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トライオートFX

いつトレードを終了するか【米ドル/スイスフラン】

トライオートFXの認定ビルダーとして、2019年12月に自動売買プログラムを公開しました。

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このトレード設定は、永遠に有効というわけではありません。半年から1年程度のトレード期間を想定しています。

すなわち、理想としては、2020年5月末~12月末くらいの間に、トレードを完了します。

では、具体的に、どのようになったらトレードを終了すべきでしょうか。

トレード終了は、取引開始前に考えるべき

ちなみに、トレードをいつどのように終えるか?というのは、トレード開始前に考えるべきことです。

トレード開始後に考えようと思っても、適切に考察しづらいです。と言いますのは、自分の資金は既にトレードというリスクに晒されているからです。

  • 利が乗っているとき:もっと取引したいという欲望
  • 含み損が大きいとき:含み損が怖いという恐怖
  • 値動きが小さいとき:もっと約定してほしいという欲望

このような、欲望・恐怖などが出やすい状況では、適切な判断が難しくなります。よって、トレード開始前に考えます。

実際にトレードすると、事前に考えた内容と異なる場合が、多々あるでしょう。その場合は、事前に考えた内容を軸にして、修正を試みます。

期待通りにいかない場合

最初に、期待通りにいかない場合を考えましょう。すなわち、米ドル/スイスフラン(USD/CHF)が大きく下落して損切りになるときです。

ゆったり為替の自動売買プログラムでは、米ドル/スイスフラン=0.918~0.996の範囲で買い注文を出しています。下のチャートの赤枠部分です(トライオートFXから引用)。

米ドル/スイスフラン

ということは、為替レートが赤枠をしっかり下方向に抜ける場合に、損切り決済します。

しかし、「しっかり」の意味が難しいです。赤枠を下方向に抜けてしまっても、ほどなくして戻る見込みがあるなら、損切りはもったいないです。

分からない時は、とりあえず損切りレートを決めておき、発注まで済ませます。0.9000~0.9100辺りが候補になるのでは?と思います。

損切り時の損失額

ちなみに、残念ながら損切りになっても、損切り額がそのまま損失額になるわけではありません。

と言いますのは、利食いとスワップポイントがあるからです。リピート系注文は、これが強みです。

  • 利食い:証拠金が増える
  • スワップポイント:証拠金が増える

というわけで、十分に利食いを繰り返すと、損切りで終了してもトータルでプラスにできます。とても魅力的です。

利食い回数が不十分だったとしても、利食いするたびに証拠金は増えています。すなわち、損切りによる損失を緩和してくれます。

よって、損切りするときの金額だけに注目せず、トレード全体としてどうなのか?という視点で考察します。

損切りにならない場合

次に、損切りにならずにトレードを継続できる場合について、考察しましょう。

最初に、取引期間です。

2020年末までを想定

ゆったり為替の自動売買プログラム設定は、2020年5月末~2020年末くらいにトレードを終える想定にしています。

では、その根拠は何か?です。予見できる範囲内で考察した結果、2020年末までレンジが継続しうるのでは?と考えました。

設定を公開した時点で、2020年に確実に起きる最大のイベントは、米大統領選挙でした。

そこで、米大統領選挙実施年の米ドル/スイスフランについて、値動きを確認しました。全米を揺るがすイベントですが、直近2回の値動きはレンジだったという結果です。

そこで、2020年も引き続きレンジを期待できそうだという判断です。

この記事を投稿した時点では、米国とイランの紛争が焦点になっています。下のリンク先の記事は、米ドル円の推移について書いています。

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米ドル/スイスフランも記事化が必要かな…。次に、為替レート水準を基準にして考察しましょう。

USD/CHF=0.9960を超えて推移する場合

2020年半ば以降で、米ドル/スイスフランが0.9960を超える場面があれば、取引を終了します。

なぜなら、2020年5月末~2020年末くらいにトレードを終える想定であり、その時点で含み損は全くないからです。

  • 全てのトレードで利食い
  • スワップポイントはプラス

というわけで、勝率100%の完璧なトレードになります。

ここで、誘惑が出てきます。「継続して取引したい」「取引数量を増やしたい」という感情です。さらに好成績になるかもしれません。しかし、止めた方が良いでしょう。

好成績だからさらに攻めるぞ!…これはロクな結果にならないというのが、ゆったり為替の経験です。

USD/CHF=0.9960未満で推移する場合

次に、為替レートが0.9960未満で推移する場合です。この場合は、いくつかの選択肢がありそうです。

含み損が小さい場合

含み損が小さくて実現益が大きい場合は、トレードを終了します。すなわち、残ったポジションを損切りします。

損切りしても、トータルで成功を収めていますので問題ありません。

含み損と実現益が均衡する場合

含み損と今までの実現益が同じくらいの場合、収支バランスを改善したいでしょう。しかし、トレード終了も同時に視野に入れます。

すなわち、注文を少しずつ停止していきます。

現時点のレートよりも安値の注文を半減したり、高値で買って含み損になっているポジションを少しだけ損切りしたりします。

収支バランスが良好となったところで、全決済です。過去と同様の値動きが再現されるなら、為替レートが急落しても、比較的短期間で上昇するでしょう。

この場合、最終的に大勝利とはならないかもしれません。しかし、生き残ることの方が重要です。

含み損の方が大きい場合

含み損が大きい場合は、2020年末まで粘りたいところです。少しでも挽回に努めます。チャートを見ますと、安値で継続するよりも、急反発して上昇すると期待できます。

それを狙います。

ただし、2020年末を超える場合は、損切りも視野に入れます。実際に損切りするかどうかは、チャート形状次第です。

損を先に考える

ゆったり為替の思考の順番ですが、上の通り、損失を重視することが多いです。

と言いますのは、利食いなどの嬉しい状況については、考えようと思わなくても勝手に考えてしまうからです。そして、自分の都合が良い方向に進みがちです。

数多くのトレードを繰り返すなら、この都合が良い思考はどこかで破綻するでしょう。

そこで、損失を重視します。いかに損失を抑えるか?想定する利幅と比べて、損失は大きすぎないか?を考えます。

想定される利幅と損失幅のバランスについて、受け入れ可能と判断できれば、トレードします。そうでなければ、トレードしたい場面でも取引を見送ります。

資産増加よりもまず、自分の資産を減らさないことを重視します。

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