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イギリス国民投票とスイスショックの違いを確認しよう

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歌舞伎ネコイギリスがEUから脱退することになったら、スイスショックのような事態も(念のため)想定する必要があるでしょう。

しかし、今回のイベントはスイスショックとは大きく異なりますので、為替レートの動きはスイスショックよりも穏やかになるだろうと思います。

スイスショック時の値動きを確認

スイスショックのおさらいをしましょう。スイス国立銀行(スイスの中央銀行)は、ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)が1.20よりも下にならないよう、巨額の市場介入を繰り返していました。

しかし、2015年1月15日、スイス国立銀行は、その政策を突然終了してしまいました。スイス国立銀行の買い支えがいきなりなくなってしまい、市場は大混乱。いくつかのFX業者が経営破たんするに至りました。

そのときのユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)の値動きは下の通りです(日足)。ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)=1.20だったのが、いきなり0.9台になっているのが分かります。

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この時はスイスフランの話でしたが、日本のユーザーも大きな痛手を負いました。個人や法人が負った借金は合計で30億円以上になったようです。

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イギリスの国民投票ではどうなる?

では、イギリスの国民投票でEU離脱が決まる場合、同じような値動きになるでしょうか。すなわち、ポンド/円(GBP/JPY)=150円台だったのが、1日で何十円も一気に円高になるでしょうか。

その可能性はあるでしょうが、もう少し穏やかになる可能性の方が高いと思います。

というのは、スイスショックは不意打ちでしたので、市場が準備するための時間がありませんでした。売りが売りを呼んでスイスフランが強烈に強くなりました。

一方、今回は6月23日に国民投票が行われることが、事前に分かっています。また、毎日のように世論調査結果が公表されていますので、市場はその結果を相場に反映させることができます。

このため、ポンドが弱くなるとしても、1日で全ての値動きが実現するのではなく、何日もかけて価格形成できます。

よって、EU離脱が決まる場合でも、スイスショック時のスイスフランのような、スプレッドが500pips前後になる可能性は低いのでは?と思います。また、為替レート配信がほぼ完全に止まってしまうこともないのでは?と予想します。ただし、予想にすぎません。

基本的には、スイスショックと同じ状態になっても耐えるポジション内容で相場に向き合うのが吉だと思います。

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