MT4 バックテスト

MT4で1分足などのヒストリカルデータが欲しいとき【FXTF】

2017年6月28日

日足のヒストリカルデータなら、「くりっく365」で楽に入手できます。よって、そのデータを使って思う存分バックテストができます。

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しかし、問題点があります。それは、「日足よりも短い時間のヒストリカルデータが欲しいとき」です。

短い時間足のバックテストもしてみたいです。例えば、1時間足です。

銀行が仲値を決めるのは午前9時55分ですが、10時だとして考えます(発表は10時)。「ゴトウ日は仲値にかけて円安になりやすい」という仮説を検証したい場合があるかもしれません。

  • 午前6時に買って、午前10時に決済する場合
  • 午前7時に買って、午前10時に決済する場合
  • 午前8時に買って、午前10時に決済する場合
  • 午前9時に買って、午前10時に決済する場合

買う時間を少しずつずらすだけで、4パターンのバックテストができます。さらに、米ドル/円だけでなく、ユーロ/円などについても検証すれば、さらにパターンが増えます。

果たして、ゴトウ日の噂は本当でしょうか。あるいは、実はガセネタかもしれません。過去長期間のデータに基づいて調べようと思えば、自分でやるしかありません。

しかし、データがありません。どうしましょうか。

ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)のMT4ヒストリカルデータ

そこで登場するのが、ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)です。FXTFでは、MT4で配信した1分足のヒストリカルデータを公開しています。

具体的には、1分足の売値(BID)の、四本値(始値・高値・安値・終値)です。

下の画像は、ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)からの引用です。ログイン後画面から、簡単にヒストリカルデータを入手できます。

画面左の「チャートデータ」をクリックして、表示された通貨ペアから欲しいものを選んでクリックします。

FXTFのヒストリカルデータ

また、1分足を合成して5分、10分、1時間などの足を作ることもできます。さすが、MT4です。

その方法については、ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)のホームページで詳しく紹介されています。初心者でも分かるよう、丁寧な解説ですので助かります。

取得可能なヒストリカルデータの種類

FXTFでは、以下のヒストリカルデータを取得できます。通貨ペアについては、FXTFのMT4でトレード可能です。

メキシコペソ円以外は、2012年からのヒストリカルデータです。十分な期間です。

  • 米ドル円
  • ユーロ円
  • ポンド円
  • 豪ドル円
  • NZドル円
  • カナダドル円
  • スイスフラン円
  • 南アフリカランド円
  • メキシコペソ円
  • ユーロ米ドル
  • ポンド米ドル
  • 豪ドル米ドル
  • NZドル米ドル
  • 米ドルカナダドル
  • 米ドルスイスフラン
  • ユーロポンド
  • 豪ドルスイスフラン
  • 豪ドルNZドル
  • ユーロ豪ドル
  • ユーロカナダドル
  • ユーロスイスフラン
  • ポンド豪ドル

種類がとても多いです。

ちなみに、通貨ペア以外にも、CFDと仮想通貨のヒストリカルデータも取得可能です。

  • USOil(原油)
  • 金(きん)
  • 日経225
  • US30(ダウ)

ヒストリカルデータ利用の注意点

なお、注意点がありますので、確認しましょう。ここで取得した為替レートは、FXTFのものです。

すなわち、このデータの分析結果を使って、他社のFX口座で取引しても、うまくいかない可能性があります。というのは、為替レートは、FX業者ごとに少しずつ異なるからです。

日足だったら、この点は無視できるかもしれません。

というのは、1日の値動きは大きいので、口座間の配信レートのズレは誤差とみなせる可能性があるからです(ただし、月曜日の始値付近と金曜日の終値付近などは例外です)。

1つの足の時間が短くなればなるほど、1つの足で為替レートが動く範囲も時間も小さくなります。すなわち、1分足や5分足などでは、FX業者間のレート差は無視できない割合になってきます。

為替レート差の例

例:1分足の高値と安値
A社:高値100.450円、安値100.400円
B社:高値100.455円、安値100.398円

上は、1分足の為替レートの例です。A社の場合、高値と安値の差は5銭です。B社の場合は5.7銭です。すなわち、差は0.7銭です。

1銭にも満たない差ですから、大したことがないように見えます。

しかし、値動き全体が5銭で、A社とB社の差は0.7銭です。すなわち、値動き全体に対して14%の差がついています。

1分足や5分足でトレードしたい場合、小さく見える為替レートの差でも、率にすると大きな差になります。すなわち、トレード結果に響く可能性があります。

よって、FXTFから取得したデータを分析した結果、何らかのトレード手法が出来上がったとします。その手法でトレードをするならば、FXTFのMT4口座で実行すべきでしょう。

なお、FXTFのヒストリカルデータを取得する画面を表示しますと、いくつか注意事項が書いてあります。

その中から2つ、かいつまんでご案内しましょう。

内容の正確性や完全性を保証しません

ヒストリカルデータを取得する場合、お決まりのようにある文言ですので、「そうですよね」という感じです。

しかし、実際にデータをダウンロードしてみますと、データの抜けが極めて少ないことに気づきます。

1分足データの場合、途中で為替レートが抜けてしまうことがあります。この理由は分かりませんが、データが膨大なので仕方ないかもしれません。

しかし、ゆったり為替が使ってみた範囲では、FXTFはデータの抜けがほとんどありませんでした。信頼度の高いデータだと思います。

許可なく複製したり転用したりしてはいけません

いろいろなバックテストツールを使って、FXTFのヒストリカルデータでバックテストすることは十分可能です。

しかし、その結果をブログに書くのは、良くないかもしれません。事前にFXTFに相談してから掲載しましょう。

思いっきりデータを使おう

以上の通り、ちょっとした条件があります。しかし、大半の皆様にとっては何の問題にもなりません。

FXTFのヒストリカルデータを使って、存分にバックテストしましょう!

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