その他のトレード方法

FXの簡単で単純な手法

世の中には、FXの手法が溢れています。

ゆったり為替の手法は、インジケーターを使いませんし、簡単な部類になるでしょう。しかし、経験値が必要です。

そこで、究極に簡単で単純な手法を考えてみます。

その後、資金効率や損失回避について、少しずつ修正を加えていき、「簡単だけれど安全さや資金効率の面でもいい感じの方法」を考察します。

究極に簡単・単純な手法

最初に、究極に簡単な方法を確認しましょう。米ドル円の長期チャートをご覧ください(DMMFXから引用。特に言及がない限り、以下同じ)。

米ドル円の長期チャート

ズバリ、「買って、利食いする(それまで何年でも待つ)」です。実に単純です。

と言いますのは、下のチャートで、四角1部分(2006年~2007年)で買ったとしても、四角2で決済すれば、利食いできたからです。

米ドル円の長期チャート

リーマンショックがあろうとも、ユーロ圏崩壊か?という危機が訪れようとも、ポジションを持ち続けます。

この間、スワップポイントは概ねプラスでしたから、スワップポイント益も大きいです。

くりっく365で、2007年1月初日に1万通貨買い、2015年6月末日に決済したとしましょう。このときのスワップポイント益は、84,052円です。

いい感じです。

よって、究極に簡単な手法は、「先進国通貨ペアで、スワップポイントがプラスになる側でポジションを持って、後は含み益になるまで待つ」となるでしょう。

  • いつ買うか?:いつでもOK
  • いつ決済する?:損益がプラスになったら
  • 損切りは?:損切りは嫌だからしない

新興国通貨ペアでは難しそう

この手法は、為替レートが下落しても再び戻るだろう、と期待できることが必要です。

というわけで、トルコリラ円や南アランド/円などの新興国通貨ペアでは、実行できそうもありません。

下は、トルコリラ円の長期チャートです(セントラル短資FXから引用)。買った後に円高になったら、もう戻ってこないのでは?という感じがします。

トルコリラ円のチャート

資金効率を改善

ただし、この方法は、単純であるがゆえに難点があります。

例えば、一番最初の例では、2006年あたりで買っています。そして、利食いは2015年くらいです。10年近くも時間がかかっています。

利食いできましたし、スワップポイントも10年間蓄積しました。しかし、あまりにのんびりしすぎます。

この10年間の間に、米ドル円=75円を記録したときもありました。最終的に利食いしたとはいえ、含み損がとても大きいです。

そこで、改善しましょう。

例えば、下の白枠部分で買います。すなわち、円安すぎる部分では買わないという選択です。

米ドル円の長期チャート

この考え方を採用すると、高値で買って苦しくなるのを回避しやすくなります。

しかし、110円で買ってから75円まで円高になるのは、やはり含み損が大きくなって面白くありません。そこで、さらに改善しましょう。

下のチャートは、1990年代初めから表示したものです。ここまで長期間を表示して、あることが分かります。

米ドル円の長期チャート

「超長期で見れば、米ドル円はレンジになっている」ということです。そこで、白枠あたり、すなわちレンジの下限あたりで買います。レンジ内の反発狙いです。

こうすれば、含み損は小さくなりますし、利食いしやすくなります。

自由に利食いしても構いませんし、大きく円安になってから利食いしても良いでしょう。

買いチャンスがないかもしれない

含み損を減らし、比較的容易に利食いできるこの修正は、採用できるでしょう。しかし、問題があります。

「米ドル円が90円よりも円高になるのは、いつ?」ということです。この記事を投稿した時点で、米ドル円は110円弱です。

将来、再び90円を割り込むことがあるとしても、それはいつになるでしょう?

トレードしたいときに自由にできないと、簡単な手法とは言いづらいです。トレードしないで我慢しなさい、というのは、面白くありません。

米ドル円以外の通貨ペア

そこで、視野を広げてみましょう。すなわち、米ドル円以外の通貨ペアで、探します。

分かりやすいのは、豪ドルNZドルでしょう。

下は、1973年以降のチャートです。すなわち、現行の変動相場制度が開始されて以降のチャートです。豪ドルNZドル=1.00が下値支持線だと分かります。

豪ドル/NZドルの長期チャート

そして、下は、上のチャートの赤枠付近の月足チャートです(セントラル短資FXから引用)。

豪ドルNZドル=1.00のすぐ上で、レンジになっている様子が分かります。

豪ドルNZドル

これを見ますと、1.00~1.06くらいの範囲にある時に、自由に買って自由に利食いする、という方法が考えられます。

インジケーター不要、トレードタイミングは適当でOK。利食い位置も適当。いい感じになったら利食いです。

では、損切りはどうしましょうか。過去45年以上にわたって継続している下値支持線ですので、容易に破られるとは思えません。

しかし、安全を考慮するなら、1.00をしっかりと下回ったところで損切りすることになるでしょう。

安全度を高めるトレード

とても簡単なこのトレードですが、さらに安全度を高めてみましょう。

例えば、豪ドルNZドル=1.03で買って、1.06で利食いしたとします。300pipsの利幅です。次に1.03で買うとき、1.00で損切りすると、損失幅は300pipsです。

すなわち、合計で損していません。よって、最初のトレードで、しっかり利食いしたいです。

最初のトレードで利食いしたら、複利運用しません。同じ取引数量で、利食いを繰り返します。すると、最終的に損切りしても、合計で大幅プラスになります。

利食いで十分に資金を確保したら、徐々に取引数量を増やします。

こうすれば、余裕で勝ち組の仲間入りです。

相場の大波乱に備えて、取引数量は控えめにします。こうすることで、大波乱が起きてもプラスを確保しやすくなります。

米ドル/カナダドル

同様に超長期のチャートを探しますと、レンジで推移しているよね?という通貨ペアが見つかります。例として、米ドル/カナダドルを挙げましょう。

米ドル/カナダドルの長期チャート

米ドル/カナダドルが1.0を下回るとき、絶好の買い場だと分かります。

2007年、米ドル/カナダドルは久しぶりに1.0を割り込みました。この時、(日本では扱いが小さかったですが)欧米メディアでは、30年ぶりの現象だと多く報道されました。

この時に、適当に買って利食いしていれば、勝率100%が可能でした。

簡単な手法のまとめ

以上、概観してきました。ここで、まとめましょう。

「超長期チャートがレンジになっている通貨ペアで、レンジの下限あたりに来たら、適当に買う」です。

逆もOKです。すなわち、レンジの上限あたりに来たら適当に売る方法です。単純で素晴らしいです。

インジケーター不要、気が向くままに新規売買して可、思いつくままに利食いして可、です。

超長期のレンジですから、容易にレンジを破らないと予想できます。しかし、念のため、レンジが完全に終わったら損切りします。

豪ドルNZドルの例で確認しました通り、ひたすら利食いします。こうすることで、損切りしても合計でプラスにします。

超長期チャートを表示できるFX口座

では最後に、超長期チャートを表示できるFX口座を確認しましょう。意外にと言いますか、超長期チャートを表示できるFX業者がありません。

多くは、2000年前後以降の表示になります(それでも20年あるのですから、一般的には十分でしょう)。

超長期チャートを表示できるのは、DMMFXです。この記事を投稿した時点で、以下の期間の表示ができます。

  • 米ドル円:1976年8月以降
  • ユーロ円:1999年1月以降
  • ポンド円:1976年8月以降
  • 豪ドル円:1987年1月以降
  • ユーロ米ドル:1999年1月以降
  • ポンド米ドル:1975年2月以降
  • 豪ドル米ドル:1987年1月以降

米ドル円やポンド円が、強烈です。1976年以降です。

ユーロが絡む通貨ペアは、表示期間が短いです。と言いますのは、ユーロが決済用通貨として誕生したのは1999年1月だからです。紙幣の流通は、2002年以降です。

超長期でレンジになっている通貨ペアを見つけて、トレードを検討してみましょう。

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