トラリピ検証シリーズの最終回です。今までのまとめを簡単に書きます。
両建てリピート系注文のまとめ
注文設定範囲の狭い両建てリピート系注文
注文設定範囲の狭い両建てリピート系注文は、中級者以上で使い勝手が良さそう。初心者~中級くらいの場合、注文範囲を適切に設定するのが難しそうです。
注文設定範囲が広い両建てリピート系注文
一方、注文設定範囲が広い両建てリピート系注文だと、為替レートがその広いレンジを外れてしまう場合の対応が難しいです。
注文の発注方法を工夫する
高いレートで買わない、低いレートで売らない、売り取引の本数を限定する(売るとスワップポイントがマイナスになる場合)。こうすることで、マイナススワップやレンジ外の問題が軽減します。
両建てリピート系注文の候補になる通貨ペア
両建て取引の候補として、豪ドル/NZドル(AUD/NZD)と豪ドル/カナダドル(AUD/CAD)を考察しました。
豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF)など、スイスフランを含む通貨ペアも候補になります。
豪ドル/NZドルの両建て
AUD/NZDの両建ては、マイナススワップへの警戒が必要です。また、価格変動率(ボラティリティ)が低めです。
注文を3,000pips程度の広さに設定することで、過去の値動きの多くを捉えることができます。
豪ドル/カナダドルの両建て
AUD/CADの両建ては、AUD/NZDに比べてマイナススワップの問題が小さいでしょう。こちらも、ボラティリティが低めです。
3,000pips程度の広さのトラップで、過去の値動きの多くを捉えることができます。
ユーロ/スイスフランの両建て
EUR/CHFもいいかもしれない。
・・・と、今までいろいろ書いてきました。
印象としては、注文範囲の広い両建てトラリピで稼ぐには、今まで書いてきた内容に加えてもう少し工夫が必要だ、という感じです。
注文配置方法、利益の幅など、まだ検討すべき内容が残されています。
では、私は両建てトラリピを実行するでしょうか。買いだけのリピート系注文のほうが楽なので、基本的にはやりません。ゆったりトレード派の私には、のんびりできる買いのみが適しているようです。
しかし、豪ドル/円で5円~10円幅の両建てに挑戦する可能性はあるかな、という感じです。
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