当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

CFD

【NYダウ】くりっく株365の配当と金利

2019年2月7日

くりっく株365で取引が活発なのは、日経225とNYダウです。

そこで、NYダウについて、配当相当額(以下「配当」と書きます)と、金利相当額(以下「金利」と書きます)の推移を確認しましょう。

日経225につきましては、下のリンクでご確認ください。

くりっく株365の配当と金利【日経225】

くりっく株365で日経225を買うと、企業の決算日にあわせて配当相当額をもらえます(以下、「配当」と書きます)。逆に、日経225を売っていれば、配当を支払うことになります。 そこで、日経225を買う場 ...

続きを見る

NYダウとは

NYダウ(ニューヨークダウ)は大変有名ですが、念のため簡潔に確認しましょう。ざっくり書いてしまえば、「日経平均株価の米国版」です。

NYダウの推移を見れば、米国株全体の推移が分かります。アップルやマイクロソフトなど、世界的に有名な優良企業で構成されていますが、わずか30社しかありません。

日経平均株価は225社ですから、構成銘柄数がとても少ないです。

NYダウの配当

では、NYダウの配当額の推移を確認しましょう。下のグラフの通りです。

2016年6月から、くりっく株365でNYダウが取引可能になりました。よって、配当のグラフも、それ以降になっています。

NYダウ

NYダウは、アメリカの株価指数です。よって、配当も米ドル建てです。しかし、くりっく株365は、円で取引できます。為替レート反映後の数字で考えられますので、とても便利です。

日経225の場合、3月と9月に配当が集中しています。しかし、NYダウの場合は、年4回あることが分かります。

年4回だと、何だか得した気分になります。配当額は同じで、2回に分けるか4回に分けるかの違いでしかないのですが。

グラフを見ますと、徐々に配当額が上昇していることが分かります。米国経済が順調であることを反映しているのでしょう。

配当の累積額

では、2016年6月にNYダウを1枚買って保有した場合、総額で配当金をどれだけもらえたか確認しましょう。

1枚とは、くりっく株365の取引単位です。株価指数の数値の100倍の数字です。例えば、NYダウが20,000ドルだったら、1枚は200万円相当になります。

FXと同様に、レバレッジを使った取引ができます。よって、実際にこれだけの資金を準備する必要はありません。

NYダウ

上のグラフを見ますと、順調に配当総額が伸びている様子が分かります。配当は毎月プラスですから、右肩上がりになります。

NYダウの金利

次に、NYダウの金利を確認しましょう。

くりっく株365は、ETFなど現物を買うのとは異なります。ポジションを継続保有すると、1営業日経過するたびに金利相当額を支払います。

イメージとしては、FXのスワップポイントです。

現金で外貨両替しても、金利の受渡しはありません。しかし、FXになると、スワップポイントという金利相当額の受渡しが発生します。

NYダウを買うと、この金利を支払います。逆に、NYダウを売ると、この金利を受け取ることができます。

下のグラフは、月ごとの金利の大きさを示しています。

NYダウ

グラフを見ますと、変な感じがします。2017年末に、いきなり金利が上昇しているからです。これは、金利の計算方式が変わったことが影響しています。

くりっく株365では、金利計算に日本の短期金利(無担保コール翌日物)を使っていました。

日本の金利はゼロ近辺で推移する一方、米国では、金利が徐々に上昇していました。

すると、本当は米国の金利は上昇しているのに、ゼロだという前提でNYダウの提示価格を計算することになり、実際のNYダウの価格と乖離が出るようになりました。

この問題を解決するために、2017年12月から、NYダウの価格計算に米国の短期金利を使うようになりました。

上の金利グラフは、この変化を反映しています。

米国の短期金利

NYダウを買って配当をもらいたい場合、金利は低い方がいいです。一方で、NYダウを売りたい場合は、金利は高い方がいいです。売ると、金利をもらえるからです。

そこで、今後の米国の金利情勢を占うために、今までの政策金利の推移を確認しましょう。

米国の政策金利

上下動が激しいことが分かります。2008年のリーマンショックのあたりを境に、政策金利は一気に下落しました。

そして、景気回復を反映して、2015年末から徐々に金利が上昇している様子が分かります。

2019年以降の政策金利動向は、不明です。しかし、FOMC(政策金利を決める機関)の発表を見る限り、2019年の政策金利引き上げは、とてもゆっくりになると予想できます。

配当と金利の差

では、NYダウを1枚買って保有し続けた場合、どれだけの収入があったでしょうか。

NYダウを買う場合:
配当をもらう
金利を支払う
NYダウを売る場合:
配当を支払う
金利をもらう

下のグラフは、くりっく株365でNYダウを買えるようになった日に、NYダウを1枚買った場合の収入の推移です。

NYダウ

2017年末までは、NYダウを買って保有するのが有利だったと分かります。金利はほとんどなくて配当が大きかったためです。

しかし、2017年末から、雲行きが怪しくなりました。金利が大きくなったためです。

結果、くりっく株365でNYダウを買って持つと、わずかながら収支はマイナスになっていることが分かります。

NYダウを取引したい場合

以上の結果を踏まえますと、以下の考察ができます。

NYダウから配当をもらい、金利を支払いたくない場合、証券会社で米国株の現物を買います。こうすれば、配当をもらいつつ、金利の支払いはありません。

ただし、為替レート変動を別途考察する必要がありますし、売買手数料も相応に大きくなります。

一方、NYダウの価格変動をとらえて差益を狙いたい場合、くりっく株365で取引するのが有力になります。と言いますのは、取引時間のメリットが大きいからです。

くりっく株365でNYダウを売買しますと、1日20時間以上の取引時間があります。現物株の場合、日本時間の深夜のみの取引になります。

また、くりっく株365の場合、売りから始めるのも簡単です。信用口座を作って売る必要はありません。

配当と金利が同じくらいというメリット

さらに、上のグラフで確認しました通り、配当と金利の大きさが、ほぼ同じになっています。すなわち、売りも買いもやりやすいです。

例えば、トルコリラ/円で売りで勝負したいと考えたとします。しかし、トルコリラ/円を売って勝負するには、問題があります。スワップポイントが大きすぎるからです。

為替レートの上下は、事前に分かりません。しかし、スワップポイントの支払が発生するのは、事前に分かります。しかも、金額が大きいです。

この場合、なかなか売れないでしょう。

しかし、くりっく株365のNYダウの場合、配当と金利の差は小さいので、この躊躇がなくなります。純粋にチャートを見て考えることができます。

配当と金利の推移

NYダウの配当と金利は、具体的には下の表の通りです。

配当総額 金利総額
2016 24,645円 0円
2017 51,576円 2,756円
2018 56,692円 61,425円
関連記事 銘柄研究
【オープン】岡三オンライン証券【くりっく株365】

-CFD