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ループイフダン

ループイフダンのシミュレーション

2019年10月17日

シミュレーション(いわゆるバックテスト)をするには、色々な方法があります。

ループイフダンなどのリピート系注文については、MT4が便利です。しかし、MT4のバックテストは、誰でも気軽にというわけにはいきません。

ところが、ループイフダンのシステムを使うと、簡単にバックテストができます。

そこで、ループイフダンの設定値幅の中で、どれが最も資金効率が良いか、シミュレーションで確認しましょう。

ループイフダンでシミュレーションを実行

まず、取引システムにログインします。下の画像の矢印部分(ループイフダン[ランキング])をクリックします。

ループイフダン

すると、ループイフダンのランキングページが出てきます。「ランキング」とありますが、バックテストに基づいたランキングです。

すなわち、このツールでバックテストができます。

ループイフダン

設定項目4つ

使い方は、いたって簡単です。上の画像の赤枠部分4つを設定するだけです。順に確認します。

現資金で可能な分のみ

口座に入金した額の範囲内で、バックテストします。

現在の資金で取引可能な設定を、具体的に確認できます。今回は、チェックボタンを外します。すなわち、資金の制約なしでバックテストします。

期間

バックテスト期間を決めます。選択肢は、以下の通りです。

  • 1か月
  • 2か月
  • 3か月
  • 半年
  • 1年

1か月~3か月だと、その期間の相場が「たまたま」レンジだった、トレンドだった、という感じで、正確な分析が難しくなります。

よって今回は、選択肢の中で最長の1年間を選びます。

通貨ペア

自分が取引したい通貨ペアを選びます。

今回は、日本のFX市場で圧倒的な取引シェアを誇る米ドル円にします。

ポジションの方向

B(買)または、S(売)を選びます。

このシミュレーションでは、スワップポイントを考慮しません。しかし、長期のループイフダンで売りをすると、スワップポイント損が痛いです。

そこで、とりあえずB(買)とします。

ランキング結果の表示

選択肢から選ぶと、結果が自動的に表示されます。以下の通りです。

ループイフダン

このランキングは、「決済損益」が大きい順に掲載されます。B10が上位にくるのは、自然です。なぜなら、B10は狭い範囲でたくさんのポジションを持つからです。

(B10とは、10銭円高になるたびに買うという設定です。)

逆に、B100は、上位に来ません。100銭ごとに買うという設定なので、10銭ごとに買う場合に比べて、ポジション数は10分の1になるからです。

バックテスト結果のグラフ

ここで、一番上に表示された「ループイフダンB10」の欄をクリックしてみましょう。すると、下のチャートが出てきます。

ループイフダン

チャートの中にある緑色の線は、決済損益の様子を示しています。為替レートは円高気味ですが、為替レートが上下動すれば、自動的に利食いを繰り返します。

結果、右肩上がりの曲線になります。これが、ループイフダンの魅力です。

資金効率を確認

上のチャート(過去1年間)を見ると、米ドル円は105円~115円の範囲で動いています。そこで、この範囲(10円)で1年間取引した場合の、資金効率を確認しましょう。

例えば、B10で取引する場合、最大ポジション数は100を選びます。10銭×100本=10円(1,000銭)となり、直近1年間の値動き全体をカバーします

また、下の表で「資金効率」は、証拠金10,000円あたりで得られた金額を示します。

(スマホで見やすいように、表を2つに分けました。)

売買システム B10 B15 B25
最大ポジション数 100 70 40
決済損益pips 17,610 12,495 8,175
最低必要資金 941,000 677,950 379,400
資金効率 1,871円 1,843円 2,155円
売買システム B50 B100
最大ポジション数 20 10
決済損益pips 4,500 1,900
最低必要資金 192,200 98,600
資金効率 2,341円 1,927円

下は、資金効率をグラフにしたものです。資金効率は、「B10とB15が最も悪い部類、B50が最も良い」という結果になりました。

すなわち、同じ1万円を投入しても、B10やB15よりも、B50の方が効果的に資産を増やすことができたと言えます。

ループイフダンの効率性

B50が最良だった理由

では、なぜこのシミュレーションでB50が最良だったのか、その理由を確認しましょう。

理由は、B10やB15では、利幅が小さすぎるからでしょう。

B10の場合、ポジションを持ってから利食いするまでに、10銭の幅しかありません。比較的大きな円安トレンドができて100銭動いたとしても、10銭の利幅です。

一方、B50の場合、利幅は50銭です。1回利食いすると、B10の利食い5回分の価値があります。

では、1回の利幅が大きければ大きいほど良いのかと言えば、そうではありません。B100にすると、B50よりも資金効率が低下してしまいました。

これは、円安トレンドになっても、余裕で100銭を超えるような値動きが少なかったためでしょう。

50銭だったら利食いできたけれど、100銭だと利食いできずに反落…こんな値動きが何度も発生したと分かります。

ループイフダンのトレードに反映

では、上のシミュレーション結果を、実際のトレードに反映しましょう。

B50で取引したい場合

B50の資金効率が最高という結果でした。よって、B50で取引したいという場合は、自信をもってトレードできます。

別途、何か検討が必要だということは、なさそうです。

B100で取引したい場合

B100で取引したい場合、B50よりは劣るけれどもB10やB15よりは良いという結果がでました。

B100の良い点は、資金効率だけではありません。「最低必要資金」が圧倒的に少ないことがメリットです。

多額の資金は準備できないけれどループイフダンをしたい、そのような場合、B100が有力な選択肢になります。

B10やB15で取引したい場合

さて、問題はB10とB15です。これらについては、場合分けで検討が必要でしょう。

短期トレードの場合

短期トレードの場合、50銭や100銭という値動きを待っていられないかもしれません。

文字通り短期間のトレードですから、早くたくさんの利食いを繰り返す必要があります。50銭や100銭の利食いを待った結果、かえって利食い額が期待よりも少なくなる可能性があります。

よって、どの範囲で短期トレードを仕掛けようとしているのか、検討します。

想定している取引範囲が広くなればなるほど、B50が有利になるでしょう。取引範囲が狭くなればなるほど、B10やB15が有利になると予想できます。

長期トレードの場合

一方、長期トレードの場合は、B50が有利というシミュレーション結果が、そのまま反映されやすいと言えます。

しかし、B10やB15で取引しますと、毎日のようにたくさんの約定メールが届きます。「これが快感なんだ!」という場合もあるでしょう。

この場合、数多くの約定を実現しながら、資金効率も同時に追い求める方法があります。「10銭ずつずらしながら、B50を実行する」です。

イメージは、以下の通りです。

  • 105.50円のときに、B50をスタート
  • 105.40円のときに、B50をスタート
  • 105.30円のときに、B50をスタート
  • 105.20円のときに、B50をスタート
  • 105.10円のときに、B50をスタート

スタート価格が、10銭ずつズレていることが分かります。

こうしますと、10銭円高になるたびに約定します。円安に転換する場合、最初の利食いは50銭の上昇を待つ必要がありますが、その後は10銭ごとに利食いします。

10銭ごとに利食いしますが、利幅は50銭となります。これが、資金効率の違いとなって現れます。

まとめ

まとめますと、以下の通りです。

  • 設定値幅が広い方が、資金効率が良い。
  • 設定値幅があまりに広いと、資金効率がイマイチ。
  • 設定値幅が広いと、最低必要資金が少ないのがメリット
  • 設定値幅の狭さにメリットを感じる場合は、工夫してトレード

米ドル円だけでなく、様々な通貨ペアで確かめると、興味深い結果になるかもしれません。

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