リピート系FX

長期リピート系FXを検討【2021年8月】

年を追うごとに為替レートの動きが小さくなっており、リピート系FXにとって難しい相場になっています。

という状況で、やや円高に振れていて「長期リピート系FXを狙えるかも?」な状態になりましたので、ここでは2つの通貨ペア(豪ドル/円とカナダドル/円)について考察していきます。

豪ドル/円の長期チャート

下は、DMMFXから持ってきた豪ドル/円の長期チャートで、バブル崩壊くらい以降(1991年以降)を表示しています。これを見ますと、見事なレンジとなっており、長期リピート系FXで取り組みやすい形状です。

豪ドル/円の長期チャート

そこで、ゆったり為替は55円~84.80円という巨大な範囲に買い注文をばらまき、文字通り放置して定期収入を得てきました(含み損が嫌なので、85円~108円では取引せず)。

ところが、現在は様子見です。

理由は、ボラティリティがとても小さいためです。2015年くらいまでは、「50銭ごとに1,000通貨買って50銭の含み益で利食い」という設定で1日1回の利食いを目指せました。

しかし、今その設定を採用すると、利食い回数は週1回が中心で2回の利食いもあるかな、という感じです。

すると、トレードに投入している(=リスクにさらしている)資金の大きさと収益の大きさのバランスが悪くなりますので、結果として様子見としています。

ただし、55円~84.80円でなく55円~80円の範囲で取引すれば、リスクにさらす資金を結構減らせますので、豪ドル/円が80円をしっかり割ったら再開してもいいかもなあ…などと考えていました。

そして、直近では79円台です。80円台割れがしっかりと実現したとは表現しづらいですが、いい感じです。

必要な資金量

では、55円~80円で取引する場合、どれくらいの資金が必要でしょうか。25銭ごとに1,000通貨買って豪ドル/円=50円で損切りする場合、必要資金は概ね200万円強です。

最も円高の注文が55円で損切りレートが50円というのは差が大きいように見えますが、取引範囲が55円~80円と巨大なので、損切りレートを54円とすると値動きのちょっとした「誤差」程度で損切りして大損となりかねませんので、安全重視です。

いや、豪ドル/円は54円よりも円高にはならん!という場合の必要資金は、160万円強といった感じです。

そして、50銭の含み益で利食いしますと、1回で500円得られます。

1回500円で200万円強を確保する(資金を2倍にする)には…スワップポイントを無視すると4,000回の利食いが必要。25銭ごとに買うので週4回の利食いとすると、年間利食い回数は200回となり20年かかる。

う~ん、ちょっとしんどいかなあ…と感じるかもしれません。しかし、年率換算すると5%ですし、スワップポイントが追加されます。

また、時々、相場は大波乱になることがあります。そういう相場に遭遇したら、1日で1週間~1か月分の利食いを達成!ということもあります。よって、採用を検討できる設定です。

カナダドル/円の場合

長期リピート系FXを実行できるのは、豪ドル/円だけではありません。そこで、カナダドル/円を見てみましょう。DMMFXは超長期チャートを表示できるのですが、なぜかカナダドル/円は2003年以降のみとなっています。

カナダドル/円の長期チャート

チャート内に90円の部分で補助線を引きました。ここにレジスタンスラインがあると分かりますので、ここまで買い注文を出しても良いのですが、ボラティリティが小さいという問題はこちらも同様ですので、85円までとします。

また、安値ですが、1995年に60円くらいを記録しています。よって、絶対損切りしないという姿勢を採用するなら、安値は上のチャートで把握できる70円前後ではなく、60円を採用します。

こう考えると、取引範囲は60円~85円となり、この差25円は豪ドル/円と同じになります。

よって、必要資金はどちらの通貨ペアでも似たような大きさになります(価格水準が高いカナダドル/円の方が、必要資金がやや大きくなります)。

取引範囲を狭くする場合

ただし、カナダドル/円のチャートを見ますと、リーマンショック後安値は70円弱にとどまっていることが分かります。よって、「あのリーマンショックだよ?その安値を基準にすれば十分でしょ!」という考え方もできます。

この考え方を採用して、「取引範囲は70円~85円で損切りレートは65円付近」としますと、必要な資金は100万円を切ります。

このプランなら、必要資金と収益のバランスが良好になります(あとは、損切りにならないことを祈るのみ)。

取引範囲をさらに狭くすると

こうして考えますと、取引範囲を狭くすればするほど、必要資金は少なくて済みます。これを究極に狭くすると、分割しない裁量トレード(特定の1点でエントリーして、別の1点で決済)となります。

では、裁量トレードで攻めて資金効率を良くしよう!となるのですが…大半の人はFXで損するという現実があり、その現実を打破するため、相場を予想しなくて済むリピート系FXが世の中に登場しました。

よって、リピート系FXの元々の思想は、この記事の前半で検討しているような、ありうる値動き全体に注文をばらまくという内容です。

  • 裁量トレード:相場を予想する
  • リピート系FXの元々の思想:相場を予想しない

そして、元々の思想のままでは面白くないという人々が、リピート系FXのメリットを生かしながら資金効率も追求したい…という感じで取引設定を工夫するようになり、FX会社のサービスもそれに応える内容となり、現在に至ります。

すなわち、現在主流となっているリピート系FXは、裁量トレードと相場を読まないという思想の中間です。

どのタイプのリピート系FXで取引するか

よって、裁量トレードで稼げないからリピート系FXに活路を見出すぞ!という場合、裁量の要素をどこまで残してもOKか考える必要があります。

「裁量は全くダメだ」という自覚がある場合は、この記事の前半でご案内したような設定が中心になります。

「いや、そこまで極端でなくて、多少は裁量の要素を持たせたい」という場合は、トライオートFXの認定ビルダーの皆様がトライオートFX公式サイトで公開しているような、取引範囲が1,000pipsの設定を考えることになります。

「裁量でも勝てそうなんだが、もう少しのところでダメなんだ」という場合は、取引範囲をさらに狭くすることもできるでしょう。

この辺りは、自分の性格や成績を確認しながら考えていきます。

「裁量で稼げるんだが、リピート系FXもしてみたい」という場合は、超長期の設定を採用することになるでしょう。なぜなら、放置で何をせずとも勝手に利食いを繰り返してくれるというメリットがあるからです。

裁量トレードの場合、取引チャンスが来なければ待ち時間が延々と続きます。リピート系FXなら、この待ち時間にもひたすら約定を繰り返してくれます。これは魅力的です。

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