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デイトレード

短期のプライスアクショントレードの問題点

2020年4月14日

ゆったり為替が自分の手法でデイトレードを始めて、2週間ほど経過しました。

まだ2週間という感じですが、時間をたっぷり投入できます。そこで、バックテスト・各種考察・極少ロットの実戦トレードを繰り返しています。

ただ今、2つの問題に遭遇しています。

一つ目は、日足よりも短い足、特に1時間足を見ていて遭遇します。「FX業者ごとにローソク足の形が違う」という問題です。もう一つは、トレードチャンスを逃してしまうことです。

先に、ローソク足の重要度について見ていきます。

プライスアクショントレード

ゆったり為替のトレード手法は、プライスアクショントレードに分類されるでしょう。

と言いますのは、インジケーターを使わず、ローソク足を使い、時々補助線を使う程度だからです。補助線も使わず、目視だけで終わらせることが多いです。

プライスアクショントレードとは

プライスアクショントレードとは何だ?ですが、文字通りそのままです。

  • プライス=価格
  • アクション=動き

すなわち、値動きを見てトレードすることです。値動きが端的に表現されるのは、ローソク足です。そこで、ローソク足を見ながらトレードします。

具体的には、ローソク足の形を見たり、下値支持線や上値抵抗線を見ながらトレードします。

ラインチャートだけのトレードも可能

長期で判断する場合は、ラインチャートだけという場合もあります。下の豪ドル円が典型的です。このチャートだけでトレード可能です。

「60円を下回ったら、とりあえず少し買ってみよう」です。

豪ドル/円の長期チャート

上のチャートには、2020年前半の暴落が描かれていません。上のチャートを作ったのは、2019年のことだからです。

しかし、このチャートを見れば、「豪ドル円は60円を下回る可能性がある」と容易に分かります。実際に60円割れになるかどうか、2019年当時は不明でした。

しかし、可能性はありました。

そして、2020年に入って、59円台が実現しました。あらかじめ想定済みなので、慌てることはありません。むしろ、買い時がやってきた!となります。

(欲を言えば、あと5円くらい円高になって欲しかった…。)

インジケーターは使わない

というわけで、インジケーターは全く使いません。使おうと努力した時期もありましたが、自分の性格に合わないと判断しました。

インジケーターを使うと、それはプライスアクショントレードとは呼ばないでしょう。

経済指標も見る

追加しますと、ゆったり為替は経済指標も見ます。直近の数字はほとんど無視で、過去数十年程度の長期的な推移を見ながら考えるタイプです。

ゆったり為替の短期トレードでは、重要な経済指標がある時間の前後は取引しない、という方針です。

どんな数字が出るか不明、どのような値動きになるか不明、さらに、ゆったり為替は瞬発力を要するトレードが苦手ですので、休むのが吉です。

FX業者によってローソク足の形が異なる

以上の状態ですから、ローソク足が極めて重要です。そして、各FX業者のチャートを眺めているのですが、問題に遭遇しています。

FX業者によって、ローソク足の形が異なるという問題です。

スイングトレード~長期トレードの場合、この点は無視できます。大きな利幅を狙いますので、大きな視点から眺めることになります。少々のローソク足の差は誤差の範囲です。

それよりも、自分にとって見やすいチャートデザインになっているか?という方が、圧倒的に重要です。

インジケーターを使いませんから、極端に言えば、機能はどうでもいいです。デザインが最も大事です。

1時間足でローソク足の形が異なると

ところが、1時間足の場合、大きな利幅を狙うわけではありません。日足のスイングトレードやポジショントレードに比べると、圧倒的に小さな値動きを狙います。

よって、ローソク足の形が業者によって異なると、トレード判断にも大きく影響します。

下は、実際にあった例です。ある時刻、A業者の1時間足では買い示唆のピンバーが出ていました。下の図で、左側です。よって、買いました(利食い成功)。

ピンバー

後から、比較するために他のFX業者の同時刻の1時間足チャートを確認しました。すると、右側(B業者)の形になっている例がありました。

これは極端に描いたものではなく、こんな感じでした。この形をピンバーとみなして買うか?ですが、相当迷うでしょう。

迷うということは、確信がないということです。よって、このローソク足を見て考えた場合、トレードを見送っただろうと思います。

ピンバーとは何か?につきましては、下の記事で詳しくご確認いただけます。

ピンバー(pin bar)の見方、使い方

ピンバー(pin bar)とは、プライス・アクショントレードでしばしば出てくるチャートの形です。ただし、ピンバーだけで取引すると、成績が良くありません。 そこで、水平線を利用したり、何かインジケーター ...

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ローソク足の差は、通常時でも発生

ただし、これほど大きな差が出るのは、一時的なことかもしれません。この記事の投稿時点では、新型コロナウイルス問題で相場も荒れ気味です。

相場が荒れれば、FX業者ごとに為替レートが大きく異なる例が出てきます。

とはいえ、平時でも、FX業者ごとに為替レートに差が出ます。いきなりスプレッドが大きく開くようなFX業者だと、チャート形状が崩れやすいです。

この場合、プライスアクショントレードは大変難しくなります。

スキャルピングの時はどうだった?

ゆったり為替は、スキャルピング名人からスキャルピングを教えてもらい、訓練していた時期がありました。名人の期待に応えることはできず、落第となりました…。

このスキャルピングは、1分足を使います。ということは、FX業者ごとにチャートの形が異なります。この時はどうだったのか?です。

この時は、インジケーターも重視するスタイルでした。また、スキャルピング歓迎というFX業者は、日本ではわずかしかありません。

よって、FX業者ごとにローソク足の形が異なることは認識していましたが、大きな問題だとは考えていませんでした(もしかして、これが、スキャルピングで成功できなかった原因の一つかも?)。

【関連記事】スキャルピングのトレード手法

過去のチャート比較は難しい

では、チャートを遡って業者間比較をしよう!となるのですが、それは難しいです。と言いますのは、好きなだけ過去に遡って1時間足チャートを閲覧できるわけではないからです。

数か月間程度が限界でしょう。というわけで、トレードをしながら、自分にとって最も良いチャートを探すことになります。

FXTFなら、2012年以降のチャートを閲覧可能

以上の通りですので、短い時間足のバックテストには苦労することになります。しかし、例外もあります。FXTFです。

2012年以降の1分足のヒストリカルデータを公開しています。1分足のデータを合成して、10分足、1時間足等のチャートを自由に表示できます。

さすが、MT4です。1分足を使って別の時間足のチャートを作る方法は、FXTFに詳しい解説がありますので助かります。

バックテストをする際、信頼できるヒストリカルデータをいかに確保するか?が重要な問題です。FXTFがヒストリカルデータを公開してくれているので、この問題は解決できます。

そして、FXTFのヒストリカルデータ検証で何か結果を得たら、FXTFで取引します。理由は、この記事の流れの通りです。FX業者ごとに為替レートが異なるからです。

短い時間軸になればなるほど、FX業者間のズレを無視できなくなります。

トレードチャンスを逃す

2つ目の問題点は、プライスアクショントレードに限らず、短期トレード全般に言えることでしょう。トレードチャンスを逃してしまうという問題です。

中長期トレードの場合

ゆったり為替の長期トレードの場合、チャンスを逃すことがほぼありません。

と言いますのは、週足でトレードチャンスを探す場合、1日や2日くらいタイミングを外してもトレード可能、という場合が珍しくないからです。

実際には、毎朝チャートを確認します。その時にチャンスだなと思えば、コーヒーでも飲みながらゆっくり考えて取引できます。

月足の場合は、取引チャンスが月単位で継続することもあります。こうなると、トレードチャンスを逃すほうが難しいかもしれません。

デイトレードの場合

その一方、デイトレードの場合、そうはいきません。気づいたらトレードチャンスが過ぎていたという場合が、何度もあります。スキャルピングも同様です。

すなわち、自分の手法通りにトレードしても、バックテスト結果と現実の成績に大きな差が出ます。

その差は、スプレッドやスリッページの比ではありません。「トレードしたか、それともできなかったか」の差ですから。これはもう仕方ない、とあきらめるしかなさそうです。

インジケーターを使う場合は、シグナルが出たらメール等で配信ができます。プライスアクショントレードの場合は、困難そうです。

例えば、「ピンバーが出たらメール発信」という場合、ピンバーの定義づけが大変です。チャート形状によって、臨機応変に考えるからです。

(この記事を投稿した本日も、トレードチャンスを1回逃しました。その後、いい感じで為替レートが動くものだから、残念な感じが増幅します。)

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