岡三オンラインのシステム「岡三RSS」を使うと、日本株、くりっく365、くりっく株365のヒストリカルデータをエクセルにダウンロードできます。
すると、こんな調査(バックテスト)が可能になります。
日経225と、為替レートの比較
- 米ドル/円が円高、円安になると、日経225はどう動く?
- 米ドル/円が円高、円安になると、個別銘柄の株はどうなる?
- ユーロ/円の場合はどうだろう?
米ドル/円が円安の時は、日経平均株価も上昇しやすいことが、感覚的に分かります。しかし、その感覚は正しいでしょうか。
そして、円安と日経平均の上昇が同時に実現する確率は、何%くらいでしょうか。
岡三RSS(エクセル)を使えば、こういったバックテストが可能です。
為替レートと個別株の関係を調べることもできます。輸出依存度が極めて高い銘柄は、為替レートの動きに敏感に反応するかもしれません。
また、少し違う視点でバックテストをすることも可能です。
日付をずらして比較
- 米ドル/円が円安になったら、翌日の日経225はどうなる?
- 日経225が上昇したら、翌日の米ドル/円はどうなる?
「円安になる日の日経平均は上昇しやすい」というデータが正しいとしても、意外に使いづらいと思います。
といいますのは、今日は円安だと分かったときには既に、日経225も上昇しているということだからです。そこで、1日ずらしてバックテストです。
1日ずらしても、トレードに使えそうな特徴があるでしょうか。それとも、ないでしょうか。ゆったり為替は既に調査済みですが、敢えてここでは公表しないでおきます。
皆様ご自身で検証してみましょう!
さらにさらに、こんな調査もできます。
日経225と日経平均株価
日経平均株価は、平日の午前9時~午後3時の取引だけで日足が作られます。一方、くりっく株365の日経225は、ほぼ1日中取引可能です。
すなわち、日経平均と日経225は日足の形が異なります。
例えば、バックテストの結果、こんな感じだったとしましょう(これは例ですので、適当に書いています)。
こういうバックテスト結果が出た場合、以下のトレード手法を考えられます。
「米ドル/円が円安で日経平均株価も上昇したら、その夜の日経225は買いで勝負だ!」…これは有効だと言えそうでしょうか。それは、バックテストの結果次第です。
ちなみに、この種のバックテストを100通り実行しますと、最終的にトレードで使えそうだなというパターンは、1つ見つかればOKという感じです。
ほとんどの検証はハズレになりますので、根気よくバックテストを続けましょう。
岡三RSSでダウンロード&バックテスト可能
岡三RSSとは、エクセルです。エクセルに機能を追加したものが、岡三RSSです。
岡三RSSででダウンロードできるのは、日経225(くりっく株365)のヒストリカルデータであり、日経平均株価そのものではありません。
そこで、ヤフーファイナンスなどから日経平均株価のデータをコピーする必要があります。
ゆったり為替がコピーしてここで公開するのは問題があるかもしれませんが、皆様が個人利用目的でコピーするのは構わないでしょう。
そこで、岡三RSSでこの3つ(米ドル円、日経平均株価、日経225)を比較しますと、面白い結果が出るかもしれません。
なお、米ドル/円でなくてユーロ/円だったらどうでしょう?あるいは、ユーロ/米ドルだったら?
こう考えると、バックテストのパターンは広がっていきます。
これらのバックテストについて、詳細を公開したサイトはないのでは?と思います。無料で公開するのはもったいないからです。そこで、皆様自身でバックテストしてみてはいかがでしょうか。
岡三RSSはエクセルですので、エクセル関数を使ってバックテスト可能です。
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