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リピート系全般

リピート系FXでトレードする理由

2023年8月31日

ゆったり為替は2000年代初めからFXをしており、当時、既にリピート系FXの考え方がありました。今では各FX業者が専門ツールを公開しており、人気を得ています。

しかし、利益の大きさで考えるなら、リピート系FXよりも裁量トレードのほうが有利です。リピート系FXは小さな利益を積み上げる一方、裁量トレードは一度の取引で大きな利幅を得られますので、その差ははっきりしています。

そこで、これらの比較をしつつ、リピート系FXで取引する理由を考察します。

リピート系FXと裁量トレードの比較

先にリピート系FXの様子を確認し、次に裁量トレードの優位性を見ていきます。

リピート系

上の絵は、リピート系FXを簡潔に描いたものです。黒の曲線は為替レートの動きであり、青丸部分で買って赤丸部分で決済します。この取引ができれば、すべての買いポジションを利食いできて満足です。

リピート系

しかし、為替レートは都合よく動くとは限らず、むしろ不都合な動きをするほうが多いでしょう。

例えば、上の絵で為替レートが赤矢印のように動くと、安値に配置した3つの買い注文は約定しません。約定しなくても証拠金をあらかじめ準備しておく必要があり、資金効率が悪くなります。

リピート系

あるいは、買い注文が全て約定した後、為替レートがさらに下落する場合も厄介です。保有ポジションは全て含み損ですし、為替レートの反転をひたすら待つか、あるいは損切りするしかありません。

リピート系FX

その一方、裁量トレードは1点を狙って買います。複数に分けて買う場合もありますが、リピート系FXほど数多く分割して注文することは稀でしょう。

上の図の場合、買う位置で「×6」とあります。上のリピート系FXの図解では6つの買い注文を出していますが、裁量トレードでは分ける必要がなく、まとめて買うという意味です。そして、円安になったところで利食いです。

利食い額の大きさを比較

ここで、リピート系FXと裁量トレードの利益額を比較します。

上の例のリピート系FXで、1注文あたり1万通貨を買うと仮定し、それぞれ100銭の円安で利食いするとします。1注文あたりの利益額は1万円で注文数量は全部で6万通貨ですから、合計で6万円の利益になります。

その一方、裁量トレードの場合、上の図のように最も円高の位置で6万通貨買い、そして最も円安部分の利食いポイントで決済すれば、利益額は36万円になります。利益額の差は6倍です。

また、ポジションを保有する位置も重要です。リピート系FXの場合、為替レートが下落トレンドの状態でも買いポジションを新規保有します。為替レートがそのまま円高になり続けたら、大損してしまうかもしれません。

その一方、裁量トレードの場合は、買いポイントまで為替レートを引き付けて買います。また、要人発言や経済指標発表で為替レートが急落したら、買いを見送ることもできます。

このように、裁量トレードではチャンスの時だけ自己資金を投入しますから、損失リスクを限定的にできます。

リピート系FXをする理由

以上の通り、適切に行動できるなら裁量トレードのほうが有利です。しかし、適切に行動するのは、とても難しいです。

その昔、フランス金融庁が、フランス国内のFX業者から個人の取引データを回収し、分析結果を公開したことがあります。個人投資家の実トレードの分析結果ですから、信頼性は抜群です。

その結果、ごくわずかでもプラスになった人の割合は、10.6%でした。

FXで負ける個人投資家の割合

【リンク】FXで負ける・損する個人投資家の割合

残り89.4%は損したということです。また、10.6%には、ごくわずかでもプラスになっている人を含みます。そこそこいい感じの成績に限定すると、数%くらいになってしまいます。

すなわち、大半の人々は適切な裁量トレードができないということになります。

リピート系FXの優位性

リピート系FXのメリットの一つは、チャートの読解力が高くなくてもOKという点でしょう。

何となく取引範囲を決めて開始できます。しかし、やはりといいますか、為替レートが不都合な方向に大きく動いたら損してしまします。

そこで、損切りしたくない!を突き詰めると、月足トレードに行き着きます。

豪ドル円の月足チャート

上は豪ドル円の月足チャートで、1993年以降を表示しています。チャートが読めなくても、安値と高値が何となくわかるでしょう。そこで…

豪ドル円の月足チャート

上の赤枠の範囲でリピート系FXをやれば、毎日が給料日になると想定できます。難しいチャート分析は何もしていませんが、合理的な思考です。

ただし、豪ドル円=100円で買ってから円高記録の55円付近まで円高になると、含み損が大きくなりすぎます。

豪ドル円の月足チャート

そこで、上のチャートの赤枠のように、超円安の部分では買わないというプランが出てきます。ゆったり為替は、この方法を採用して延々と取引しています。

豪ドル円=50円になっても損切りしないという資金管理を採用しているので、この取引で損切りした経験は一度もなく、利食いばかり繰り返してきました。

また、利食いを繰り返すと証拠金が増えていくので、強制ロスカットになる為替レートはどんどん円高方向にずれていき、安全度が日増しに高くなります。

安全度が高くて勝率は実績値で100%、そして、利食い回数は数百回…あるいは1,000回以上?繰り返したかもしれません。事件事故が起きて乱高下したら最高で、メールボックスが約定通知メールでいっぱいになって邪魔になるほどです。

長期リピート系FXのデメリット

この長期リピート系FXは、相場を読まなくて良いし放置できるし、リーマンショック級の大波乱でも歓迎という有能ぶりです。

しかし、完ぺきというわけではありません。

例えば、この記事を書いている時点の豪ドル円は95円前後を推移していて、大変な円安水準です。55円~95円の範囲でリピート系FXをしても良いのですが、必要な証拠金が大きすぎます。

このため、円高になるまでお休みです。このお休み期間は年単位になることが通常で、これがデメリットです。

裁量トレードの考え方を復活

ゆったり為替は何年でも待つというスタイルですが、そんなに長期間待つのは、一般的にしんどいはずです。そこで、一度は捨てた裁量トレードを復活させます。

豪ドル円の月足チャート

上は豪ドル円の月足チャートで、四角部分がレンジ相場になっています。そこで、このレンジ相場が今後も続くと思うなら、買いでリピート系FXを実行です。

ただし、為替レートが赤枠を下方向に抜けたら損切りする必要があります。

損切りになるとしても、それまでにたくさん利食いして、損切り額以上の利食い額を確保すればOKです。

このチャート分析をする場合、もともとは裁量トレードで稼げないからリピート系FXに活路を見出しているという前提を忘れないことが大切です。日足チャートなどでギリギリを狙って取引する場合、それはほとんど裁量トレードです。

すなわち、取引すると損の可能性が高くなると予想できます。

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