自由の女神今回は、先週末に発表された米国雇用統計を振り返ります。
2014年3月の雇用者数は、前月比で19.2万人の増加でした。

良好な数字ですが、USD/JPYは大きく反落しました。

米国雇用統計の発表時に、過去2か月分の雇用者数の改定値が発表されます。この数字も見ましょう。


          速報値 改定値 改定幅
2014年1月 +12.9万 +14.4万 +1.5万
2014年2月 +17.5万 +19.7万 +2.2万

改定値はいずれも上方修正です。
2013年12月は14.4万人プラスに、2014年1月は19.7万人プラスに改定されました。

米国の人口増や求職者増に対応するために必要な雇用者増加数は、毎月15万人ほどと言われることが多いです。
高齢化を反映すれば、毎月10万人増でもだいじょうぶなのでは、という話も聞きます。

この状況で、先月の雇用者増加数は前月比 19.2万人増。
過去分の改定値をみても、14.4万人、19.7万人増加です。

リーマンショック後に失われた雇用者数を全て回復するには至っていませんが、雇用者数が増加しているのは明らかです。

USD/JPYが下落する理由はないと思います。


しかし、トレードにおいては、「市場予想」なるものが独り歩きしています。 

トレードの現場では、発表された数字が市場予想よりも良かったか悪かったかで、為替レートが動くことが少なくありません。

今回は、市場予想よりも少し悪かったので、USD/JPYが下落するという結果になりました。

しかし、各種統計を見ると、米国経済が力強く回復しつつあることは明らかです。
今回の反落は一時的なものにとどまると予想します 
(予想はしばしば外れるものですが) 。