FXでの失敗とは、どんな状況でしょうか。
ゆったり為替にとって「これは失敗だった」といえるトレードがあります。独立前の、自称個人投資家時代のトレードです。それを確認しましょう。
そして、失敗を回避する方法と、その先の成功する方法を考察します。
ゆったり為替の失敗
大失敗といえるトレードは、確か2006年に買った米ドル円の買いポジションです(2007年かもしれません)。
予定としては、長期保有でした。そして、大きなスワップポイントと利食い狙いです。
当時の米ドル円のスワップポイントは、1万通貨で150円前後でした。最大で160円くらいだったと記憶しています。
大きめの数量を買えば、その日からウハウハです。下のチャートです。
赤矢印部分で買ったわけですが、アホな位置だよね…というのは、後からチャートを見て言えることであって、当時はダメなポジションだとは考えていませんでした。
実際に大きなスワップポイントを得られましたし、しばらく含み益が増えましたし。
当時のチャート分析
当時のチャート分析はどのようだったか、正直なところ覚えていません。覚えているのは、以下の内容です。
- 世の中のFXブログは、米ドル円の買いを強烈に推奨
- 今買わないでどうする?くらいの勢い
まあ、今でいう「煽り」というものです。アフィリエイトサイトの煽りに乗ったのが、最大のミスでした。しかし、チャート分析をすると、当時買うのは悪い選択肢ではありません。
下は、1997年から2007年にかけてのチャートです。
赤数字1、2、3の部分で、上値抵抗線に弾かれています。そして、4の部分で、ようやく上値抵抗線を突き破りました。ここで買いました。
今のゆったり為替が当時のチャートを見ても、4の部分で買うのは合理的な判断だと思います。
失敗:損を考えていなかった
では、何が失敗だったか?と言えば、損を考えていないかったことです。
FXは相場ですから、為替レートは上昇することも下落することもあります。そんなことは、当時も知っていたはずです。
しかし、欲に目がくらんでいたのでしょう。煽りに乗ってガッツリと買うくらいなので。
というわけで、2007年のサブプライムローン問題から円高に転換したわけですが、「そのうち上昇にもどるでしょ!」という思考を続けました。
そして、数百万円の損切りになりました。
当時のゆったり為替にとって、数百万円は痛すぎる額です。退場レベルでしたが、FXが好きなので踏みとどまりました。
損切りそのものは痛いです。しかし、含み損を抱えてヘロヘロな状態に比べれば、損切りして気持ちは楽になった?かもしれません(昔の話なので、記憶は不正確…)。
その後のゆったり為替
痛い目に遭ったゆったり為替は、あることに気づきました。トレードに際して、他人の情報に頼りすぎていたことです。
他人の情報に頼りすぎていたから、「誰かが円安だと予想した」「円高だと言った」という感じの情報に振り回されてしまいます。
そこで、各種情報を遮断し、自分の力だけで分析し、トレードする道を選びました。
以上の流れを振り返りますと、上の失敗は、実は失敗でなかったことが分かります。現在の状態になるために必要な道のりの一つだった、というわけです。
ただし、上の流れを読者の皆様にも勧めるか?と問われれば、少々厳しいです。あまりに大変だからです。特に、独学は時間がかかりすぎます。
FXで成功する方法
では、どうやってFXで成功できるか?です。
- 自分で最初から最後まで独学
- 誰かのマネをする
大きく分けて、この2つになるでしょう。誰かのマネをする方が楽だと思います。そして、マネをするという場合、さらに2つの方法があるように思います。
- 手法そのものをマネする
- 手法を編み出す過程をマネする
手法をマネする
手法をマネするのは、成功への最短距離を進む…ように見えますが、実はそうでもありません。
と言いますのは、その手法で成功している人は、成功するまでに数多くの不成功を体験してきたはずです。
その不成功は無駄だったわけではありません。現在の方法で成功するために、(無意識ながらも)使われているでしょう。
その過程をスキップするとはすなわち、どれだけマネしても教えてくれた人に追いつけない可能性があります。
ただし、上手に吸収できれば、最も短時間で成功できるでしょう。
過程をマネする
こちらは、どのように手法を見つけたか、その過程を聞いて、自分でも試してみる方法です。この方法を使うと、最終的に行き着く先は、教えてくれた人と違う手法になっていることでしょう。
と言いますのは、過程をマネする間に、自分にとってふさわしい方向に徐々に変化していくだろうからです。
- 自分の生活リズム
- 好きな手法
- 資金力
- リスクに対する許容度
こういったものは個人ごとに異なります。よって、過程をマネする場合、最終形はそれぞれ異なると予想できます。そして、完成した形は、自分にとって完全にフィットした、良い方法になるでしょう。
ゆったり為替の長期トレードはどうか
では、ゆったり為替の長期トレードはどうでしょうか。
具体的には、当ブログで主にご案内しているのは、長期のリピート系注文と、長期ポジション保有です。
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ゆったり為替が実際に使ってきた方法ですし、自信をもって紹介できる方法です。煽りもありませんし、再現性も高いと思います。しかし、いつも成功するとは書けません。
例えば、豪ドル円=55円で大きく買ったとしましょう。過去の例を見れば、最高の位置で買ったことになります。
しかし、その後、なぜか豪ドル円=10円になったとしましょう。この場合、レバレッジ2倍でも耐えるのは大変です。
豪ドル円=10円という想定は無茶だ、と感じるかもしれませんが、確率はゼロではありません。しかし、確率はゼロでない云々という言葉が出てくる時点で、ゆったり為替の方法は確実度が高いと思います。
そこで、長期で資産形成したい場合は、ゆったり為替の意見に同意できるか、同意できない場合は、どこが同意できなくて、どうすれば改善できるか…を考えていきます。
そして、含み損になる場合にどう対処するか、シミュレーションして納得してから取引開始です。
あとは、待ちます。
ゆったり為替としては、豪ドル円=60円になってくれないかな~という感じです。トライオートFXの長期トレードは一時的に含み損になりますが、長期ポジションを買います。
その後の円安で、しっかり利食いする予定です。