ニュージーランドの政策金利は、今後2年間で2%ほど上昇する見込みとなりました。

政策金利の上昇は、通貨の上昇要因です。そこで、スワップポイントも期待できますし、これから2年程度買いポジションを持ち続けて利益を上げられそうな通貨ペアがあるかどうか、探してみます。


NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)


最初に、NZドル/円(NZD/JPY)の推移を見てみましょう。過去20年程度のチャートは下の通りです。毎月の為替レートをエクセルでグラフ化したものです。

nzdjpy

現在のNZドル/円(NZD/JPY)レートは、過去最高値をうかがう水準です。

そして、日本の政策金利上昇は目途さえ立たず、ニュージーランドは上昇基調。このため、さらなる為替レート上昇を期待できるのかもしれませんが、為替レートは金利だけで決まるものではありません。

よって、何かのショックで下落する可能性を考えると、NZドル/円(NZD/JPY)の買いを長期間持ち続けるのは、躊躇してしまうかもしれません。


NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)


次に、NZドル/米ドル(NZD/USD)を見てみましょう。

NZDUSD

NZドル/米ドル(NZD/USD)は、過去最高値あたりに位置しています。

ニュージーランド準備銀行は、現在の為替レートは長期的に見て維持できないという立場です。米国の景気回復傾向を勘案すると、これ以上の為替レート上昇を期待して買いポジションを持ち続けるのは危険かも知れません。


AUD/NZD(豪ドル/NZドル)


audnzd

オーストラリアの景気は足踏み状態、ニュージーランドは好景気で政策金利上昇中。このため、史上最安値を伺う勢いです。

AUD/NZD(豪ドル/NZドル)の場合は、買いでなくて売りでポジションを持つことになりますが、最安値近辺にある状況で2年間継続して売り続けることは、難しいかもしれません。


NZD/EUR(ニュージーランドドル/ユーロ)


NZDEUR

ユーロの導入は1999年1月からですので、このグラフも同じ時期から作りました。対ユーロでもやはり、NZDは高値の水準にあります。

ユーロ圏も緩慢ながら景気回復に向かっていることを考えますと、この通貨ペアの買いポジションを長期で持つことは、難しいかもしれません。


NZD/CAD(ニュージーランドドル/カナダドル)


NZDCAD

この通貨ペアでは、NZDの急伸ぶりが目立ちます。最近のカナダドルは、その弱さが目立ちます。最弱通貨かと思われる円に対してさえ、最近は弱くなりつつあります(=円高に振れつつあります)。

ニュージーランドが政策金利を引き上げることは、かなり以前から知れ渡っていました。このため、すでに為替レートに反映されてしまって、今から買うのは難しいかもしれません。


NZD/GBP(ニュージーランドドル/ポンド)


NZDGBP

この通貨ペアでも、過去最高値圏にあります。買いポジションを長期で持つことは難しそうです。


NZD/CHF(ニュージーランドドル/スイスフラン)


NZDCHF

これは、買いポジションを長期で持っても良いかもしれません。現在の為替レートは過去安値圏とは言えませんが、高値圏でもないためです。

NZドルの相手方通貨が、世界最強通貨のスイスフランというところが気になるところです。

そこで次回は、NZD/CHFについて考えてみます。