332046-2昨日の記事「経済指標分析が有効」にて、月足チャートと経済指標分析の組み合わせは強力だと書きました。

月足チャートでトレードする場合、少々のショックではチャート分析結果を変える必要がありません。しかし、チャート分析を無効化してしまう巨大なショックもありました。2008年のリーマンショックです。 

下は、米ドル/円(USD/JPY)の長期チャートです。このチャートを見ると、違和感を感じる部分があります。

usdjpy-longterm-201612

下は、補助線を2本引いて、矢印を追加したものです。1998年くらいから2008年くらいまでの長期にわたり、ペナントを作っていることが分かります。

usdjpy-longterm-2-201612

しかし、ペナントの終わり方に違和感があります。本来ならば青矢印のように行きたかったのに、強制的に円高方向に曲げられてしまったように見えます。

矢印方向に進めば、ペナントが継続しただろうと思います。

では、矢印のように進まずにいきなり円高方向に進んだ理由は何か?です。この時期は、サブプライムローン問題からリーマンショックにかけてのあたりです。10年近く経過した今もまだ完全には傷が癒えていないショックですが、これがチャートの形を曲げたと考えることも可能です。

リーマン・ブラザーズを破綻させないで救済していたら、どんな世界が広がっていたでしょうか。

想像することしかできませんが、リーマン・ブラザーズを救済していたらペナントが継続していたかもしれません。

しかし、リーマン・ブラザーズを救済したら経済の実態が回復するというものでもないでしょう。よって、いずれはペナントから円高方向に抜けたかもしれません。

このように、過去のチャートを見ながら想像を膨らませるのも楽しいものです。


長期トレードの特徴シリーズ:
その1: メリットとデメリット
その2: 口座選択基準
その3: 週足でもピンバーやペナントが機能する!
その4: 経済指標分析が有効(月足チャート)
その6: トレード1回当たりの損益の大きさ
その7: トレードに要する期間
その8: 含み損に対する心構え
その9: 実際のトレード例