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ギリシャ国民投票の結果の所感&次のギリシャの一手は何?

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開票結果はまだ確定していませんが、ギリシャの国民投票では緊縮財政反対派が多数を占めるようです。

ここで、ゆったり為替の所感を書いてみます。 



1 最初に思ったこと

緊縮財政に反対する票が上回ったことは残念ですが、賛成票を投じたギリシャ国民に敬意を表したいと思います。

というのは、ギリシャは多額の借金を抱えているとはいえ、賛成票を投じた人が個人で負った借金ではありません。年金が多すぎるという話や公務員が多すぎるという話もありますが、それは総体としてはギリシャ国民の行動の結果だといえますが、特定の個人がそう決めたというわけではありません。

しかし、ギリシャ危機発生前と比べて、ひどく高くなった税金の支払いを余儀なくされ、公共サービスの質の低下も受け入れざるを得ませんでした。そんな期間が何年も続き、生活の質が低下しているだろうことは容易に想像できます。

賛成票を投じるとは、さらに緊縮増税すべしという外国の要請を受け入れるということです。

ギリシャ国民とギリシャの政治が招いた結果に対して、自分の生活がさらに苦しくなってでも責任を全うしたいと決めて投票した人々に、敬意を表したいと思います。

まあ、そんなきれいごとではなく、反対すればさらに生活が苦しくなるぞ!だから賛成だ!という解釈のほうが現実的とは思います。とはいえ、Yesは苦難、Noも苦難。そんな中、海外に屈したような印象さえ持ってしまうYesに投票するのは難しい選択だろうと思います。

2 ギリシャ政府はどうする?

BBCの報道によりますと、ギリシャ政府は以下のようにしたいようです。
(1) 選挙の結果は、ギリシャがユーロから脱退することを意味しない。
(2) 選挙結果を背景にして債権団と協議し、48時間以内に結果を得たい。
(3) 銀行業務を火曜日から再開したい。

(1)はその通りだと思います。今回の国民投票は、さらなる緊縮財政をするかどうかに関する投票であり、ユーロ圏から脱退するかどうかという話ではありません。

(2)は厳しいのではないでしょうか。48時間と言えば2日間です。ギリシャはできるかもしれませんが、債権団は1か国ではありません。ユーロ圏諸国、欧州中央銀行、IMFなど、巨大な機関がいくつもあります。時間が短すぎるのでは?

なお、選挙結果はNOですが、現在の緊縮財政要請に対してNOであるという解釈をするならば、緊縮財政の内容を少し変えれば受け入れ可能だという扱いで合意ができるかもしれません。・・・わざわざ国民投票を実行した理由は何だ?となってしまうかもしれませんが。

この辺りは予断せずに成り行きを見守ります。

(3)の銀行業務再開ですが、お金がないのにどうやって明日から銀行業務を再開するのでしょうか。良く分かりません。

3 ゆったり為替のトレード

恐らく、本日月曜日早朝は大きな窓が開いて相場が始まるでしょう。そこで、窓が閉まる方向にデイトレードを仕掛けます。ただし、取引数量は普段よりもぐっと小さくします。半分以下にするかもしれません。

通常と同じ数量、同じ損益幅でトレードを仕掛けるのは、窓が閉まることを狙うトレードが好きなゆったり為替とはいえ、難しい選択です。

トレードの模様はツイッターでお知らせします。

→ ユーログループはギリシャに何を要求?(2015年7月12日分)
→ ギリシャ国民投票の結果速報 
→ FXで「月曜日の窓が閉まる確率」はどれくらい?

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