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南アフリカの消費者物価指数(CPI)上昇率とインフレターゲット

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消費者物価指数(CPI)は政策金利に大きな影響を与えます。そこで、南アフリカのCPI前年比と政策金利を確認しましょう。


下のグラフは、CPIの前年比上昇率です(南アフリカ準備銀行ホームページから引用)。2012年12月の水準を100として計算したものです。

south-africa-cpi-201506

リーマンショック後、11%くらいだったCPI上昇率は3%台に下落しました。その後、4%~6%あたりで推移していることが分かります。

南アフリカでは、物価の安定を図る基準としてインフレターゲットを用いています。南アフリカの場合、その値は前年比3%~6%です。この範囲にCPI上昇率を収めることを目標としています。

ある国や地域がインフレターゲットを採用する場合、特定の数字を用いることもありますし、南アフリカのようにある一定の範囲を持たせる場合もあります。特定の数字を用いると分かりやすい一方で、柔軟性がやや欠けるかもしれません。

一定の範囲を持たせる場合は、政策運営担当者としては柔軟な政策運営ができることが利点です。

では、インフレターゲットを加えたグラフは下の通りです。赤で囲った部分がインフレターゲットの部分です。

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2010年以降はインフレターゲットの範囲に概ね収まっていることが分かります。すなわち、南アフリカ準備銀行(南アフリカの中央銀行)の政策は成功を収めているということができそうです。

CPI上昇率という観点のみから考えると、南アフリカ準備銀行は、現時点で政策金利を上下させる必要はないといえそうです。よって、2015年6月現在で5.75%となっている政策金利は、今後もしばらく継続するのではなかろうか?と予想することが可能です。

では最後に、CPI上昇率と政策金利を重ねたグラフをご覧ください。

south-africa-cpi-201506-3

2011年以降のCPI上昇率が安定していることを受けてなのか、政策金利も5%台で安定しています。

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