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麻生財務相が円売り介入示唆。実際に介入すると、効果はどう?

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088829-2最近の米ドル/円(USD/JPY)の円高に対し、麻生大臣が円売り介入を示唆したと報道されています。

介入を実施する場合、効果的に成功できるでしょうか。

米ドル/円(USD/JPY)レートと市場介入額

過去の市場介入額と米ドル/円(USD/JPY)の為替レートの様子を確認しましょう。データは財務省ホームページからの引用です。上側のグラフが介入額(単位:億円)です。

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ここで分かることは、年月を経るにつれて1回の市場介入規模が大きくなっていることです。

世界の外国為替市場は年を経るごとにどんどん取引額が大きくなっています。このため、外国為替市場に効果的な影響を与えるために必要な資金量は増えることになります。

日本が市場介入をする仕組みとしましては、短期国債を発行して資金を得て、それで円を売るという方法を採用しています。このため、市場介入をすればするほど国債発行額が増えるというオチになります・・・(一般会計でなくて特別会計ですが)。

なお、市場介入で得た米ドルの使途は非公開です。しかし、米国債に投資されているだろうことは容易に予想がつきます。

米国としては、日本の市場介入はけしからん!といいつつも、(でも、米国債を買ってくれるからOKよ!)というのが本音かもしれません。

円高エネルギーが尽きる状態での介入は効果的

なお、2011年の介入額が膨大になった理由には、もう一つあるかもしれません。

それは、「円高圧力が強い状態で円売り介入をした」ということです。すなわち、財務省・日銀は市場と戦いました。市場の方向を無理に曲げようとしたので、必要なエネルギー(市場介入額)も大きくなったということです。

ゆったり為替の見立てですと、今回は少し違うと思います。

というのは、円高に進もうというエネルギーはそろそろ尽きかけている可能性があると思うからです。円高方向に進もうというエネルギーが途絶えたところに市場介入があれば、少額で大きな効果を得ることができるでしょう。

ゆったり為替が考える円高目途は米ドル/円(USD/JPY)=105円台です。もう目の前です。105円に入って動きが鈍ったところに一撃!・・・と期待していいのかどうか。

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