今後の為替相場はどう動くだろう・・・これは高い関心を集めるでしょう。為替レートが近い将来に上がる!と事前に分かっていれば、今買うでしょう。そして、儲かっていい感じです。

そこで、ウェブサイトで為替予想を読むのですが、ここで問題があります。 

1.相場予想をしている人は、実は将来のことを知らない

相場予想を書いたり話しているのは生身の人間です。神様ではありません。よって、どんなに知識があって、どんなに経験があっても、将来の為替動向を見通すことは不可能です。

肩書がとても素晴らしく、あたかも全てが分かっているかのように書いたり話したりしている人でも同じです。本当に見通せるならば、その人はスーパー大金持ちでしょう。全財産を投入して自分の相場見通し通りにトレードすれば良いのです。しかし、そのような人はいないでしょう。

ゆったり為替も状況は同じです。このブログに予想を書いてきました。1年半くらいの記事の蓄積がありますから、バックナンバーを丹念に調べれば正解率が分かるでしょう。あまり高くないかもしれません。


困るのは、私たちが記事の予想通りに取引をして負けたとしても、誰も責任を取ってくれないことです。取引した本人にすべての責任があります。「あの人を信用して買ったのに!」と愚痴をこぼしても、何も起こりません。

・・・というわけで、相場予想を読んだり聞いたりするのは楽しいものですが、あまり有益なものではないかもしれません。ゆったり為替の場合、他人の相場予想を読むことはありません。ゆったり為替が他人の相場予想を参考にするのは、たった一つの場合だけです。

「その人の予想通りに取引して損したら、その分のお金を返してくれると保証する場合」だけです。

すなわち、他人の予想を読むことはありません。このため、「2015年豪ドル円(AUD/JPY)為替予想!ゆったり為替の見通しは?」で書いた予想が、他に比べて変な数字かもしれませんし、平凡かもしれません。この辺りは確認していませんので不明です。ゆったり為替オリジナル予想ということになります。


2. 1年間程度の相場予想を考える方法

今は1月ですから、「今年の豪ドル円(AUD/JPY)の見通しはどうだろう?」という感じで、1年間程度の予想を考えることがあるでしょう。ゆったり為替が1年程度の予想を立てるときの手法の例をご紹介します。

(1) 過去の同じような場面の為替動向を確かめる

ゆったり為替はFXサイト「Trader's Spot」で「アメリカの政策金利が上がると、ドル円(USD/JPY)はどうなる?」の記事を書きました。これは、過去20年の米国の政策金利上昇局面で米ドル円(USD/JPY)がどのように動いたかを確かめたものです。

偶然にも、過去3回の政策金利上昇局面で、米ドル円(USD/JPY)は同じ動きをしました。これを受けて、2015年に米国が政策金利を上昇させる場合の値動きを予想しています。米ドル円(USD/JPY)の動きを4つの部分に区切って考えており、現時点で、最初の部分では予想が概ね的中していると考えられます。残り3つが的中するかどうかは、これからの値動きを確認すれば分かります。

過去の為替動向を調べるのは時間がかかりますが、特別な能力は必要ないでしょう。


(2) 1年間の高値と安値の差を計算して、今年の値動きの範囲を考える

これは、「2015年豪ドル円(AUD/JPY)為替予想!ゆったり為替の見通しは?」で使った方法です。AUD/JPYは過去20年間、概ね55円~107円くらいの間を行ったり来たりしました。そこで、この範囲で今後も動くと仮定します。

そして、過去の「年間高値と年間安値の差」を確認し、今年もそれが当てはまるだろうと考えるのです。AUD/JPYの場合、最近5年の年間高値と年間安値の差は15円~19円くらいでした。今年もそれぐらいになるだろう、と考えるのです。

これも上の(1)と同様、特殊な能力は不要です。面倒だという気持ちを抑えて確認できればOKです。


3. 自分なりに仮説を立てて、検証していく。その繰り返しでOK。

上でご紹介した方法は、少々面倒かもしれません。しかし、苦労して働いて得たお金を、パソコンの画面の向こうで溶かして失ってしまうのは惜しいです。相場予想を読むのは楽しいですが、(ゆったり為替の予想を含めて)彼らに全幅の信頼を置くのは止めたほうが良いでしょう。

自分なりに何か仮説を立てて、確認していく。この作業の繰り返しになります。無味乾燥な作業ではありません。上でご紹介した2.(1)(2)の方法を使うだけで、ちょっとした歴史や経済の勉強にもなります。知識が増えていきますので、今まで気づかなかったことにも気づけるようになります。

必要なのはやる気と時間です。少しずつ時間を見つけて作業をすると、何か発見があるかもしれません。

「でも、予想が外れるかもしれないし・・・」と腰が引けてしまう必要はありません。予想は外れるものですから、外してOKです。自分にとって不都合な予想が出てしまった場合は、その予想が実現しても大丈夫なようにポジションを調整するなり、その予想が正しい場合のトレード方法を考えたりと、将来に向けての準備に使います。

→ 2015年豪ドル円(AUD/JPY)為替予想!ゆったり為替の見通しは?