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USD(米ドル)

米ドル/円は何日連続で円高になる?円高の翌日に円安になる確率は?

2016年1月8日

日足で考えるとき、どの通貨ペアも円高または円安になります(稀に、全く同じ為替レートで終わることもあります)。

そこで、米ドル/円について、円高になるときにどんな傾向があるか確認しました。

米ドル/円は何日連続で円高になるか

以下の条件で、過去データを調べました。

データ引用元:くりっく365
検証期間:2005年8月1日~2015年12月31日(10年5か月)
日足で連続陰線になった日数を計測

ちなみに、陰線とは、日足の始値よりも日足の終値の方が円高にあるということです。

これだけ長期の検証でしたら、データの信頼性は高いでしょう。結果、以下の通りです。

  • 4営業日連続で陰線:121回
  • 5営業日連続で陰線:48回
  • 6営業日連続で陰線:15回
  • 7営業日連続で陰線:5回
  • 8営業日連続で陰線:1回
  • 9営業日連続で陰線:0回

営業日が1日増えるたびに、円高の継続回数がぐんぐん減っていることが分かります。過去10年半で、8日連続が最高記録です。9日連続はありませんでした。

また、円安になるか円高になるかについて、確率はどちらも50%近くのはずです。しかし、日々の数字の減少率は50%よりも大きくなっています。

すなわち、円安になる確率が高くなっています。

これは、連続して円高が続くと、さらに円高が継続するのは難しいことを意味します。

「何日も連続で円高になったので、そろそろ円安になるんじゃない?」と考える人が多くなるからかもしれません。

このデータを見ますと、いわゆる値ごろ感で買うというのは、全くダメだというわけではないことが分かります。ただし、インジケーターなどの支援が必要でしょう。

単に、連続して円高になったから買おう!という感じで買ってしまうと、下落トレンドの波にさらわれて大ダメージになってしまう可能性があるからです。

日足で陰線になった翌日は円安?円高?

次に、米ドル円の日足が「陰線」になった次の日は、円安になりやすいか、それとも円高になりやすいかを、曜日の観点から確認しましょう。

調査期間は、同じく「2005年8月1日~2016年12月末日」です。

バックテストの結果

くりっく365のヒストリカルデータを使って検証した結果、以下の通りになりました。

なお、下の結果の読み方ですが、「月曜日」とあるのは、「月曜日の前営業日が陰線の場合」です。そして、月曜日の日足が陽線になる確率を示しています。

  • 月曜日:58.2%
  • 火曜日:50.7%
  • 水曜日:54.8%
  • 木曜日:54.5%
  • 金曜日:51.4%

こうしてみると、全ての曜日において50%を超えていることが分かります。すなわち、「円高になった次の日は円安になりやすい」と言えそうです。

ただ、円高と円安の確率の差はわずかですので、円高になった翌日に全力で買うというのは、難しいでしょう。

異彩を放つ月曜日

そんな中、月曜日の数字が輝いています。58.2%です。なぜこうなるのか。その理由は分かりません。

他の曜日と明らかに異なるのは、「土曜日と日曜日には相場がなくて、相場が再開するのが月曜日だ」ということです。これが何か影響しているのかもしれません。

他の条件と組み合わせる

「円安確率が58.5%では不十分だ、もっと高い確率が欲しい」という場合があるでしょう。その際に参考にできるのは、「窓」との組み合わせです。

窓は、主に月曜日に出現します。そして、窓ができるときの値動きは特徴的です。

そこで、窓との組み合わせで、さらに確率の高いパターンを見つけられるでしょう。

なお、窓と組み合わせたバックテスト例につきましては、既にゆったり為替のエクセルで公開しています。円安確率が60%超という、とても高い数字を出している例もあります。

バックテストを駆使することにより、より良いパターンを発見できるかもしれません。

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