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FXの基礎

損切りできない…損切りの目安はどこか

2020年2月10日

インターネットを見ていますと、損切りできないという話題が見つかります。FXに限らず、株式などでも同様のようです。

そこで、考察してみましょう。

損切りとは

損切りとは、損失を確定させることです。

米ドル円=110円で買って、保有しているとしましょう。その後、105円まで円高になりました。含み損が発生しています。

含み損ですから、まだ損失は確定していません。為替レートが復活すれば、プラスでの推移も期待できます。

ここで、葛藤が出てきます。

  • 本来なら、もう損切りすべきだ
  • しかし、為替レートが円安になるかもしれない

そして、もうしばらく様子を見よう!という感覚が勝利します。これが、意外に何度も成功します。

こうして、我慢するという成功体験が繰り返されます。

あるとき、同じように含み損になる場面がありました。そこでも、いつものように頑張ります。その結果、大きな円高に遭遇し、大損で終了…。

よくあるパターンです。

よって、個人の裁量トレードの場合、勝率は60%~70%くらいあるのに、損益合計は大幅マイナスというのが常態化します。

損切りできない理由

以上の例からも、損切できない理由が見えてきます。

含み損でも頑張っていると、復活する例が少なくないから。

あるとき、「ちゃんと損切りしないとダメだな」と思い、実行したとしましょう。

そして、しばらく経過してからチャートを見てみたら、為替レートが復活していたとします。このとき、後悔するのでは?

こうなると、ますます損切りできなくなります。

しかし、個人投資家の勝率は高いのに、損益合計はマイナスが多いという実態を見ますと、損切りは重要なポイントです。

個々のトレードの損益に振り回されないことが、重要です(難しいことですが)。

損切り不要なトレード手法

損切りの目安について考察する前に、損切り不要なトレード手法をご案内しましょう。

嫌なことができるように努力するよりも、やらない方が楽です。修行のためにFXをするわけではありませんし、楽しくやりたいです。

下のリンク先記事では、損切りしないことを目指しています。

損切りしないトレード手法

トレードをしていて嫌なことは何でしょうか。少なくとも2つあると思います。 トレードチャンスがない 損切り トレードチャンスがなければ取引できませんし、チャンスが来るまで待つのは苦痛です。かといって、無 ...

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上の記事では、米ドル円を例にしています。他の通貨ペアでも実行可能です。

豪ドル円の場合、豪ドル円=54円になってもOKという想定で取引した場合、過去のトレード成績は100%の利食いでした。

(過去においては、という条件付きですが。)

将来どうなるかについては、誰にも分かりません。未来のことですから。しかし、参考になるでしょう。

損切りの目安

損切りするという王道で取引する場合、いくつかの点について分けて考える必要があります。

順に見ていきましょう。

手法による違い

一般的には、「利大損小」にすべきと言われます。すなわち、利食いする時は大きく、損切りするときは小さくです。

こうすれば、勝率が50%でも損益合計はプラスになります。

利幅と損失幅の差によっては、勝率が40%でもプラスの成績にできるでしょう。

FXは、勝率でなく損益合計を争うものです。よって、この考え方は自然です。しかし、この考え方がいつも成立するわけではありません。

リピート系注文

リピート系注文は、小さな利食いを繰り返す方法です。すなわち、損切りするときは大きくなります。

下は、イメージ図です。

リピート系注文

そして、レンジを下方向に抜けたところで決済したとします。損切りの目安は、「レンジが終了したところ」です。

この場合、上の図の4のポジションの損失額は、比較的小さいでしょう。

しかし、1のポジションは、損失額が大きくなるでしょう。

よって、損益バランスが良くありません。すなわち、リピート系注文の場合は、ひたすら利食いを繰り返す必要があります。

利食いを積み重ねることによって、損切り時のダメージを緩和します。

逆に、為替レートが円安方向に進む場合は、勝率100%の完璧なトレードが完成します。

スワップポイント狙い

また、スワップポイント狙いの場合も、損切りと利食いのバランスが良くない場合があるでしょう。

どれだけ含み損になっても構わず、ひたすらスワップポイントをもらうぞ!という例です。この方法はアリでしょう。

含み損には上限がありますが、スワップポイントの蓄積額には上限がありません。

将来的に、為替レートが良い方向に動く可能性もありますし、事前に試算したうえで実行可能です。

この場合の損切り目安は「いつまでも決済しないで保有する」です。

短期の裁量トレードの場合

以上は、例外的な場合です。大半の短期トレードについては、「利大損小」が重要になるでしょう。「想定利幅よりも小さな損失幅で決済」が目安です。

ところが、これが難しいです。

利大損小都は、含み益になる場合は粘って利幅を伸ばし、含み損になるときはサッサと決済しましょうという意味です。

含み益は早く利食いしたいのが、人情です。同様に、含み損になっても損切りせずに復活に期待したいのが、人情です。

そこで、この感情を断ち切る練習が必要だということになります。

取引数量を、ごくわずかにする

この練習に有効そうなのは、2つあります。

  • デモトレードで取引する
  • 取引数量を小さくする

デモトレードなら、損切りしても実際の損失はありません。トレードした気分を味わえるというだけですから。

しかし、実際にお金を投入していないと、緊張感がなくて面白くありません。ゆったり為替は、デモトレードが好きではありません。

そこで、取引数量を小さくするという案が出てきます。

1回の取引数量を1,000通貨にすれば、100銭損しても1,000円の損失で済みます。

しかし、1回1,000円の損失でも、10回繰り返したら1万円になります。面白くないと感じるかもしれません。

この場合は、1取引で100通貨の取引にします。こうすれば、損しても額は小さく、しかしお金を投入していますから、緊張感もあります。

マネーパートナーズ【FXnano】の場合、100通貨の取引が可能です。

他人の手法を使う場合

なお、他人の手法を勉強して取引するという場合、利大損小がなかなかできないどころか、トレードが全然上手にならない場合が少なくないでしょう。

本当は、有効な手法なのに。

こうなってしまう理由について、下のリンク先記事で考察しています。

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