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AUD(豪ドル)

中国の復活。そして豪ドルが急回復【2020年4月】

豪ドルが、急速に復活しています。ゆったり為替は、豪ドル円=50円台で買って長期保有のプランを描いていました。今のところ、それは実現せず。

そこで、豪ドルが急回復している理由を確認するとともに、今後のゆったり為替のトレードプランをご案内します。

中国が復活して大賑わい

豪州は、中国経済次第という面があります。と言いますのは、豪州と中国は、経済的なつながりが極めて強いからです。

よって、中国が強ければ豪州も強い、中国が風邪を引けば豪州も風邪をひくという関係です(下のリンク先記事でご確認いただけます)。

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まずは、中国の現状(2020年4月)を確認しましょう。下の写真は、Yahoo!JAPANからの引用です。

中国

中国の観光地の様子です。新型コロナウイルス問題が起きる前の話ではありません。2020年4月です。

「えっ…マスクしてない…。」というのが率直な感想です。これには理由がありまして、少なくとも現時点においては、中国は新型コロナウイルス問題を克服しています。

抑圧された生活から解放されて、観光地に一気にお客さんが押し寄せました。

下は、中国における、新型コロナウイルスの新規感染者数の推移です(日経新聞から引用)。2020年3月以降、新規の患者がほとんどいないことを示しています。

中国の新型コロナウイルス新規感染者数

とはいえ、ワクチンが開発されたわけではなく、薬が作られたわけでもなく、中国人の多くに免疫ができたわけでもないでしょう。というわけで、再発が心配ではあります。

経済指標も一気に復活

これを受けて、中国の経済指標も、大幅に復活しています。以下の通りです。

  • 指標:3月製造業購買担当者景気指数(PMI)
  • 発表:2020年3月31日
  • 結果:52.0
  • 前回:35.7
  • 指標:3月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
  • 発表:2020年4月1日
  • 結果:50.1
  • 前回:40.3
  • 指標:3月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
  • 発表:2020年4月3日
  • 結果:43.0
  • 前回:26.5

前回の数字と比較すると分かります通り、概ね10ポイント以上の大ジャンプです。中国の景気は、一気に回復しています。これに加えて、中国政府の経済対策が実施される模様です。

世界の主要国は、新型コロナウイルス問題からの脱却に時間がかかる模様です。

その一方で、(少なくとも現時点の)中国においては、新型コロナウイルス問題は既に過去の話になりつつあるかのようです。すなわち、豪州にも良い影響があります。

豪ドル円も急回復

豪ドル円が、急回復しています。おそらくは、中国の状況を反映しているのだろうと予想しています。下は、豪ドル円の日足チャートです(DMMFXから引用)。

豪ドル円の日足チャート

2020年3月に、一気の円高で59.90円くらいまで円高になりました。その後、急反発しています。この記事を書いている時点では、70円に迫ろうかという勢いです。

ゆったり為替は、豪ドル円が50円台になったら買おうと考えていました。59.90円は、確かに50円台ですが、そこで買うのは難しかった…。長期保有できませんでした。

では、このまま豪ドル円は回復するでしょうか。下のチャートを見てみましょう。週足です。

豪ドル円の週足チャート

週足チャートを見ますと、日足とはずいぶん印象が異なります。上昇でも回復でも何でもありません。

2020年3月、豪ドル円は円高トレンドから大きく外れて円高になりました。それが、元のトレンドの位置に戻っただけです。

すなわち、円高トレンドは依然として継続中であり、円安トレンドになったと判断するのは難しいです。

今後のトレード方針

では、今後のトレード方針はどうしましょうか。結論としましては、現状の方針を維持します。以下の通りです。

  • トライオートFXで超長期のリピート系注文継続
  • 豪ドル円=50円台になるのを待つ

トライオートFX

トライオートFXのリピート系注文は、公開トレードです。大きな金額で取引しているわけではありませんが、今回の大波乱相場では大きな利食いを実現しました。

今後、このまま円安軌道に戻る場合、長期保有できずに残念ということになります。しかし、トライオートFXが数多くの利食いを繰り返してくれましたので、満足できます。

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長期保有狙い

そして、豪ドル円=50円台で買うという狙いも継続します。と言いますのは、もう一度円高になる可能性がある、と読んでいるからです。

中国は、既に新型コロナウイルス問題を克服したかのような勢いです。しかし、確実なものではありません。薬が開発されるまでは、警戒が必要です。

という状況で、冒頭の観光地の様子です。多少なりとも不安を覚えてしまいます。

そして、過去の豪ドル円の値動きを見ても、50円台の再来はありうると分かります。具体的には、2000年~2001年の値動きです。

豪ドル円のチャート

上の月足チャートは、下のリンク先記事から持ってきたものです。数字1で、55円くらいになりました。そして1年くらい経過して、再び55円近くまで円高になりました(数字2)。

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この値動きもありうるな、と警戒しています。

今回の円高では、もう50円台にならないかもしれません。その場合は、70円、80円へと復活することになります。

長期保有できなかったので残念ということになります。相場ですので、それは仕方ありません。リピート系注文で、100回を余裕で超える回数を利食いしました。これで満足することにします。

長期トレードのメリット

以上の考察を見ますと、長期トレードには大きなメリットがあると分かります。以下の通りです。

  • 円安になる場合:世界的に安定を取り戻すということですし、利食いもできたし、OK
  • 円高になる場合:長期保有の買いを狙うチャンスなので、OK

円高でもOK、円安でもOKです。要するに、相場がどのように動いても構わないということです(さすがに、豪ドル円=40円、30円というのは厳しいですが)。

長期トレードなら、相場で取引する人々の喧騒を横目に見ながら、ゆっくりと資産を増やせます。

長期リピート系注文が一つの軸

長期トレードの基本は、「安値で買って高値で売る」です。これは昔から変わりません。しかし、今回の豪ドル円の値動きで分かります通り、安値で買うのは意外に難しいです。

簡単に見える場合も、あるでしょう。それは、チャートを見て考えているからです。チャートは、過去の値動きです。過去について論じるのは、極めて簡単です。

安値で買うというのは、将来の話です。将来ですから、どこが安値になるのか分かりません。そんな中で、安値で買おうというのですから、大変なことです。

長期リピート系注文の場合、安値の見極めが不要で利食いを繰り返すというのがメリットです。今回くらいの円高なら、怖くないどころか大歓迎です(利食いを繰り返してくれますから)。

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