あるトレード手法で取引する場合、実際にどれくらいの成績を挙げられるか?というのは、重要な関心事です。
そこで、鹿子木健(かなこぎ・けん)さんに、ご自身が公開している勝ちパターンの成績提供をお願いしました。結果、継続的にデータを提供していただいていますので、今回は直近1年分の成績を確認しましょう。
鹿子木さんとは?という場合は、下のリンク先記事でご確認ください。
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FX勝ちパターンのトレード成績【鹿子木健さんの手法】
あるトレード手法で取引する場合、実際にどれくらいの成績を挙げられるか?というのは、重要な関心事です。 そこで、鹿子木健(かなこぎ・けん)さんに、ご自身が公開している勝ちパターンの成績提供をお願いしまし ...
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直近1年間のトレード成績
では、鹿子木さんのトレード成績をご紹介しましょう。なお、成績グラフは、2020年第3四半期(7月~9月)以降、四半期ごとに集計しています(今後も追加していきます)。
勝ちパターン10種類の比較
鹿子木さんの勝ちパターンは、全部で10種類あります。なぜ10個もあるのか、完璧な1種類だけというわけにはいかないのか?といった疑問について、成績を見ていくと理由が分かってきます。
下の表は、勝ちパターン10種類のトレード回数、勝率、損益合計です。この記事で特に言及する部分について赤太文字にしました。
勝ちパターン | 取引回数 | 勝率 | 損益合計 |
1 | 101 | 50.6 | 835 |
2 | 120 | 74.8 | 4,291 |
3 | 3 | 33.3 | -634 |
4 | 39 | 27.0 | -2,284 |
5 | 1 | 100.0 | 20 |
6 | 30 | 68.0 | 802 |
7 | 36 | 45.7 | 754 |
8 | 23 | 33.3 | -681 |
9 | 4 | 50.0 | -189 |
10 | 11 | 87.5 | 626 |
合計 | 368 | 57.3 | 3,540 |
取引回数
まず、取引回数から。勝ちパターン1と2がそれぞれ100回以上と大活躍の一方、勝ちパターン5は1回しか登場していません。その他、1年かけて3回~4回しか取引していない(成績も良くない)という勝ちパターンもあります。
すると、登場回数が少ない勝ちパターンについては学ぶ必要がないのでは?という疑問が出てくるかもしれません。この疑問が正しいなら、勝ちパターン1と2だけ勉強すれば良いということになります(損益合計で見ても、1と2だけの方が良好)。
しかし、この考え方でトレードすると、どこかで後悔することになるかもしれません。なぜなら、上の成績は直近1年間に限った成績だからです。
相場は常に変化しており、これから1年間の値動きは過去1年間とは異なる値動きをします。すなわち、直近1年間は勝ちパターン1と2が良い年でしたが、来年1年間はどうでしょうか。それは、やってみなければ分かりません。
鹿子木さんが長期間に渡って10個の勝ちパターンを維持している理由は、ここにあるでしょう。
直近1年間で不調だった勝ちパターンは、今後1年間で活躍する可能性があります。逆に、勝ちパターン1と2が期待通りにならない可能性もあります。しかし、合計でプラスの成績を維持します。
合計でプラスの成績、これが最も重要です。これを実現するために、どのような相場になっても対応可能な10の勝ちパターンが存在すると言えるでしょう。
勝率
勝率は年間合計で57.3%です。この数字は、スイングトレードとして満足できる水準です。
- 勝率:50%以上
- プロフィットファクター:1以上
上の2つを同時に満たしていれば、資産は勝手に増えていきます(プロフィットファクターとは、総利益を総損失で割った数字です)。
正確には、勝率が1%でもプロフィットファクターが1を上回っていれば資産は増えていきますが、私たちは感情を持っていますので、あまりに勝率が低いと精神的に参ってしまいます。よって、50%以上欲しいです。
ちなみに、10の勝ちパターンの長期的な勝率は60%台半ばです(メデュ1周年記念イベントでの鹿子木さん談)。スイングトレードで勝率60%台半ばというのは、とても素晴らしい成績です。
なお、下のグラフは、直近1年間の勝率推移です(四半期ごとに集計)。特定の期間に成績が飛びぬけているというわけでなく、比較的安定していることが分かります。
損益合計
次に、損益合計です。勝ちパターンごとに差が大きいことが分かります。勝ちパターン1と2の活躍で、年間合計は3,540pipsのプラスとなりました。
勝ちパターン4が足を引っ張っていますが、どの勝ちパターンが良好でどれが不調かというのは事前に分かりません。そこで、10個すべてで取引して、全体としてプラスならOKという姿勢を維持します。
そして、下は直近1年間の損益推移です。最後の四半期で成績を落としたことが分かりますが、メデュ1周年記念イベントでその理由が解説されました。
ゆったり為替なりに要約しますと、以下の通りです。
積極的に取引するとは、すなわちより大きなリスクを取るということです。よって、成功すれば資産が大きく増えますし、期待通りでなければ資産が減ります。
ここでは、年間合計で維持すべき利益水準を割り込まないというのが重要です。
以前、ゆったり為替は機関投資家のプロトレーダーと意見交換したことがありますが、彼も同じようなことを話していました。
「11か月経過時点で年間目標を達成している場合、12か月目は大きくポジションを取る。ただし、そこで損しても年間目標を割り込まないようにする。こうすれば、損しても目標達成で業務評価は良好、成功すれば報酬がジャンプアップする。」という趣旨です。
一定の取引を続ける方が好みだ、という場合もあるでしょう。これはトレードする人が自由に調整できます。
集計上の注意点
なお、上の成績を確認するにあたり、注意点があります。
それは、分割エントリーと分割決済の扱いです。仮に、取引したい全数量で一気に取引を始めて、決済も全数量を一気にできれば、集計は楽です。
ところが、相場はどのように動くか事前に分かりませんので、分割して取引を始め、同様に分割して決済します。分割してもしなくても全体で1回の取引ですが、これを正確に計測するのは労力がかかりすぎます。
そこで、分割取引はそれぞれ別のトレードとして扱っています。
これを踏まえて、下のトレード回数のグラフを確認しましょう。鹿子木さんの勝ちパターンは主にスイングトレードですが、各四半期(3か月間)で取引回数が100回前後と多くなっています。
これは、分割トレードを反映しています。
実際の(体感的な)トレード回数は、この数字の数分の1くらいになるでしょう。
鹿子木さんの手法を勉強するには
以上のデータを概観した結果、鹿子木さんの手法を勉強して自分もFXで成功するぞ!という皆様は、鹿子木さんの会社(株式会社メデュ)のホームページで詳細をご確認ください。
リンク:株式会社メデュ
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この貨幣を使って「お金とは何か?」を考えていただきつつ、トレードを学んでください。
ちなみに、株式会社メデュの公式サイトから直接契約いただくと、この貨幣を差し上げることができませんのでご注意ください。
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トレードの基本形は日足チャートとボリンジャーバンド。鹿子木健(かなこぎ・けん)さんはこの手法でFXの荒波を乗り越えてきて、今は会社を経営していらっしゃいます。 会社名:株式会社メデュ 株式会社メデュは ...
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