みんなのリピート注文

顧客人気度やトレード成績の分析【みんなのリピート注文】

様々なFX業者が、リピート系注文のサービスを展開しています(リピート系注文とは、トラリピに代表されるトレード手法です)。

すると、通貨ペアの人気度や、他のトレーダーの状況が気になるかもしれません。

そんな時に便利なのが、みんなのリピート注文です。顧客や損益状況について、いろいろ情報を提供してくれます。

みんなのリピート注文

下の表は、トレイダーズ証券の「みんなのリピート注文」から、一部の情報を抜き出したものです。

過去1年分のデータ取得日は、2020年1月3日です。この表を見ながら、通貨ペアの人気度や損益状況を確認しましょう。

なお、表の見出しの意味は、以下の通りです。

  • 通貨ペア:通貨ペアと、買いと売りのどちらなのかを示しています。
  • 合計損益:1ロット(1万通貨)あたりの金額(円)です。
  • 取引回数:1年間に取引した回数です。
  • セレクター:実際に取引している人数です。
通貨ペア合計損益取引回数セレクター
MXNJPY買+13,40640回641人
TRYJPY買+67,85854回622人
USDJPY買+194,19483回368人
ZARJPY買+39,98377回251人
NZDJPY買+239,314101回199人
AUDJPY買+265,640109回187人
CADJPY買+235,52894回181人
AUDNZD売+74,16177回69人
USDJPY売△243,01274回39人
TRYJPY売△78,34148回38人
AUDNZD買△220,47159回28人
AUDJPY売△466,70685回15人
NZDJPY売△547,85486回15人
CADJPY売△353,37882回11人
ZARJPY売△91,64264回8人
MXNJPY売△46,13234回8人

みんなのリピート注文を簡潔におさらいしますと、以下の通りです。

通貨ペアは8種類です。それぞれについて、買い注文と売り注文ができます。よって、全部で16種類から選べます。

例えば、米ドル円の買いでリピート系注文をしたいと思えば、選択肢は1つです。迷うことはありません。

すなわち、初心者にとって分かりやすいツールだと言えます。

セレクター

上の表は、セレクターが多い順に並べています。セレクターとは、実際に取引している人数です。

すなわち、上に表示されているほど人気の通貨ペアということになります。

最も人気が高いのは、MXNJPY買、すなわち、メキシコペソ円の買いです。641人が実際に取引しています。

逆に、不人気なのは、MXNJPY売、すなわち、メキシコペソ円の売りです。8人しかいません。

同じ通貨ペアでも、買いか売りかによって人気度が全く異なることが分かります。

すなわち、特定の通貨ペアに人気が集まっているという場合、より正確に把握しようと思うなら、買いか売りか?まで調べる必要があると分かります。

通貨ペア

通貨ペアを上から順に眺めてみますと、いくつかのことが分かります。

  • 高金利通貨ペアが上位
  • スワップポイントがプラスになる通貨ペアが上位

人気1位はメキシコペソ円の買い、2位はトルコリラ円の買いです。セレクター数を見ると、この2つが群を抜いて多いことが分かります。

この2つの通貨ペアは、高金利通貨ペアです。

なお、4位を見ますと、南アランド円があります。上位4つのうち、高金利通貨ペアが3つを占めていることが分かります。

また、取引できる選択肢は16ありますが、上位の8つは、全てスワップポイントがプラスになっています。

スワップポイントがマイナスになるのは、不人気だと分かります。

下は、セレクター数のグラフです。人数の多い順です。グラフで見ると、通貨ペアの人気がはっきりと分かります。

セレクター数

顧客は、7位までに集中していることが分かります。

すなわち、「円を含む通貨ペアで、スワップポイントがプラス」が人気です。

合計損益と取引回数

トレードをする目的は、より大きな収益の獲得です。よって、取引回数はどうでも良いと言えなくもない情報です。

しかし、利食いすると嬉しいです。この楽しさも、FXの目的の一つに含めても良いかもしれません。

合計損益を見ますと、傾向がはっきりと分かります。すなわち、上位半分は、全てプラスです。

では、上位半分の通貨ペアの特徴は何か?と言えば、スワップポイントがプラスになっていることです。

ちなみに、各通貨ペアで合計損益が大きく異なりますが、これは為替レート水準の影響が大きいです。

例えば、メキシコペソ円を1万通貨買うとき、取引額は5万円台です。その一方、米ドル円を1万通貨買えば、取引額は100万円を超えます。

これだけ差があれば、1ロット(1万通貨)あたりの合計損益も差がついてきます。

値動きが小さなレンジ相場

では、リピート系注文で成功するには、常にスワップポイントがプラスになっている方が良いのでは?という疑問が出てきます。

これについては、「常に」というわけではないでしょう。

上の表は、1年間のデータです。すなわち、2019年です。下は、米ドル円の1年間の週足チャートです(トレイダーズ証券から引用)。

このチャートは、2019年の値動きの特徴を表現しています。

2019年の米ドル円チャート

1年間の安値は104円台、そして、高値は112円台です。その差は、わずか8円ほどしかありません。

また、1月3日午前7時30分頃を除いて、年間を通して値動きが乏しい状況が続きました。すなわち、利食い頻度が小さかったということです。

利食い頻度が小さければ、スワップポイントの重要性が高くなります。

よって、昨年1年間において、スワップポイントがプラスの通貨ペアが成績上位を独占することになりました。

また、円高で推移するなら、スワップポイントがプラスでも成績は厳しかったかもしれません。しかし、年間を通してレンジで推移しました。

すなわち、スワップポイントがプラスになる側で取引していれば、仮に含み損になっても、利食いを含めた合計で成績はプラスでした。

2020年もレンジになるだろう、あるいは円安になるだろうと予想する場合は、円売りでみんなのリピート注文をするのが候補になります。

買いと売りの損益合計

なお、上の表は、重要な視点を提供してくれています。

例えば、メキシコペソ円の買いと売りを同時に実行したとしましょう。その場合の損益額を合計しますと、マイナスに沈みます。

  • 買い:+13,406円
  • 売り:△46,132円
  • 合計:△32,726円

これはどういうことか?です。大きな差がついてしまう最大の要因は、おそらく、「わずかな含み益で利食いする一方、含み損ポジションはずっと維持するから」でしょう。

例えば、メキシコペソ円は、5銭の含み益が出た時点で利食いします。一方、含み損は、どこまで大きくなっても損切りしません。

では、リピート系注文は損なのか?ですが、そういうわけではありません。

  • 利食いで得た資金:その後の為替レートがどうなろうとも、金額は変わらない
  • 含み損:為替レートの上下動により、大きくなったり小さくなったりする

この差は大きいです。

極端な例で、リピート系注文のメリットを確認

この差を分かりやすくするために、少々極端な例で考えます。

利食いには上限がありません。すなわち、1回の利食いで1,000円を獲得するという場合、利食い回数が1回なら1,000円、100回なら10万円になります。

1,000回利食いすれば、100万円を獲得できます。上限はありません。

その一方で、為替レートは0以下になりません。よって、メキシコペソ円=5.7円で1万通貨買っている場合、どれだけ円高になっても、含み損は5.7万円よりも大きくなりません。

すなわち、上限があります。

しかも、為替レートの上下動に伴って、含み損は減ったり増えたりします。

  • 確定益:上限なし
  • 含み損:上限あり

ということは、リピート系注文は、長期間取引すればするほど有利ということになります。

逆に、取引期間が十分でない場合は、含み損の影響力が大きくなってしまい、買いと売りを同時に実行すると損しやすくなります。

リピート系注文で成功するには

以上から言えそうなのは、「いかに長期間トレードできるか?」がトレードの成否にとって重要な要素の一つだということです。

短期間のトレードの場合は、相場を読む能力が重要です。短期で一気に利食いして、勝ち逃げします。

長期の場合は、生き残る能力が重要です。生き残れば最終的にプラスになるだろう、という考え方です。

みんなのリピート注文は、長期トレードが得意な仕様になっています。そこで、長期チャートを眺めつつ、取引数量を控えめにして生き残りを目指します。

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