086247-2毎月初めのビッグイベント、それが米雇用統計です。

発表される数字と為替レート変動を見ながら一喜一憂する方も多いと思いますが、その数字の作り方を知っておくと、さらに面白いかもしれません。

疑問1: どのような企業が調査対象になる?

米雇用統計はプエルトリコ等を含む全米の統計です。企業数が多いので、米国の全企業を調べるわけにはいきません。 そこで、およそ146,000の企業や政府機関を調査しています。


疑問2: 調査対象になったら、永遠に調査に参加する必要がある?

2年~4年で他社と入れ替えになり、終了となる可能性があります。ただし、大企業になるほど長期間にわたって調査対象になるようです。個別企業のデータは非公表ですので、「~のようです」という表現になります。


疑問3: 調査への参加は義務?

基本的にボランティアですので、義務ではありません。ただし、州によっては、調査票の提出が義務になっています。


疑問4: 公表される雇用統計の数字は、いつのデータ?

毎月12日を含む給与計算期間の実績を労働省に提出し、労働省が集計します。そして、その数字を(多くの場合)翌月の第1金曜日に公表します。このため、極めて速報性の高い数字です。 


疑問5: 疑問4の「給与計算期間」って、何?

例えば、月給制の企業で、1か月の給与を計算する基準が毎月1日~月末の場合、給与計算期間は1日~月末です。週給制を採用していて、計算の基礎となる期間が月曜日~日曜日の場合、この1週間が給与計算期間になります。


疑問6: 速報値と改定値の差が大きいのはなぜ?

給与計算期間の関係で、月末まで待たないとデータを提出できない企業もあるでしょう。その場合、集計は改定値の計算に回されます。改定値の集計時に採用数が多い企業が含まれる場合もあるでしょうから、速報値と改定値の差が大きくなると予想できます。


疑問7: 市場予想と実績値が大きく異なる場合があるのはなぜ?


データの集め方が以上の通りですので、企業のデータ提出が遅れれば数字も変わってきます。また、企業内で業績見通しに大きな変化がなくても、ある月は採用者が多くて別の月は少ないということもあるでしょう。このため、予想は極めて難しいと思われます。


疑問8: 米雇用統計で、企業が提出するフォームを見たい

下のリンクからどうぞ。
製造業用の米雇用統計報告フォーマット(米労働省ホームページへのリンク)


疑問9: 米雇用統計のヒストリカルデータが欲しいです。

下のリンクからどうぞ。
米雇用統計ホームページ

データの取得方法については、ゆったり為替の姉妹サイト「FX究極のスワップ派」で説明していますので、ご覧ください。
米雇用統計の見方・読み方、データ取得方法(FX究極のスワップ派)

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→ 米雇用統計:平均時給の推移を確認してみよう