MT4を利用していると、いくつかの問題に遭遇します。
今回はその中の一つ、「EAで自動売買する場合、いかにして24時間稼働させるか」を考えます。
MT4のメリットは24時間の自動売買だが
自分でEAを作るなりインターネットから入手するなどした後、MT4に導入します。あとは、取引スタート!エラーがなければ、順調にトレードを繰り返してくれます。
さて、ここで問題があります。パソコンの電源を切ってしまうと、MT4も稼働を停止してしまうという問題です。
外部サーバーにMT4を導入すれば、自宅のパソコンの電源を切っても構いません。外部サーバーはどこかのデータセンターに格納されており、24時間稼働します。
あるいは、自宅のパソコンの電源を入れ続けるという方法もあります。
そこで、この2つの方法について簡潔に比較してみます。
外部サーバーを借りる場合
ゆったり為替は「お名前.com」のMT4用サーバーを使いましたが、極めて快適でした。MT4用を謳っているだけあって、負荷が高い状況でも問題なく稼働しました。
2015年1月のスイスショックでも通常通りの稼働でしたから、極めて信頼度が高いです。
あえて問題があるとすれば、以下の点でしょうか。
- 慣れていないと、サーバーの比較や契約事務が辛いかもしれない
- 年間経費は25,000円~
この年間費用ですが、1か月に直すと2,000円くらいです。
安さを追求すれば、もっと安いサーバーがあります。しかし、安いサーバーは避けるべきと思います。と言いますのは、相場が荒れたりアクセスが集中するときに、サーバーの反応が遅くなる可能性があるからです。
安いのには、それなりの理由があります。
MT4でEAを動かすとはすなわち、自分のお金をリスクにさらしているということです。せっかくのチャンスなのに、サーバーがイマイチでダメでした!という事態は避けたいです。
ゆったり為替の場合、お名前.comのレンタルサーバーの快適指数は100%でした。
自宅PCを使う場合
一方、外部サーバーを借りないで、自宅PCの電源を入れ続けるという方法もあるでしょう。停電が起きたら困りますが、現代日本で停電は頻繁には発生しません。
とはいえ、停電が発生したときに相場が重要な場面だったら、ダメージが大きいかもしれません。
また、家族がうっかり触ってしまった、スリープになってしまった、PCがフリーズした、壊れた…。可能性はそれぞれ低いでしょうが、ゼロでもありません。
外部サーバーを使うことに比べれば安価ですが、このようなデメリットもあります。
よって、どちらを選択するかというのは、ユーザーの価値観次第ということになります。設定を完璧にしたら、あとは家族が決して触らないように注意喚起しましょう。
FX各社の自動売買の場合
MT4ではありませんが、FX各社は様々な自動売買システムをユーザーに提供しています。そして、多くの場合、外部サーバーを準備する必要はありません。
FX業者がサーバー維持を引き受けてくれますので、自分のパソコンの電源を切ってもOKです。
MT4のサービスを展開する業者でも、サーバー契約不要のサービスを提供してくれたらポイントがとても高いのですが。
こんな感じだったら、ゆったり為替は、積極的にその会社での取引を検討します。
スキャルピングや高頻度のデイトレードでもない限り、スプレッド0.1銭の差は長期的に見て成績に大きな影響を与えません。
また、リピート系注文(トラリピに代表される取引方法)だったら、何もしなくても毎日勝手にトレードしますから、取引数量も多くなります。0.1銭くらいのコストは、簡単に跳ね返してくれます。
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