当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

バイナリーオプション

バイナリーオプションで負ける人はどのくらいか

2019年12月4日

日本で、個人が気軽にできるFXオプション取引は、以下の3つでしょう。

  • バイナリーオプション
  • バニラオプション
  • ノックアウトオプション

取引可能な業者数が最も多いのは、バイナリーオプションです。そこで、バイナリーオプションの顧客損益状況を確認しましょう。公開データが充実しています。

どのくらいの顧客が、負けるでしょうか。

オプション取引のメリット

バイナリーオプションの状況を見る前に、FXと比較するときの、オプションのメリットを確認しましょう。

  • 最大損失額が、あらかじめ確定している
  • 取引期限が決まっている(塩漬けにならない)

この二つがメリットかな、と思います。FXの場合、相場の波乱があると、借金になる可能性があります。

金融先物取引業協会によると、2019年1月~11月において、借金を背負った個人の人数は6,391名、借金の額は8億900万円です。

オプション取引の場合、最大損失額はあらかじめ決定しています。借金になることはありません。

借金になった6,000名以上の個人は、FXでなくオプションをしていれば、損することはあっても借金にならずに済んだわけです。借金になるか、ならないか。

この差は巨大です。

バイナリーオプションの稼働口座数

では、金融先物取引業協会の公開データを使って、どのくらいの顧客が負けるのか、見ていきましょう。

最初に、ユーザーが取引した口座数【稼働口座数】の月別推移です。下のグラフで分かります通り、バイナリーオプションを取引している顧客数は、減り続けていることが分かります。

バイナリーオプション

すなわち、顧客から見て、バイナリーオプションには何らかのデメリットがあると想像できます。

なお、デメリットがあっても儲かるなら、顧客は取引を続けるでしょう。取引する顧客が減っているということは、負ける人が多いのではないか?と予想できます。

損失顧客率

次に、取引した顧客のうち、何%の割合が損するのかという推移を、月別で確認しましょう。

FX業者ごとに数字が公表されており、全体の集計がありません。そこで、各FX業者の数字の単純平均でグラフを作りました(以下同じ)。

バイナリーオプション

上のグラフで分かるのは、「月ベースで見て、全体の72%~79%くらいの顧客が負ける」ということです。

2014年からの集計です。2014年から2019年に至るまでに、円安・円高・レンジなど、様々な相場状況がありました。しかし、損失顧客率は安定した数字であることが興味深いです。

FXと比較

月ベースで72%~79%が負けるということは、逆に言えば、21%~28%の人がプラスになっているということです。

ちなみに、月ベースでこの数字ですから、年ベースにすると、儲かっている人は10%を優に下回ると予想できます。

と言いますのは、継続的にプラスの人もいる一方で、「今月はプラスだ!頑張った!」という感じの顧客が多数いると予想できるためです。

今月はプラスで頑張った!という感じの場合、年間トータルで儲かるかどうか、大変かもしれません。

一方、FXの場合、ゆったり為替が各FX業者にヒアリングした結果や、各FX業者が公開する情報を見る限り、勝率は60%~70%台のようです。

月ベースで損益がプラスになる確率についても、FXの方が高いようです。すなわち、FXの方が有利なのでは?と想像できます。

顧客損益率

次に、顧客損益率を見ましょう。顧客損益率とは、「顧客がFX業者に支払ったお金のうち、何%を取り戻すことができたか」という率です。

例えば、大勢の顧客が、バイナリーオプションの取引をしたとします。その総額は100万円だったとします。

取引の結果、勝つ人もいれば負ける人もいます。勝った人が受け取った額の合計が98万円だったとします。

顧客全体で見て、100万円支払って98万円もらいました。すなわち、この場合の顧客損益率は98%となります。

残り2%は、FX業者の収益となります。

バイナリーオプション

上のグラフを見ますと、平均的には95%かな…という感じに見えます。すなわち、顧客視点で見ると、手数料は5%くらいということになります。

FXと比較

これについても、FXと比較しましょう。

米ドル円=100.00円で1万通貨買う場合、取引額は100万円です。スプレッドは0.2銭あたりが多いです。すなわち、コストは20円くらいです。

率にすると、0.002%です。0.002%を2,500倍して、ようやく5%になります。大変な差です。

この比較は大雑把すぎます。しかし、それを割引いても、FXの方がコストの面でも圧倒的に有利だろうと分かります。

バイナリーオプションの顧客が減っている理由

以上の簡潔な分析から判断しますと、バイナリーオプションの顧客が減っている理由は、勝率やコストの面で、顧客にとって厳しいからだと言えそうです。

その他、バイナリーオプションは、ウェブでの露出度が小さいという理由もありそうです。

FX並の露出があれば、バイナリーオプションを楽しむ顧客数はもっと増えるかもしれません。

オプションとFXのメリットを享受

結果、FXが優勢だということになります。しかし、FXの場合、オプションのメリットを受けられません。

  • オプションだと、大波乱でも借金にならない
  • 日本のFXは、資金効率がイマイチ

日本で個人が気軽にできるオプションといえば、3種類になります。この中で、FXのメリットとオプションのメリットの両方を享受できるオプションがあります。

ノックアウトオプションです(IG証券で取引できます)。ノックアウトオプションのルールを簡単に書きますと、以下の通りです。

  • オプションだが、使用感はFXとほぼ同じ。
  • 最大損失額は、あらかじめ決まっている(=借金にならない)。
  • FXと比べて、資金効率が圧倒的に良い。
  • オプションなので、取引期限あり(最大1年間)。

FXと使用感がほぼ同じなので、為替レートが期待する方向に進めば、利幅も大きくなります。大きなメリットです。

(バイナリーオプションは、どれだけ為替レートが有利に動いても、ペイアウト額は変わらないです。)

また、「ノックアウトレベル」という損切りレートを設定します。このレートが実現すると、決してスリッページすることなく決済します。

すなわち、最大損失額は決まっていて、FXのような借金になることもありません。

資金効率

そして、資金効率が、最大の特徴かもしれません。

例えば、米ドル円を100.00円で1万通貨買い、99.50円でロスカットする場合、通常時に必要な資金は以下の通りです(デイトレードを想定)。

  • FX:45,000円
  • ノックアウトオプション:5,200円くらい

というわけで、同じ効果を狙った取引ですが、必要な金額は1桁違います。

FXと比べて、バイナリ―オプションの資金効率が圧倒的に良好です。

オプションとFX、両方のメリットを享受しながらトレードしたい場合、ノックアウトオプションが有力な選択肢になります。

関連記事
【オープン】岡三オンライン証券【くりっく株365】

-バイナリーオプション