本日のツイートを見ますと、ポンド/米ドルの売りをしようかなあ、という内容になっています。
ただ今の注目通貨ペア:
・スイスフラン/円
・ユーロ/米ドル
・ポンド/米ドル
・豪ドル/米ドル
・米ドル/円 など。米ドル円の買い、ユーロ米ドルの売り。これにポンド米ドルの売り(良い値動き)が加わると、米ドルが逆流するとき全部逆指値がヒットで判断が難しい。保有しているポジは保有継続。
— ゆったり為替 (@yuttarifx) March 29, 2021
そして下は、本日の鹿子木さんのツイート。同様に、ポンド/米ドルの売りに言及しています。
ポンドドルの週足で勝ちパターン1売りが出ています(3/30)https://t.co/sP6NtlphHt
— 鹿子木健(かなこぎ・けん) (@kanakogiken) March 30, 2021
鹿子木さんの勝ちパターン1についてはツイートの動画で見ていただくとして、ゆったり為替の考え方をご案内します。
月足チャート
ゆったり為替のスイングトレードは、マルチタイムフレーム分析をします。そこで、最初に月足から見ていきます(チャートはDMMFX)。
赤線は、下値支持線であると同時に上値抵抗線になっています。2008年のリーマンショック以降ずっと機能していますから、とても強い線だと想定できます。
そして、一番右を見ますと、現在はまさにその線あたりにあることが分かります。反落していれば売りを狙えるかもしれません。というわけで、下のチャートは、月足を拡大表示したものです。
今月の値動きを見ますと、陰線となっており、下落に転じている可能性があります。このまま上値抵抗線が機能する可能性を考えながら、週足チャートに移動します。
週足チャート
週足チャートを見ますと、現在は斜めに引いた下値支持線と重なった位置にあることが分かります。ここから上に行くのか、それとも下なのか。
先週終値を下回ってくれれば、下落トレンドを期待して取引したいところですが、確証が持てません。
また、先週の週足は上昇示唆のピンバーとなっており、月足と週足が逆の示唆をしています。どちらを信用すべきか?を考えるために、日足に移動します。
日足チャート
日足チャートは、(ゆったり為替にとっては)売りやすい形になっています。
具体的には、右肩上がりの下値支持線を下方向に抜け、その後戻しを付けて下向きのピンバーが出ているからです。
下は、日足チャートの右側部分を拡大したものです。矢印部分で下向きのピンバーが出ており、これはとても良い位置です。
また、矢印の下に赤で横線を引きました。ここをしっかり下回ると、週足チャートでも下落トレンドを確定できます。
では、どこで売るか?ですが、ゆったり為替の場合、日足チャートの矢印部分、すなわち下落示唆ピンバーの安値をしっかり下回ったところで売りたいです。
ちなみに、(ゆったり為替の場合)このピンバー安値を下回ったところでは、まだ週足で下落トレンドが確定していません。
赤線を越えて下落すれば週足でも下落確定ではありますが、そこまで待っていると、利食いと損切りのバランスが悪くて取引が難しくなるかも?と想定しています。
よって、月足で上値抵抗線が機能していることだし、売ってみようという判断になります。
- 月足:下落
- 週足:不明
- 日足:下落
- 方針:下落を狙ってみる
4時間足チャート
なお、具体的な取引ポイントを見極めるために、4時間足で監視中です。4時間足を見ますと、本日は上昇が続いています(一番右の3本のローソク足)。
週足の上向きピンバーが機能している可能性もあるため、まだ売っていません。
では、日足ピンバー安値の下部分に、売りの逆指値注文を出しておくか?ですが、ゆったり為替はその方法を好みません。4時間足チャートを時々見ながら、その場で判断して成行売買することが多いです。
まとめ
というわけで、鹿子木さんとゆったり為替では考え方が異なりますが、同じ方向(ポンド/米ドルの売り)で相場を見ていることも分かります。
鹿子木さんのツイートを見ていますと、ゆったり為替と同じ方向で考えていることが少なくなく、すなわち、外見は異なるけれども本質部分は同じなのだろうと予想できます。
では、どちらが分かりやすいか?ですが、インジケーターを使う鹿子木さんの方が分かりやすいだろうと思います。
ゆったり為替はローソク足と補助線だけで考えるのを好みますが、この方法だと、同じチャートを眺めても人によって判断が異なってしまうという難点があります。
それに比べ、「ボリンジャーバンドの1σを下回ったら~」というのは、誰が見ても同じ結論を得られます。