本日のツイートは、以下の通りです。
ただ今の注目通貨ペア:
・カナダドル/円(継続)
・NZドル/円(継続)
・スイスフラン/円
・NZドル/米ドル(継続)
・ユーロ/米ドル など。昨日同様、今後も大きな値動きに期待です。スイス円の日足はペナントで、週足の形状を見ると下方向への推移が有力か…という感じで見ています。 #chfjpy
— ゆったり為替 (@yuttarifx) November 9, 2020
上は、主に日足チャートでのツイートです。実際には4時間足などで、もう少し多様な通貨ペアを監視しています。
今回は、スイスフラン/円について考察します。
スイスフラン/円の月足チャート
下は、スイスフラン/円の月足チャートです(YJFX!から引用)。
チャートの右半分(2016年くらい以降)を見ますと、概ねレンジで推移していることが分かります。
なお、下のチャートの矢印部分で、ひどく大きな上ヒゲがあります。これは2015年1月15日のスイスショックです。
2010年代前半のユーロ危機を受け、スイス国立銀行は「ユーロ/スイスを1.20よりも下げないように市場介入を続ける!」と言い続けていたのですが、突然やめてしまい、市場は大混乱。
そのあおりを受けて、複数のFX業者が経営破綻してしまいました。
日本での顧客の損失の模様は、下の記事で解説しています。
-
スイスショックで発生した損失・借金・チャートなど
2015年1月15日に発生したスイスショックは、いくつものFX会社を経営破綻に追い込む破壊力を持っていました。 日本でも証拠金以上に損失を出した人が続出した模様ですが、一体どれくらいの金額なのでしょう ...
続きを見る
週足チャート
本題に戻りまして、レンジになっている部分を週足チャートで拡大しましょう。
いい感じで上下動しています。この値動きを見ますと、リピート系FXで取引するのが最高です。
実際に取引してきた皆様は、とても気持ちの良い展開に満足なことでしょう。
現在の為替レートを見ますと、週足のレンジの上限に近づきつつあります。すなわち、ここから反落するか、さらに上昇するかの境目付近だと想定できます。
時間足や日足の場合、相場の壁は簡単に突破されます。しかし、週足や月足はなかなか突破されない傾向にあります。
上の週足チャートも、レンジが終了しないで続いた結果、5年近くも続いています。
よって、上限到達後のプランAは下落、プランBはレンジを突き破って上昇、というイメージを持てます。
日足チャート
では、具体的にトレードチャンスはあるか?を調べるために、日足チャートに移ります。
ペナントになりつつあるなあ、と分かります。具体的には、下の赤線の通りです。
値動きの範囲が徐々に狭くなっている様子が分かります。最終的には、上または下の赤線を突き破って、上方向または下方向に突き進むというのがメインシナリオです。
では、上と下のどちらだろう?を考えるとき、先ほどの週足チャートの分析を生かせます。「どちらかと言えば、下方向重視」です(上方向の可能性を排除しません)。
ペナントが終了したら、大きく動くことがあります。その機会をとらえて取引できるよう、準備しておきます。
「ペナント内で上下動する動きを狙って、取引できるのでは?」という考え方も可能です。値動きが徐々に小さくなるというのは取引が難しい印象ですが、狙うことは可能でしょう。