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トライオートFX

インヴァスト証券の認定ビルダーに選定されました【自動売買プログラム解説】

2019年12月21日

認定ビルダー

トライオートFXで、認定ビルダー制度が始まりました。ありがたいことに、ゆったり為替を選んでいただきましたので、気合を込めて自動売買プログラムを作成し、公開しました。

そこで、ゆったり為替が作成した売買プログラムの解説をご案内します。

認定ビルダーとは

インヴァスト証券によると、認定ビルダーとは以下の条件を備えたユーザーです。

  • FX自動売買について知見の深い有名FXトレーダー
  • トライオートFXで優秀な成績をおさめている

ゆったり為替の公開トレードは、トライオートFXを使っています。設定して放置しているだけです。とはいえ、3年以上生き残っていますから、レアなはずです。

また、2004年から15年以上、インヴァスト証券で取引させていただいています。「相場の世界で生き残っている」というのも加味いただいたのかな、と思います。

インヴァスト証券のホームページ「INVAST NAVI」にて、設定の解説が順次公開されます。

ゆったり為替の設定の解説も公開されていますので、ぜひご覧ください。

また、読者の皆様から頂きましたご質問と、その回答につきまして、下のリンク先の記事でご案内しています。

認定ビルダー設定(米ドル/スイスフラン)のQ&A

読者の皆様から、認定ビルダーの設定につき、ご質問をいただきました。そこで、この記事でQ&Aを展開します。 ご質問がありましたら、お寄せください。この記事に追加していきます(必ず回答します!とは ...

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ゆったり為替の自動売買プログラム

では、ゆったり為替の自動売買プログラムを解説します。まずは、ざっくりと設定を箇条書きにします。

  • 取引期間:半年~1年を想定
  • 通貨ペア:米ドル/スイスフラン
  • 売買:20銭ごとに買い
  • 利食い:30pips
  • 設定範囲:0.9180~0.9960

月足チャートで示しますと、以下の通りです。2015年2月以降を表示しています。

2015年1月のスイスショック以降、米ドル/スイスフランは安定したレンジを形成しています。そこで、この動きを狙います。

米ドル/スイスフラン

レンジの高値部分では、買いません。下落したら含み損が大きくなるためです。

また、レンジを完璧に下回って推移する場合は、損切りします。とはいえ、2015年以降続くレンジなので、強固です。

半年~1年程度の取引を想定していますが、それくらいはレンジが続くだろうと見込みました。

INAVST NAVIに書いていない内容

さて、以下は、INVAST NAVIでご案内していない内容を解説します。

INVAST NAVIは、広く一般の方がご覧になります。すなわち、安全も確保したいけれど、利食い回数も確保したいという読者が多いと予想しています。

ところが、ゆったり為替のスタイルは、大きく異なります。利食い回数よりも安全を重視します。

すなわち、ゆったり為替にとって通常の設定を公開すると、つまらないという印象になるでしょう。そこで、公開した自動売買は、利食いと安全を同程度重視する設定になっています。

ここでは、ゆったり為替にとって本来のと言いますか、通常の設定をご案内します。

しかし、小さな利食いで満足するという意味ではありません。チャンスがあれば、一気に大きな利食いを狙います。その手法についてもご案内します。

損切りになる場合

今回の公開設定では、米ドル/スイスフランが0.91台前半にしっかり入ってきたら、損切りします。

「しっかり」の意味は難しいですが、下落後に反発の見込みが薄く、ここで損切りする方が安全だと判断できる状態です。

下は、実際に損切りになる場合の損失額を、イメージ図で描いたものです。

損切り

最も高値の買い注文は、米ドル/スイスフラン=0.9960です。そして、最も安値の注文は、0.9180です。

仮に、損切りレートを0.9000に設定したとしましょう。1,000通貨ずつ買っているとして、損失額はいくらになるでしょうか。

  • 0.9960の買いポジション:96スイスフラン
  • 0.9180の買いポジション:18スイスフラン

ざっくりと円換算しますと、10,000円と2,000円です。

同じ1,000通貨の取引なのに、損失額は5倍も違います。では、損失額を抑えるには、どうすれば良いでしょうか。回答は「高値の買い注文をやめる」でしょう。

しかし、安値だけで買う場合、なかなか取引できません。それでも構わないのですが、自動売買ですから、ある程度の約定が欲しいです。

ゆったり為替の設定【改訂版1】

そこで、以下のような取引設定が考えられます。下は、例です。

  • 0.9920~0.9960の注文を削除
  • 0.9700~0.9900は、40pipsごとに買って40pipsの利食い
  • 0.9680以下は、20pipsごとに買う

この設定にすると、損切りになる場合の損失額を、比較的大きく減らすことができます。ゆったり為替は、このような安全重視の設定を好みます。

しかし、問題があります。この設定を採用すると、約定頻度が落ちると予想できます。下に、チャートを再掲します。

米ドル/スイスフラン レンジで推移していますが、どちらかと言えば、レンジの上の方で推移する期間が長いです。

すなわち、ゆったり為替の修正案を採用すると、約定頻度が少なくてつまらない可能性があります。よって、利食いを楽しむという点も重視した公開設定にしています。

ゆったり為替の設定【改訂版2】

では、ゆったり為替は安全ばかり考えているのか?ですが、そうでもありません。ドカンと大きな利食いも大好きです。

そこで、上の改訂版に追加して、さらに設定を変更してみましょう。2つの変更です。

安値で長期保有の買い

改訂版1で、高値の買い注文を削除しました。すなわち、使用している証拠金が減りました。浮いた証拠金を有効利用しましょう。

具体的には、「0.92~0.94くらいで買って、0.98~0.99辺りで利食い」です。400pips~700pipsくらいの利食いを狙う、ということになります。

公開しました設定は、1回の利食いで30pipsの利幅です。

この長期保有設定が成功する場合、1回の利食いで、公開設定で13回~24回の利食いと同程度の価値があります。

しかも、損切りになっても損失額は大幅に少ないです。損切りレート近くで、少額だけ買っているからです。

採用を検討できる技だと思います。

高値からの反落を狙って売り

次に、レンジの上限あたりで売ることを考えます。

この記事を投稿した時点で、為替レートは買い注文の範囲に位置しています。すなわち、買い注文で利食いを繰り返してくれるでしょう。

すると、証拠金が増えていきます。

レンジが今後も続くなら、為替レートは注文範囲を超えて上昇します。そして、反落していきます。この反落の時に、少しだけ売り注文を実行します。

そして、満足したところで利食いです。

ここでのコツは、「損切りになる場合、今まで得た利食い額よりも十分小さくなるようにする」です。

レンジが終了して為替レートが上に進む場合、売り注文は損切りになります。仮に損切りしても、今までの獲得額よりも十分小さくしておけば、全く痛くありません。

逆に為替レートが下落する場合は、利食いできるので満足です。

これも、採用を検討できるでしょう。

為替レートが上限を超えて、再び下落する時のテクニック

ここで、為替レートが注文の上限を超えた状態から、再び下落に転じる際のテクニックをご案内します。

下の月足チャートの右端に、下向きの長い直線を書きました。レンジの中で上下動しますから、この動きになる可能性もあります。

トライオートfx

すると、高値で約定した買い注文は、利食いできないまま長い時間を過ごさなければならないかもしれません。

それ自体は、問題ありません。スワップポイントをもらえますし、最終的に利食いできればOKです。

ところが、下落の勢いがありすぎて、最も安値の注文のさらに下に突き進む可能性も、なくはありません。

この場合、損切り決済します。

今までの利食いと、スワップポイントの蓄積があります。損切りする場合、損になるか証拠金が増えるか。それは、下の二つのどちらが大きいか?次第です。

  • プラス:今までの利食いとスワップポイント獲得額の合計
  • マイナス:損切り額の合計
含み損を減らすテクニック

ここで、マイナスを減らす方法があります。ゆったり為替が実際に使っている方法であり、実績を見ると、とても有効です。

為替レートが発注範囲の上限を超えたら、高値にある買い注文のいくつかを停止します。その後、為替レートが、停止した注文のさらに下に反落したら、停止した注文を再稼働します。

図で示すと、以下の通りです。

青の曲線は、為替レートの動きです。赤丸は、買い注文の位置です。そして、赤枠は、買い注文の発注範囲全体を示す枠です。

為替レートが、発注範囲を超えて上に進んでいる様子を示しています。

チャート

為替レートが買い注文の上限をしっかり超えたら、最も高値に近い注文を、いくつか停止します。下の図の通りです(ここでは、1つの注文を停止しています)。

すると、再び為替レートが下落するとき、高値の1つは約定しません。すなわち、為替レートがその後下落を続けても、含み損を抑えることができます。

チャート

為替レートが下落したら、高値の注文を再稼働します。

為替レートの下落後、反転上昇する場合は、再稼働させた買い注文が約定しますので大丈夫です。利食いを期待します。

  • 下落を続ける場合:含み損を抑えられる
  • 反転上昇する場合:利食いできる

ゆったり為替自身、この方法を常に使っています。過去の実際のトレードにおいて、このテクニックを使って含み損を小さくしてきました。

また、このテクニックを使って利食いを何度も逃してしまった、という経験はありません。お気に入りの技術です。

これを実行するには、「注文の一部だけ停止・再稼働」ができることが必要です。トライオートFXを使うと、このテクニックを実行できます。

改訂版を公開しなかった理由

ここまで読み進んだ読者の皆様は、以下の感想を持つかもしれません。

改訂版の方が損失額が小さく、しかも、大きく利食いできそうだ。さらに、売りでも取引できる。では、なぜ改訂版を公開しなかったのだろうか?

理由は、いくつかあります。以下の通りです。

  • 約定頻度が小さいと、つまらないと感じる可能性
  • 為替レートの動きに対応して行動できるか
  • 少々ややこしい

米ドル/スイスフランが、今までと同じような値動きをする場合、0.9700~1.000辺りに注文を多く設定すると、たくさん約定します。

この範囲の注文を削除すると、面白くないと感じるかもしれません。そこで、発注数量を減らしていません。

安全と同様に、約定頻度も重視した結果です。

また、安値で買ったり、高値で売ったりするのは、裁量取引です。自動売買は難しいと感じます。

例えば、高値で売る場合、為替レートが上昇しているときに売るのではなく、高値から反落した場面を狙います。この取引は、自動売買での設定が困難です。

上昇中に売っても良いですが、損失リスクが多少高くなると予想できます。

また、為替レートによって発注内容を細かく変化させると、ややこしいです。さらに突っ込んで取引しようと思えば、為替レートの動きに応じて売買設定を変える方法もあります。

ところが、ゆったり為替のようにFXに没頭する人は、ごく一部でしょう。ゆったり為替の基準を、皆様に押し付けるようなことがあってはいけません。

そこで、少しでも分かりやすい設定を、と心がけました。

公開した設定を修正可能

ちなみに、トライオートFXで公開しました取引設定は、皆様ご自身の手で自由に変更できます。

この柔軟性も、トライオートFXの特徴です。

そこで、この記事をご覧いただき、修正案の方が良いなと考える場合、皆様ご自身の手で修正をお願いします。

修正自体は、簡単です。

ゆったり為替の設定を選んで稼働した後、高値の注文のいくつかを稼働停止にするだけです。稼働停止は簡単です。

取引設定の一時停止・再稼働方法

下の管理画面で、白枠で囲った注文を一時停止したいとしましょう。この場合、一番左の赤い丸(矢印部分)をクリックするだけです。

色が灰色になりますので、稼働停止したことが簡単に分かります。

トライオートFX

これで、発注しなくなります。再稼働したいと思えば、もう一回クリックするだけです。実に簡単です。

ここで注目したいのは、注文設定そのものを削除していないことです。

注文をやめるためには、設定を削除するのが一般的です。ところが、トライオートFXの場合は、注文設定を維持したまま、クリック一発で稼働と停止を選択できます。

稼働停止したかったら、1回クリックでOK。再稼働したいときも、1クリックでOK。極めて便利です。

ゆったり為替は、この機能をありがたく使わせてもらっています。

2020年の米大統領選挙

今回の設定は、半年から1年程度を見据えたトレードを想定しています。その間に確実に起きると分かっているイベントで最大のものは、米大統領選挙でしょう。

米大統領選挙期間中も、米ドル/スイスフランは安定したレンジを継続してくれるでしょうか。

将来の値動きを確定的に読むことはできませんが、過去の実績を確認することはできます。そこで、前回2016年の値動きを見てみましょう。

下は、2015年~2019年の値動きです。すなわち、2016年が含まれています。レンジ内に収まっていることが分かります。値動きだけ見ると、どこで選挙があったのか分かりません。

米ドル/スイスフランのチャート

さらに前の、2012年の米大統領選挙のときの値動きも確認しましょう。下の週足チャートは、2012年の米ドル/スイスフランです。

安定した値動きになっていることが分かります。

米ドル/スイスフランのチャート

過去2回の値動きを元にして考察しますと、2020年においても、安定した値動きになってくれるのでは?と予想することができます。

ただし、これは予想にすぎません。そこで、為替レートがどうなったら損切りするか、事前にじっくりとシミュレーションしましょう。

米ドル/スイスフランが0.91台の前半にしっかりと届くときに損切りすることを想定して、注文を作りました。

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