ツイッターでトレード報告をしています。「長期トレードは勝率が高いから、事後でなくリアルタイムでも良さそう」という理由です。そこで、ポジション保有中のトレードについて、ツイートを交えて考察します。
取引開始前の分析
下は、2022年6月6日のツイートです。その後、取引を開始しました。「少額の長期トレードでも、資産形成できる」を示すため、スタート資金を10万円にしています。
ポンド豪ドル
月足:良し
週足:まあ良し
→ 売りOKただし、スワップがマイナス。月足トレードはポジション保有期間1年超がありうる…この状態でスワップのマイナスは辛い。しかし、元本10万円トレードだしサクッと取引。勝率100%継続を期待したい。ちなみに、スプレッドは少々大きくても無視でOK。 pic.twitter.com/iIUGmKft6U
— ゆったり為替 (@yuttarifx) June 5, 2022
売ってもOKと判断した経緯を、月足チャートと週足チャートで振り返ります。
月足チャート
取引開始時のチャートで考えたいので、下のチャートの最新足を6月にしています。この形を見て、取引できるかもしれないと考えました。
その理由は、下の通りです。赤の補助線を見ますと、ペナントになっていることが分かります。為替レートはペナントを下方向に抜けましたから、売りチャンスです。
週足チャート
月足チャートだけで即断して売ることも可能ですが、週足でさらに詳しくチェックしました。
下は、2017年以降の週足ラインチャートです。本来はローソク足を表示したいですが、この長期間を小さなチャートに表示すると、ゴチャゴチャしてしまいます。ラインチャートでも、分かりますので大丈夫でしょう。
ラインチャートに、サポートラインを引きました。為替レートがサポートライン付近まで下落すると、なぜか反発しています。これが5年近く機能していますので、相当強いサポートラインです。これを下方向に抜けるなら、そのままスルスルと下がると期待できます。
下は、表示期間を短くした週足チャートです。チャート右端で、下方向に強く進んでいます。これなら、売っても良さそうと感じます。ただし、ゆったり為替にとっての最良の売り位置ではありません。よって、6月6日のツイートでも「週足:まあ良し」と書いています。
最新の為替レート動向
そして、トレードを開始して、下は最新の週足チャートです。2017年から続くサポートラインをしっかりと下抜け、さらに、2022年前半から続いてきたレンジ相場も下方向に突き破っています。
今後の値動きは不明ですが、ここまでくれば、トレードは成功と言えそうです。どこかの時点で、決済の逆指値注文を下方向にずらし、取引開始レートよりも下にします。こうすれば、逆指値で決済してしまっても損益はプラスになりますから、勝利確定です。
期待通りにどんどん下落する場合は、適当なところで利食いします。
ポジション継続が辛いかも?な場面
なお、ここに至るまでに、途中で心が折れてしまって損切りしてしまうかも?な場面がありますので確認しましょう。下は、日足チャートです。
赤丸部分で売りました。その後、赤のレジスタンスラインまで上昇して、再度下落しています。これが、少々厳しいかもしれません。
赤丸付近で適当に成行売りしますので、為替レートは1.73~1.74くらいです。そして、赤のレジスタンスラインの為替レートは1.78台です。すなわち、含み損は最大で500pipsくらいもあります。
スキャルピングやデイトレードに慣れていたら、あまりに巨大な含み損に見えるかもしれません。日足のスイングトレードでも厳しいかもしれません。しかし、このトレードは月足です。これくらいの含み損はドンマイ!という感じで、ポジションを保有します。
さらに含み損が大きくなって、2022年以降のレンジを上抜けたら、その時はあきらめて損切りします。
この長期トレードは、ポジション保有期間が月単位になります。そして、利食いも損切りも大きな数字となります。そこで、1回の損切りで退場にならないよう、ポジション保有数量を抑えます。これに加えて、高い勝率、利大損小の決済という2点セットがあります。
このため、トレードを繰り返すと合計で良い感じになる、という計算が成り立ちます。
長期トレードに適した口座
なお、取引口座は、基本的にどこでも構いません。
インジケーターは使いませんし、100pipsは誤差のような扱いですから、スプレッドの比較も意味がありません。米ドル円のスプレッドは1銭でも構いませんし、2銭でも3銭でもOKです。
ただし、1つだけ注意したいです。それは、スワップポイント。月単位でポジションを保有しますから、スワップポイントが不利だとひどい目に遭う可能性があります。
では、スワップポイントがどの状態なら最良か?ですが、以下の通りです。
最良の条件
- 買いと売りで、スワップポイントの絶対値が同じ。この状態を一本値と呼びます。
一般的なFX業者の場合、「1万通貨買うと+100円で1万通貨売ると△120円」という感じです。すなわち、買いと売りで同数保有すると、合計でマイナスになります。この差額は、FX業者の収入源になります。
合計でマイナスでないということは、FX業者の収入源がゼロ、すなわち、顧客にとって有利ということになります。
FX業者にとって面白くないので、これを採用しているところは滅多ににありません。くりっく365は、サービス開始以来ずっと一本値ですが、取引単位が1万通貨なのが痛いです。月単位で取引して分割決済もしたい場合、1万通貨単位だと必要な自己資金が大きくなります。
よって、下の2つの条件が同時に欲しいです。
望ましい取引条件
- スワップポイントは一本値
- 1,000通貨単位で取引可能
これを満たすのは、トレイダーズ証券の「みんなのFX」です。
下のツイートの通り、公式も一本値を大いに宣伝しています。FX業者から見て採用しづらい施策をあえて実行していますから、このメリットを使える時には狙いたいです。
【Dealer's Voice】
🇺🇸🇯🇵ドル円に加えてクロス円通貨のスワップを1本値(買いと売りスワップが同値)に致しました‼️
今後もお客様にお取引をしやすく努力いたします🙇♂️🙇♀️スワップカレンダーはコチラ⬇️⬇️🌜https://t.co/Zf0n8zrWoo pic.twitter.com/77kx7WtAyJ
— みんなのFX|トレイダーズ証券【公式】 (@Min_FX) August 9, 2022