今朝はニュージーランド準備銀行(ニュージーランドの中央銀行)が政策金利を発表しました。ニュージーランドドルが急伸しましたので、政策金利発表後の声明を確認しましょう。

政策金利: 据え置き(3.5%) 

声明要旨は以下の通りです。
・ 海外経済は2014年と似ている
・ 原油価格下落は需要側よりも供給側に原因がある
・ ニュージーランド経済は強さを維持している
・ 原油価格下落により、消費者の購買力は強化され、企業の経費は低下
・ 貿易を加味すれば、ニュージーランドドルは正当化できないほど高く、長期的に見て持続可能でない
・ 2015年の消費者物価指数(CPI)は低いままであると見込む
・ 中銀は中期的なCPIが2%になることに注力する
・ 経済が拡大するにつれて、CPIは徐々にターゲット(2%)に向けて上昇するだろう 
・ 現在の政策金利は中銀見通しと整合的であるため、政策金利を維持する
・ 経済状況次第で、政策金利を上方向にも下方向にも調整する

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為替レートに関して一言で書けば、「ニュージーランド経済は強さを維持しているが、ニュージーランドドルは強すぎて不当」で良いかと思います。

では、今朝のニュージーランドドルの急騰は何か?ですが、この声明文とは別に、ニュージーランド準備銀行総裁が「米ドルとの関係でいえば、ニュージーランドドルの水準に満足」と発言したようです。声明文とは異なる内容に市場が大きく反応したようです。

では、総裁の発言は中銀声明と矛盾しているのでしょうか。

これは整合的でしょう。オーストラリアの場合と同じという理解です。米ドルに対しては十分に弱くなったが、他の通貨に対してはそうではないから面白くない、ということです。

よって、ニュージーランドドルはもう弱くならなくても良いと発言しているわけではありません(おそらく)。 ニュージーランドドル円(NZD/JPY)の現在の水準にも満足しているんだ!と理解するのは正確でないと考えます。
 
実際のところ、NZD/JPYは円安ですし。
 
→ オーストラリアの政策金利は据置き(2015年3月)