過去50年近い為替データ（ヒストリカルデータ）入手方法

過去10年以上のヒストリカルデータを簡単に手に入れようと思えば、マネーパートナーズがとても便利です。日足4本値（始値、高値、安値、終値）のデータを得られます。

では、過去50年分欲しかったら、どうしましょう？

データは、FRS（Federal Reserve System、米連邦準備制度）のホームページで公開されています。下のリンクをクリックしてください。

→　FRSホームページ

なお、過去50年分というのは正確でなく、1971年以降のデータです。すなわち、ブレトンウッズ体制終了の年からのデータですからすさまじいです。

4本値でなく1つの値ですが、超長期の分析をするには、それでも十分です。なお、この為替レートは、ニューヨーク正午の数字です。

超長期のヒストリカルデータ取得方法

上のリンクをクリックしますと、下の画像が出てきます。赤枠を2つ追加しています。

下側の大きな四角の中に、国名が並んでいます。その国の通貨と米ドルの為替レートを取得できます。

そして、上側の四角をクリックしますと、データの期間を選択できます。

下の画像の赤枠部分を見ますと、選択肢が3つあるのが分かります。選んだら、「Go」をクリックします。

初期設定は、「2000 to Present」（2000年以降）です。この期間の場合、下の通貨ペアのヒストリカルデータを取得できます。

FX用にデータを公開しているわけではありません。このため、FX愛好家から見ると、大変珍しい通貨ペアも並んでいます。

ここでは、円を選んだ（クリックした）としましょう。すると、下の画像が出てきます。ヒストリカルデータの一覧です。

データを見ますと、時々「ND」という文字が見つかります。これは、「No Data」すなわち、何らかの理由で為替レートの数字を利用できないことを示します。

10年以上の遠い過去を見る場合、ごくまれにデータの欠損があっても、困ることはあまりないのでは？と予想できます（長期的な推移をみるために使うことが多そうだから）。

1980年代など、遠い昔のデータが欲しい場合に利用価値がありそうです。