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下値支持線(サポートライン)とは?その使い方

当ブログでは、下値支持線と上値抵抗線が数多く登場します。そこで、今回は下値支持線について詳細に検討します。

他の手法と同様、万能ではありませんが有効に機能します。

下値支持線(サポートライン)

為替レートが特定の位置まで下落すると、なぜか反発して上昇することがあります。そのような点を結ぶと、一本の線になることがあります。

これを下値支持線(サポートライン)と呼びます。

「支持」「サポート」という表現から想像すると、世の中の人は、相場が上昇して欲しいと願っていると分かります。下落しそうだけれど、ある線がサポートしてくれた!という具合です。

どの時間足のチャートでも出現する

この線ですが、1分足チャートでも月足チャートでも出現します。

月足チャートで見てみましょう。下は、豪ドル円です(DMMFXから引用)。1990年代初頭からの表示ですから、およそ30年間のチャートです。

豪ドル円のチャート

下のチャートに、白線を引きました。これが下値支持線(サポートライン)です。この付近まで為替レートが下落すると、なぜか決まって反発しています。

この反発を狙って上手に買えれば、30円(3,000銭)~40円(4,000銭)という巨大な利幅を狙えます。

ゆったり為替は、このような一撃必殺の月足トレードを好みます。

豪ドル円のチャート

下値支持線(サポートライン)の引き方

上のチャートでの線の引き方は、以下の通りです。

  • 値動きの底になっている部分を探す
  • その頂点と頂点を結んで、直線を引く

これだけです。ただし、厳密に頂点と頂点を結ぶと、直線になりません。

底が2つなら直線になりますが、3つも4つもある場合は、それぞれの点を通る1本の直線は存在しないでしょう。多少のズレが出ます。

よって、「だいたいこれくらいかな?」という感じで線を引きます。

多少の誤差は容認

ちなみに、月足チャートを良く見ると、下のように線を引くのが正確です。すなわち、水平線でなくて、少し右肩下がりになっています。

この描き方が正解だという場合、次の安値は50円を下回る可能性があります。

豪ドル円のチャート

水平線と斜線

では、水平線で描くのと、正確性を重視して斜めに描くのと、どちらが正しいでしょうか。回答は「どちらでも良い」となるでしょう。

私たちは、チャートを見て線を描いています。チャートは、過去の話です。将来の為替レートがどのように動くか、それは誰にも分かりません。

そして、実際にトレードしてみると、為替レートが下値支持線ちょうどのところで反発して大成功!というのは、難しいと分かります。

多くの場合、期待した位置と多少異なる位置で、反発するでしょう。反発しないで下落し続けることもあるはずです。

よって、水平線でも斜線でもどちらでも良い、という回答になります。相場を見ながら、「今回はどのように線を引くのが良いだろう?」と考えながら対応します。

下の米ドル円の日足の場合は、水平線で描くのは無理があるでしょう。こういう場合は、斜めの線を採用します。

米ドル円のチャート

直感重視、あまりに細かく考えない

線の引き方に関するルールは緩いので、使い勝手が良いです。しかし、これから勉強しようという立場で考えると、とても困ります。正解がないからです。

その結果、下値支持線(サポートライン)が何本も引かれることになります。そして、ゴチャゴチャして何が何だか分からなくなります。

この問題の対処法(案)は、以下の通りです。

分かりやすい場合だけ採用

候補がたくさんある場合、不採用にします。分かりやすい場合だけ採用します。

あるチャートを見て、線をたくさん引いてしまったとしましょう。なぜ、たくさんになったのでしょうか。

それは、「これだ!」という線が見つからなくて、あれもこれもありうるな…となった結果かもしれません。そのような場合は、不採用です。別のチャートを見ましょう。

練習する

月並みな対処法ですが、練習は欠かせません。予備知識や経験なしに線をズバッと引けるとしたら、大変な能力です。

多くの場合、あれやこれやと迷いながらになるでしょう。

迷うという行動を繰り返すうちに、徐々に精度の高い線を引けるようになってきます(最終的には、目視だけでOKという感じになります)。

終値を使うか、安値を使うか

線を引く際に迷う点の一つは、「終値を基準にするか」それとも「安値を基準にするか」でしょう。具体的に、チャートで見てみます。米ドル円の日足です。

下は、終値を基準にしています。

豪ドル円のチャート

一方、安値を基準にしたものは、下の通りです。

豪ドル円のチャート

結局は、どちらを採用しても同じような位置に線が引かれます。しかし、この差は大問題です。上のチャートの場合、2本の線の間の距離は20銭くらいあります。

「安値基準で考えていたら、実際の為替レートは終値付近で反発して買えなかった!」などという例が出ると、残念です。

相場を見る視点は適切で、トレードする準備もできていたのに、ちょっとしたことで明暗が分かれてしまいます。それが相場です。

終値か安値か、その判断基準

では、終値と安値、どちらを基準にすべきでしょうか。それは、「その時々で変わってくる」です。ゆったり為替の場合、この2つを使い分けています。

その基準を説明するのは、難しいです。チャートごとに異なるからです。多くの場合、どちらを基準にしたらチャートを読みやすくなるか?という視点で考えています。

例えば、相場が少々荒れて、とても長い下ヒゲができたとします。この場合、安値を基準にすると、どうしても相場を読めない場面が出てきます。

そういう時は、終値を基準にします。

この点は、経験という単語一つに集約されそうです。経験を積むには、練習が必要でしょう。

少々難しい下値支持線(サポートライン)

実際にトレードしていると、少し難易度の高い下値支持線(サポートライン)に出会うことがあります。

これを使いこなせると、トレードの幅が広がります。以下、ご案内します(基本形を使えるようになってからの話になるでしょう)。

下のチャートで、線を引いてみます。どのように引けるでしょうか。おそらく、2種類引けるでしょう。

米ドル円のチャート

一つ目は、下の線です。水平線で描いています。少し右肩下がりの線にしても、良さそうです。ゆったり為替は水平線を好みますので、水平線で描きました。

米ドル円のチャート

もう一つは、下の通りです。一般的な線の引き方とは異なるでしょう。

米ドル円のチャート

多くの場合、白い線のところまで為替レートが下落すると、値動きが鈍くなったり反発したりしています。すなわち、ここに下値支持線(サポートライン)があるということです。

この線を採用した場合、チャート右側に描いた丸部分の反発を狙って取引可能です。

この線を引くには、赤の矢印部分が邪魔です。線を明らかに下方向に抜けているからです。この2つの部分は無視はしないものの、軽視して判断することになります。

「チャート上に確かに値動きとして残っているのに、それを軽視して線を引く」というのは、少々難易度が高いと予想できます。

よって、基本となる線を引けるようになってから、この方法に挑戦することになるでしょう。

トレードを始めるタイミング

こうしてチャートに線を引くのは、トレードをするためです。多くの場合、取引開始位置と取引終了位置の目安として使うでしょう。

そこで、どのようにトレードに生かすかを考察します。

取引開始時

考え方の一つとして、「為替レートが下落して、下値支持線に到達したら、買う」という方法があります。

このメリットは、分かりやすいことです。あらかじめ買うポイントを決めていますので、指値注文を出しておくことも可能です。

為替レートが線を一定程度下回ったら、損切りします。こうすれば、大損の可能性を低くできます。

そして、取引開始位置と損切り位置が決まれば、「利大損小」になるように利食い位置を決めればOKという考え方です。

ゆったり為替の場合

しかし、ゆったり為替は、この方法を採用していません。と言いますのは、勝率にやや不満があるためです。

この線が機能してきたというのは、過去の話です。将来はどうなるか、分かりません。そこで、何か工夫が欲しいと感じます。

具体的には、「下値支持線(サポートライン)付近で何らかの上昇サインが出たら、買う」です。線だけでなく、もう一つ何か上昇を示唆するものが見つかったら、取引します。

利幅は多少落ちるでしょうが、勝率を高めることができます。ゆったり為替の場合、「もう一つの何か」は主にピンバーです。

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取引終了時

取引終了は、比較的分かりやすいです。為替レートが線を下回ったら損切りです。どこまで下回ったら損切りするかというのは、トレードする人の考え方次第でしょう。

以上、下値支持線(サポートライン)について考察してきました。上値抵抗線(レジスタンスライン)は、上下逆さまにしたものになります。

同様な感じで、別記事で考察してみようと思います。

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