって、取引チャンスがなかった時の疲れ…。
実際には取引機会はあるのですが、ゆったり為替が未熟なので、トレードチャンスを見つけられないという面もあります。
この疲れを解消する方法は?…実際にトレードすることです。こうして、甘い判断で取引してしまい、損切りになります。何度も繰り返しました。
精神的疲れ(その2)
こちらは、(スイングトレードなどで何度も経験したので)ゆったり為替は感じない疲れですが、一般的には厳しいだろうと思う例です。
取引するために画面を開いて、チャートをチェックしたら、ちょっと前に取引チャンスが来ていた!という場合です。
1時間~2時間待って、ようやく見つかるかも?というチャンスなのに…。あと10分早くチャートを見ていれば…!という疲労感です。
この、モヤモヤした感情を吹き飛ばすには?…実際にトレードすればOKです。こうして、甘い判断でトレードして損することもあるだろうなあ、と思います。
幸運にも、ゆったり為替は、このパターンはありません。
待てないパターン
また、待てないというパターンがあります。例えば、連戦連勝のときです。ゆったり為替の場合、スキャルピング見習いながら、10連勝を記録したことがあります。
「よっしゃ~」という感じで気が緩んで、次の取引をしたくなります。
すると、判断基準が甘くなってしまい、次の取引で華々しく散りました。
気が緩んだ取引をすると、利食いしても損切りしても、トレード後に気づきます。しかし、不思議なことに、気が緩んだトレードは大半が損切りになります。
待てないトレードが損になる理由
待てずにトレードしてしまう場合、なぜか負ける確率が跳ね上がります。
ということは、待てずにトレードする場合は、本来の逆で取引すれば良いのか?などと考えてしまうのですが、これをやったらどうしようもなく負けると思います。
そもそも、スキャルピングは小さな利益を狙いに行きます。そして、取引開始時は、必ず含み損からスタートです。スプレッドがあるからです。
米ドル/円の場合、スプレッドは0.3銭です。小さなスプレッドですが、1日10銭程度を狙うのがスキャルピングですから、0.3銭は無視できない大きな数字です。
この含み損を挽回して、さらに大きな含み益を得て、ようやく利食いできます。
こう考えると、スキャルピングは大変な取引です。誤って取引すると、損切りになるのは仕方ありません。
トレード手法を覚えるのも、もちろん必要
なお、トレード手法を覚えるのは、もちろん必要です。これを覚えたうえで、待つことがコツだということになります。
ゆったり為替の最初の月は、大負けしました。おかしいなあと思ったら、手法を間違えていたという…。
今は、誰でも自由に動画配信できます。すると、自分のトレード手法を解説しながらリアルタイムでトレードする人も大勢出てきます。そして、いい感じで勝っていることもあるでしょう。
そこで、手法を覚えて同じように取引してみるのですが、どうしても勝てないという場合が少なくないと思います。
トレード手法を理解しているのに勝てないという場合は、「精神面においても、実際の行動面においても、十分に待てているか」を考えてみると、糸口が見つかるかもしれません。
指先だけでなく、精神的にも待つ
取引自体は、とても簡単です。ワンクリックで発注できますから、人差し指で軽くマウスをカチッとやるだけです。ちょっとした気のゆるみで、簡単に取引できてしまいます。
それを回避することが必要です。
ただし、それを回避するために、精神的に頑張ってはダメなように思います。精神的にも、のんびりと待つ。こうして、1時間、2時間と経過して、ようやく取引チャンスが来ます。
そして、そのチャンスを逃さないことです。
逃すと、「ミスったああ!」となります。そして、挽回したくて、判断が甘くなって取引してしまい、損してしまいます。このパターンにハマったことも、何度もあります。
スイングトレードやポジショントレードの場合、この種のミスはあまりないように思います。
特に、月足の場合、エントリーすべきポイントは数か月以上継続することがあります。瞬発力は全く不要で、指差し確認しながらゆっくりと売買できます。
スイングトレードの場合も、指差し確認するくらいの時間はあるでしょう。しかし、スキャルピングには、そんな時間はありません。
穏やかに待ち、チャンスが来たら即座に行動。ミスっても、再び穏やかに待ちます。スキャルピングで要するメンタルは、少々異質だと感じます。
いかに穏やかに待ち続けられるかが、スキャルピングで重要なコツだと感じます。
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