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メキシコペソ円のチャート【長期の推移】

投稿日:2019年7月24日 更新日:

ここしばらく、メキシコペソ円への注目度が高まっているようです。FX業者の情報を見ていても、メキシコペソ円への言及が増えています。

そこで、長期の推移という視点から、メキシコペソ円を眺めてみます。

メキシコペソ円の長期チャート

最近盛り上がりを見せてきた通貨ペアだけに、長期チャートをチェックするのは難しいかもしれません。しかし、セントラル短資FXでは、1999年後半からのチャートを確認できます。

チャートを確認しましょう。値動きを一言で書くなら、円高です。

メキシコペソ円

値動きがもう少し分かりやすくなるよう、赤で補助線を2本引いてみました。一定の範囲で上下動しつつ、円高が進行している様子が分かります。

メキシコペソ円

グラフの傾きだけでは不十分なので、具体的な数字で考えます。

  • 2002年初頭:15円弱
  • 2019年半ば:6円弱

17年半で、価格は9円円高になりました。率にして60%の円高です。スワップポイント狙いで買う場合は、この円高による含み損を十分にカバーできるスワップポイントが必要になります。

メキシコペソ円の今後の長期見通し

では、今後も長期的に円高になり続けるか?ですが、そうでもない可能性があります。と言いますのは、直近10年間を見ますと、レンジ相場になっているためです。

下のチャートは、赤線2本でレンジの範囲を示したものです。

メキシコペソ円

5円あたりに、比較的しっかりした下値支持線が見えます。そして円安目途は、とりあえず8.7円付近に引きました。

なお、2008年からの10年間といえば、2012年後半からの大幅円安がありました。

メキシコペソ円がどれほど円安になりやすいか(あるいは、円安になりづらいか)、米ドル円と比較してみます。

米ドル円の長期チャート

下の長期チャートは、米ドル円です(1997年後半以降の表示です)。2012年から2015年にかけて、大幅に円安になった様子が分かります。

  • 2011年円高:75円台
  • 2015年円安:125円台

すなわち、円高時点から66%くらいの円安が実現しました。

米ドル円

では、メキシコペソ円はどうだったでしょうか。

  • 2012年円高:5.3円台
  • 2014年円安:8.7円台

すなわち、円高時点から64%くらいの円安が実現しました。米ドル円と比べて、同レベルで円安になりやすいと判定できそうです。

2008年のリーマンショックまでの円高傾向が顕著なため、円高一辺倒に見えるだけの可能性があります。

ただし、2016年に、2010年代前半の円高記録を越えている点に注意が必要です。この周辺で、米ドル円は大きく円高になったわけではありません。

メキシコペソ円と米ドル円の相関

ちなみに、上の考察は2012年以降だけを見ていますが、メキシコペソ円と米ドル円の値動きは、とても良く似ています。両通貨ペアとも、値動きは概ね以下の通りです。

  • 2000年~2002年:円安
  • 2002年~2005年:円高
  • 2005年~2007年:円安
  • 2007年~2012年:円高
  • 2012年~2015年:円安
  • 2015年以降:円高

そして、米ドル円は、2000年と2019年の為替レートを比較すると、ほぼ同じ水準です。一方で、メキシコペソ円は大きく円高になっています。

すなわち、米ドル円が円高になるとき、メキシコペソ円は、より大きな値動きで円高になっているということです。

以上から、今後の長期見通しを以下の通り考えることができます。

米ドル円が円安になるなら、メキシコペソ円も円安になりやすい。米ドル円がレンジまたは円高に進む場合、メキシコペソ円は円高になりやすい。

米ドル円と比較した理由

ちなみに、なぜ米ドル円と比較したのか?ですが、高金利通貨ペアの中には、円安になりづらい通貨ペアがあるからです。

下の長期チャートは、南アランド円です。2010年代前半の円安局面を確認するのが、とても難しいです。

南アランド円

メキシコペソ円は、南アランド円と比較すれば、円安になりやすいと言えそうです。

すなわち、実績を見る限り、メキシコペソ円は「世の中は大幅円安なのに、なぜ自分が持っている通貨ペアは円安にならないんだ!」という残念な状態を回避しやすそうです。

円高が進行しやすい理由

では、南アランド円やトルコリラ円などの新興国通貨ペアは、なぜ円高になりやすいのでしょうか。それは、CPI(消費者物価指数)上昇率が大きすぎるからです。

CPI上昇率が大きすぎる国の通貨は、弱くなりやすい傾向にあります。すなわち、円高です。メキシコの場合はどうでしょうか。下のグラフで確認しましょう。日本は総合指数を使っています。

インフレーション比較

メキシコのCPI上昇率は、2000年代初めまで大きいです。しかし、その後は安定しています。ざっくりとみて4%くらいでしょうか。

日本は、0%をやや上回っているか?という感じです。

下は、トルコのCPI上昇率を追加したグラフです。トルコは数字が大きすぎる感じで、グラフが見づらくなります。

2004年以降、概ね8%台で推移し、2018年に入ってから20%を超えた様子が分かります。すなわち、円高になりやすい環境です。新興国通貨としては、メキシコの安定感がはっきりと分かります。

インフレーション比較

メキシコのCPI上昇率は4%台で安定している一方、この記事の投稿時点で、メキシコの政策金利は8%を超えています。

よって、物価上昇率の差に起因する円高圧力よりも、スワップポイント益の方が大きい状態です。

円高に気を付けつつ、スワップポイント狙いが可能です。スワップポイント狙いの場合、この安定感はとても大切です。

短期トレードのしやすさ

次に、メキシコペソ円で短期トレードしやすいか?を考えます。短期トレードをする場合、一定のトレンドがあると分かりやすいです。

トレンドがあればOKなので、円高でも円安でも構いません。

ここで、メキシコペソ円の長期チャートをもう一度確認しましょう。

メキシコペソ円

円高になるときも、円安になるときも、比較的はっきりとした値動きだと分かります。はっきりとした値動きは、短期トレードのしやすさに大きく影響するでしょう。

長期チャートでトレンドがはっきりと分かるということは、短期チャートでもトレンドがはっきりと分かるという意味だからです。

そして、トレンドが分かるなら、トレードチャンスがそこにあるかも?ということになります。

取引環境は、顧客有利へ

FX業者は、競争の場を求めて動いているのかもしれません。と言いますのは、ここ最近はメキシコペソ円に対する競争が激しいからです。

具体的には、スプレッドがどんどん狭くなり、スワップポイントはどんどん顧客有利になっているように感じます。

限界はどこにあるのか、FX業者の競争を見守りたいと思います。

ちなみに、米ドル円のスプレッド限界値は、0.3銭くらいのようです。0.2銭、0.1銭と切り込んでいくFX業者はいないように見えます。

セントラル短資FXも、この競争に参加しています。スキャルピング歓迎で低スプレッドを実現しています。スキャルピングで極小スプレッドを求める場合、セントラル短資FXが有力候補になります。

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