仮想通貨の種類は、あっという間に増えていきます。そしてその中には、価格が100倍のレベルで急騰するものも出てきます。
例えば、下はCAKEの推移です(CoinMarketCapから引用)。公開当時は0.3ドル程度で推移していたのですが、人気化して100倍以上の価格になりました(40ドル超)。
このような仮想通貨で一獲千金を狙おう、というのがこの記事の趣旨です。
しかし、どの仮想通貨がいつ急上昇するか、事前に分かりません。また、次々に登場してくる仮想通貨(=草コイン)を買い集めていると、必要資金が膨大になってしまいます。
そこで、資金コストは一定として、しかし草コインをどんどん確保できる…そのような方法をご案内します。そして多数確保した後、価格が10倍~100倍超になるまで待って、急騰したら売却を狙います。
パンケーキスワップ(PancakeSwap)で草コインを調達
一定の資金で草コインを延々と調達する方法として、パンケーキスワップ(PancakeSwap)を使います。
パンケーキスワップとは
パンケーキスワップはDefiの一種であり、主要機能は分散取引所(DEX)です。
そこでは、DEX利用者が滞りなく取引できるように通貨ペアを貸し出した人に対し、報酬としてCAKEトークンが配布されます。また、CAKE等をステーク(≒預ける)することにより、草コイン等を報酬としてもらうことができます。
CAKEをステークするだけでいろんな種類の草コインをもらえるのはなぜ?ですが、開発者がその仮想通貨を提供してくれるからです。
「草コイン」と書いていますが、仮想通貨開発者は多くの能力と時間を投入しており、大きな成長を期待しています。そして、成功するためには開発した仮想通貨を世の中の人々に知ってもらう必要があります。
そこで、開発者はパンケーキスワップに自社開発の仮想通貨を提供します。
パンケーキスワップ利用者は、仮想通貨をやり込んでいる人々です。そのような人々の間で認知度が高まれば、近い将来にメジャーな仮想通貨になれるかもしれない…というわけです。
もらえる草コインの種類
では、どのような草コインをもらえるか?ですが、この記事を書いている時点で最新の10種類を書き出します。
- pOPEN
- LIEN
- WELL
- DERI
- CHR
- CYC
- XEND
- HGET
- HOTCROSS
- RFOX
世の中に知られている仮想通貨ではありません…だから草コインです。
しかし、1年後にこの記事を読み返した時、「あっ!当時は無料でもらえたんだ!もらっておけば良かった。」というコインが含まれているかもしれません。
もらえる数量
では、どれくらいの数量をもらえるでしょうか。下の例を見ますと、CAKEトークンのステーク金額に対してLIENは年率149.76%、WELLは年率130.74%です。
では、ある特定の草コインに狙いを定めたら、CAKEを何年もステークしてもらい続けることができるでしょうか。残念ながら、それはできません。その理由は、下の画像の矢印部分の通りです。
これは、配布終了まで残り何ブロックか?という数字を示しています。
CAKEは仮想通貨ですから、定期的にブロックが作られていきます。その速度は一定ではありませんが、数字の減り方を見ていると、概ね数秒に1ブロックです。
仮に2秒で1ブロック作られるとすると、24時間で作られるブロック数は43,200です。上の赤枠部分を見ますと残りブロック数は83万くらいですから、残り時間は20日弱ということになります。
期限が到来すると、それ以降はもらうことができません。
ただし、次から次へと新しい草コインが登場してきます。そこで、期限が到来して手元に戻したCAKEを使って、別の草コインを獲得できます。
一獲千金の方法
以上の前置きを踏まえて、一獲千金の方法を考察します。
step
1準備
まず資金を準備して日本の取引所でビットコインを買い、バイナンスに送付し、大半のビットコインをCAKEと交換します。また、パンケーキスワップでの手数料支払い用に、5,000円くらいはBNBと交換しておきます。
入手したCAKEとBNBをパンケーキスワップに送ったら、準備完了です。
(この辺りの手順は、後日記事化したいと考えています。手順は他ブログ等に多数掲載されていますので、そちらをご覧ください。)
step
2ステーキング
資金を5分割くらいして、自分が欲しい草コインを5種類ほど選び、CAKEをステーキングします。1か月~数か月くらい継続してもらうことができます。
もらった草コインは、口座内で放置しておいてOKでしょう。
そして、配布期間が終わりそうになったら、CAKEを取り出して別の草コイン取得に割り当てます。この繰り返しです。
ちなみに、ステーキングでCAKEをもらうこともできます。一部をCAKE取得に回すことによって、CAKEの数量を徐々に大きくすることができます。
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3売却
そして、価格が10倍~100倍くらいになったら売却です。株式で10倍~100倍を期待していると、永遠に利食いタイミングはやってこないかもしれませんが、草コインの場合は可能です。
ただし、過度に期待するとガッカリすることになります。いくつかが数年後に100倍になったらラッキー!くらいの気持ちで待ちます。
こうして待っている間も、草コインをどんどんもらい続けます。
注意事項
このトレード方法は、考え方としては採用できそうです。
なぜなら、CAKEを繰り返し使って草コインを得られますから、投入すべき自己資金は一定で済みますし、どの取引所にも上場していないような草コインを手に入れられるからです。そして、不要と思えば、パンケーキスワップで換金することもできます。
しかし、注意事項もありますので、いくつか確認します。
急がない
草コインを得るには、CAKEをステーキングして、ひたすら待ちます。ブロックが1つ作られるごとにもらえますが、ある程度まとまった数量になるには時間がかかります。
その時間が待ちきれずに、初期投入金額を倍増したくなるかもしれません。そうしても構いませんが、資金量を倍増すると、損失リスクも倍増することになりますから注意が必要です。
価格が上がらない草コイン
獲得した草コインは、口座内で寝かせておきます。数年後、期待通りに価格が上昇するかもしれませんが、鳴かず飛ばずで全くダメだという場合もあるでしょう。
平均的に見れば、期待外れという場合の方が多いのでは?と思います。
そこで、価格が上がらなくても焦らずにのんびりと待つ姿勢が必要です。待った結果、2021年前半のような大相場がやってきたら、あらゆる仮想通貨の価格が上昇する可能性があります。
その時を楽しみに待ちます。
電子ゴミになる場合
電子ゴミになるとはすなわち、無価値になってしまうことです。
パンケーキスワップでは数多くの草コインを取引できますが、ほぼ取引されずに放置され続けるようなものは、やがて取引可能通貨から削除されてしまいます。
そうなったら、ハズレを引いたということで諦めます。この記事の例では同時に5つの草コインを収集していますから、そういうものに当たってしまうこともあるでしょう。
しかし、ハズレを引く可能性と同時に、大当たりを引く可能性もあります。これに期待します。
また、宝くじと違って、外しても自己資金(CAKE)は失われません。このメリットは大きいです。
パンケーキスワップのリスク
なお、パンケーキスワップ自体にもリスクがあります。Defiは世界的に見ても新しいサービスですから、これは止むを得ません。
リスクの詳細につきましては、下のリンク先記事でご確認いただけます。
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Defi(パンケーキスワップなど)のリスクと対処法
ただ今、ゆったり為替はパンケーキスワップ(PancakeSwap)やヴィーナス(Venus)などの分散型金融(Defi)に多くの時間を投入しています。 そこで、これらのリスクと対処法について概観します ...
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まとめ
以上、一獲千金の草コイン投資法を考察しました。
この投資法は、今日始めて明日儲かるという性質のものではありません。待ち時間は年単位になるかもしれませんが、成功すれば大きな利食いを期待できます。
よって、採用すると決めたら、長期運用と割り切って気長に待ちます。
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