ゆったり為替にスキャルピングを披露してくれた名人は、デイトレード手法も持っています。これがまた、いい感じで利食いしています。
一体どうなっているの?という感じですが、ゆったり為替はメンタル面が原因でマネができません。
そこで、許可を得た範囲で、その手法の概要をご案内します。詳細につきましては、彼がトレード手法を発売します。それまでお待ちください(勝手に書くと叱られること間違いなし)。
MACDのダイバージェンスでデイトレード
その手法は、MACDのダイバージェンスを使う方法です。
スキャルピング名人のスキャルピング手法は、お世辞にも簡単だとは言えません(ゆったり為替だから、そう感じるだけかもしれませんが…)。
しかし、MACDのダイバージェンス手法は、比較的容易に理解できます。
ダイバージェンスとは
そこで、MACDのダイバージェンスを確認しましょう。下のチャートは、ユーロ/円の週足です。ヒロセ通商からの引用です。
デイトレードの話なのですが、記事を書いている時点で、ちょうど良いチャートが見つかりませんでした。週足でも機能しますので、ここは週足で確認しましょう。
上のチャートに補助線を追加したものが、下のチャートです。下のチャートで、ダイバージェンスを確認します。
ローソク足は、波打ちながら動いていきます。赤線1は、上昇トレンドになっている為替レートの山と山を結んだ線です。
上昇トレンドですから、傾きがプラスになっています。
一方、赤線1に対応する部分のMACD(赤線2部分)を見ますと、傾きがマイナスになっています。この逆行現象をダイバージェンスと呼んでいます。
その後の値動きは、白線3の通り、下落しやすいと言われます。
何だ、簡単だな…とはいかない
上昇トレンドのローソク足の高値と高値を結ぶと、傾きはプラスになりやすいでしょう。上昇トレンドだからです。
そして、その状況でも、MACDの傾きはマイナスで推移することがあります。理由はどうあれ、上昇の勢いが弱まっていると判断します。
その後は下落しやすい…。恐ろしく簡単だな!と言いたいところですが、簡単ではありません。
ダイバージェンスの取引ルールには、もう少し追加があります。
ゆったり為替の場合、メンタルが中長期向きなのでダメですが、短期トレードのメンタルを持っている人や、これから訓練を積もうという場合、メリットがありそうな方法です。
分かりやすいので、いい感じです。
ダイバージェンスの名称
なお、ここでは「ダイバージェンス」という言葉を使っていますが、MACDのダイバージェンスには、いくつもの呼び方があります。
MACDの原著を読んでいないので、どれが正確なのか分かりません。
そこで、スキャルピング名人が使っている言い方で、名称と値動きパターンを確認します。2つです。
ダイバージェンス
スキャルピング名人の手法で使うダイバージェンスは、上の解説の通りです。
上昇トレンドで、チャートの山と山を結びます。その傾きは、多くの場合プラスでしょう。そして、その値動きに対応するMACDを見ると、傾きがマイナスです。
この状態を、ダイバージェンスと呼んでいます。
コンバージェンス
似たような言葉と内容ですが、「コンバージェンス」という単語も使っています。これは、ダイバージェンスの逆です。下のチャートで確認しましょう。
米ドル/円の30分足です。
チャートの左側は、下落トレンドです。そして、赤線1は、安値と安値を結んだ線です。下落トレンドですから、傾きはマイナスの場合が多いでしょう。
そして、赤線1に対応する部分のMACD(赤線2)を見ますと、傾きはプラスになっています。
為替レートは下落だけど、下落の勢いはそろそろなくなりつつあるかもよ?という状態です。そして、白線3の値動きでドカンと上昇です。
「ダイバージェンス=取引する」はダメそう
今の説明ですと、「ダイバージェンス=売り」「コンバージェンス=買い」で楽勝に見えてしまいます。
しかし、これを実行すると、損するのでは?と思います。上のチャートは、今回の説明に都合の良いものを選んでいるから、楽勝に見えるだけです。
スキャルピング名人の手法でなくても構わないとは思いますが、このダイバージェンスやコンバージェンスに加えて、さらに何か補強材料が必要だろうと思います(この点について、ゆったり為替は研究しませんが…)。
自分で研究して正解を見つけるよりは、既に成功している人から教えてもらった方が、時間と精神力の節約になります。
というわけで、発売を待ちましょう。発売後、許可を得た範囲で詳細に書きたいと思います。おそらくですが、「ゆったり為替なら、パラメータ以外何でも書いて良し」と言ってもらえそうです。