288416-2今回は、長期トレードを開始してから終了するまでに要する時間を考察しましょう。

デイトレードやスイングトレードとは、時間の感覚が大きく異なります。 

下のチャートは、豪ドル/米ドル(AUD/USD)の週足チャートです。週足ですから、1つの足ができるのに1週間かかります。そして、補助線を2本引きました。

audusd-pennant-201612

補助線はペナントを示しています。ということは、為替レートが上方向または下方向に抜けていけば、その方向にトレードします。実際には下方向に進みましたので、売りで勝負です。

売りで勝負した後、どうなったでしょうか。

上のチャートを見る限りは、ペナントが示唆する通りに下方向に動いていると分かります。しかし、ペナントを下方向に抜けた後、下方向への値動きを渋る動き、さらに言えば上方向に行きたいなあという動きが数週間も続いています。

しかし、この動きでは、売りのトレードについて何もしません。放置です。

月足の場合、1,000pips級の含み損になることもありうるでしょう。しかし、損切りポイントに達していないならば、そのまま放置です。月足の場合、損切りポイントが1,000pipsよりもはるか遠くにあるというのはアリだと思います。

どこで決済するかというのは、トレードする人によって異なるでしょう。よって、どこで決済しても良いのですが、ここで話題にしている軽い上昇局面は、何も感情を交えずにそのまま見送ります。


こうして考えますと、週足の場合、取引を開始してから終了するまでに何か月も要するのは珍しくありません。その間、ずっと為替レートの行方を見守ることになります。

見守った末に利食いできることもあるでしょうし、損切りになることもあるでしょう。結果がどうなるか。それは分かりません。取引開始した時点で、私たちができることはもうありません。後は、自分で決めたトレードを自分で邪魔しないように、じっと見守るだけです。


この「見守る」という行動ができるかどうか。これが勝敗を分けるでしょう。

ただし、この「見守りの技術」は、週足に限ったことではありません。日足、時間足、15分足、どれを取って見ても必要な技術です。これができないと、利食いできても利幅はとても小さくなるでしょう。すなわち、「利小損大」への道を突き進む可能性があります。

為替レートが自分の想定とは異なる動きになっても、何の感情もなく淡々と過ごす。これはとても重要です。


長期トレードの特徴シリーズ:
その1: メリットとデメリット
その2: 口座選択基準
その3: 週足でもピンバーやペナントが機能する!
その4: 経済指標分析が有効(月足チャート)
その5: 実体経済がチャート分析を無効化する場合(月足)
その6: トレード1回当たりの損益の大きさ
その8: 含み損に対する心構え
その9: 実際のトレード例