選ぶ過去2回にわたって、トラリピとMT4を概観しました。
今回は最終回です。

トラリピとMT4をバックテストした結果をご紹介します。
本当に、M2Jでの取引は不利でしょうか? 
 

結果は以下の通りです。1取引あたり1,000通貨、1年間の利益額です。
検証の条件については、この記事の一番下をご覧ください。

(1) 指値と指値の幅50銭、利益50銭のとき
MT4: 163,000円 M2J: 122,070円 差額: 40,930円

(2) 指値と指値の幅25銭、利益50銭のとき
MT4: 325,000 M2J: 245,700円 差額: 79,300円

(3) 指値と指値の幅10銭、利益50銭のとき
MT4: 801,500 M2J: 610,740円 差額: 190,760円


この検証結果から、MT4のほうがM2Jよりも利益が大きいことが分かります。

しかし、MT4は常にパソコンの電源をオンにする必要があることから、外部サーバを借りる人がいることでしょう。
そのレンタル代金(年額数万円)を考慮するとどうでしょうか。

また、M2Jはサポートが手厚いのに対し、MT4はトラブル発生時に自分で対応するか、または、問題を解決できる知り合いが必要です。

こう考えると、(1)の場合はM2Jのトラリピに軍配が上がると考えて良いかも知れません。

指値と指値の幅が狭くなればなるほど、利益の差が大きくなります。
このため、この検証からは以下の結論を導くことが可能かも知れません。


1回の取引数量を1,000通貨とするとき、
指値と指値の幅が大きくなるとM2Jが有利、狭いとMT4有利


その境目は、MT4の維持に要する時間や経費をどれだけ負担に感じるかによって変わってくるでしょう。
少なくとも、手数料が高いからM2Jのトラリピは不利だと決めつけると、正確さを欠く可能性があることが分かります。


<検証の条件>
検証に使用したシステム : MT4のバックテスト機能
使用したチャート : AUD/JPYの5分足
検証期間 : 2013年1月1日~2013年12月31日
売買 : 買い(ロング)
取引数量 : 1回の取引当たり1,000通貨
MT4のスプレッド : 2銭
テスターのモデル : 始値のみ

実際の為替レートとテスターで使用した為替レートは同一でないと考えられること、5分足の始値のみで検証したことから、実際の利益とは異なることが予想されます。よって、この比較結果は目安としてお考えください。

→ M2Jでの取引は不利か(上)
→ M2Jでの取引は不利か(中)
→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット