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FXで勝つ人と負ける人

勉強の仕方【FX】

2019年2月10日

FXの勉強の仕方は、いくつかあるでしょう。

そこで、ゆったり為替がたどってきた回り道と、本来ならばこの方がいいよ、という理想形の2つを考えてみます。

ゆったり為替の勉強の仕方

ゆったり為替が本腰で勉強を始めたのは、2007年です。FXで生活できると確信し、その後も1年我慢して働いて、2013年に退職しました。

すなわち、5年~6年も勉強したことになります。とても長い期間です。

そこに至る流れは、以下の通りです。

FXを始めた当初

FXを始めたのは、確か2004年頃です。もう15年も前になります。どうやって勉強して良いのか、全く分かりませんでした。

本屋に行けば、トレード本があります。しかし、どれが良いのか分かりません。「簡単に儲かる」「これで勝てる」といった言葉が並んでおり、怪しくて読む気になれなかった記憶があります。

そこで、インターネットで調べることになりました。

当時(2004年~2007年頃)は、スワップ派全盛時代だったといえるでしょう。どのブログもFXサイトも、判を押したように「スワップ派最高!」と書いていたような気がします。

とにかく米ドル/円を買って持てばOK。あとは放置しておけば、スワップポイントが勝手に入ってくるし、勝手に含み益になるし、言うことなし!という具合です。

簡単に儲かるという話に警戒していたのですが、実際に、円安になりましたし、米ドル/円のスワップポイントは、1万通貨あたり100円~160円という時代でした。

それが1年以上続くと、自分もスワップ派最高!となります。

ガッツリと米ドル/円を買い込み、自分もトレーダー気取りです。このころの勉強の仕方は、「ブログやFXサイトを参考にした勉強」だったと言えます。

勉強というよりも、「煽りに乗った」という表現の方が正確です。

しかし、2007年のサブプライムローン問題から、雲行きが怪しくなりました。2008年のリーマンショックを待つまでもなく、ゆったり為替は大きな損を計上して、FXから退場の危機になりました。

そのころ、「スワップ派最高!」と言っていた数多くのブログ等は、いつの間にか消え去っていました。

「マジか…」という感じです。

ここに至って、「インターネットの情報はアテにならない」と身に染みて感じることになりました。高い授業料です。

独学が始まる

インターネットの情報が頼りにならないなら、自分で勉強するしかないという結論になりました。

すなわち、独学です。

FXの書籍は、1冊に絞りました。ラリー・ウィリアムズの『相場で儲ける法』です(現在は廃版のため、入手困難かもしれません)。少なくとも10回は読み返したと思います。

そして、2000年くらいからの日足のヒストリカルデータを手に入れて、エクセルでひたすらバックテストを繰り返しました。

ゆったり為替は仕事でエクセルを使うことが多く、幸運にもエクセル関数を使うことができました。

ただし、エクセルのセル一つ一つに計算式を入れ込みます。その数が多いので、エクセルファイルが簡単に何十メガバイトにもなってしまいます。

今の高性能PCとは異なり、何十メガもあると、エクセルを立ち上げるだけでも時間がかかります。そこで、いくつかに分割してバックテストを繰り返しました。

100のパターンを検証すると、「これはイケるかも?」というのが5つくらい見つかります。そして、その5つを精査すると、たいてい全滅です。

1つもトレードに使えません。1つ使えるパターンが残れば、ラッキーです。

正確には、100も検討すれば1つくらいは残ります。しかし、自分の生活スタイルに合わないなど、結局は使えないという結論になることが珍しくありませんでした。

というわけで、このころのゆったり為替の勉強の仕方は「独学」でした。

マスコミともサヨウナラ

勉強を進めるにつれて、マスコミの情報もいい加減だと気付くようになりました。

「そもそも、テレビの前で偉そうに解説している彼らは、本当にFXや株で稼いでいるのか?」です。

本当に稼いでいるのなら、会社の従業員として働くのは意味不明だと気付きました。ゆったり為替は、会社の苦痛から早く解放されたいと考えていました。

「本当は彼らは相場で稼げないのであり、視聴者に取引してもらうために情報提供している営業社員に過ぎない」と考える方が合理的だ、と思うようになりました。

こうして、マスコミからも離れ、ゆったり為替の勉強の仕方は、完全に独学になりました。

遠回りを余儀なくされる

こうして、ゆったり為替は1から勉強してきました。

この方法は、とても有効です。ダメな方法が分かるからです。ダメな方法が、データとして蓄積されます。頭にも残ります。

この種の情報は、インターネット上にありません。自分だけのデータです。

しかし、デメリットも大きいです。それは、時間がかかりすぎることです。ゆったり為替は、結局5年~6年も要することになりました。

上の文章では書いていませんが、MT4でもバックテストを繰り返しました。特に、リピート系注文のバックテストでMT4を多用しました。PCを複数台使い、ひたすらバックテストです。

その他にも、ひたすらチャートを眺めるという方法もやりましたし、A3の紙に手書きでチャートを描き続けるという方法も採用しました。

具体的には、ポイント・アンド・フィギュアを紙に描き続けました。

あまりにたくさん描いたので、ローソク足を見れば、勝手に脳内変換してポイント・アンド・フィギュアのチャートを脳内で見ることができます。

今から思えば、良い経験でした。しかし、時間がかかりすぎます。この勉強の仕方は、どうしようもない欠点を抱えています。

ひたすらバックテストしたメリット

こうしてバックテストを繰り返すと、良い点もあります。それは、インターネット上の「ウソ」「誤り」が分かるようになることです。

「断定はできないけれど、これは怪しいな…」というのが、分かります。断定できる場合もあります。「ウソ書くなよ!」という感じです。

そういうのを見るのが嫌なので、今は他のFXサイトやブログを全く読んでいません。

おすすめの勉強の仕方

では、どんな勉強の仕方をおすすめするか?です。

ゆったり為替の経験を踏まえるなら、「実際にFXで勝っている人に、直接教えてもらうのがベスト」です。

勝っている人のマネをすればOKですから、余分な回り道をする必要がありません。ゴールに向かって一直線で進めます。

ただし、これには2つの問題があります。

  • 実際に勝っている人をどうやって探すか?
  • その人の手法は、自分の性格等に合っているか?

この2つは、とても大きな問題です。簡単に解決できません。

どれだけ素晴らしい先生が教えてくれても、自分の性格などがその方法を受け入れない場合は、どうしようもありません。

さらに、教えてもらえる環境を見つけること自体が難しいです。この点、学校(小・中・高校)の方が楽勝です。先生もいるし、教科書も問題集もあります。

これらを踏まえ、ゆったり為替は、ブログで長期トレードを中心に書いています。

短期トレードは、難しいです。長期トレードの場合は、覚悟を決めれば何とかなる分野だと考えています。

ゆったり為替自身の苦い経験を踏まえて、煽る文章を控えています。また、負けた時は正直に負けたと書いて、読者の皆様に有用な情報を提供したいと考えています。

ただ、当ブログのスキャルピング記事は、アクセスをたくさんいただいています。ありがとうございます。

ニーズがあるのは明らかなので、スキャルピングの記事も重視したいと思います。

次善の策

上の方法はベストなのですが、一般的には実現が難しいです。そこで、次善の策を考えます。

FX雑誌『FX攻略.com』で手法を公開しており、かつ、youtubeやブログ等で手法を細かく分析したり公開トレードしている人の場合、参考にできると思います。

ゆったり為替は、雑誌『FX攻略.com』で連載させていただいています。執筆者の手法は千差万別です。すなわち、そのうちの一つくらいは、自分にとって適している可能性があります。

その方法を探して、勉強するのです。

FXで先生に直接指導を受けようとすれば、大きなお金がかかるでしょう。しかし、この方法ならば、安く済みます。

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